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若い頃に購入した服を50代でどう活かす?キャリア女性のファッション戦略:パーソナルスタイリスト が回答!

働くオトナ女性の服装のお悩み、5月は毎日1日1問ご質問に回答します!
日経WOMANさんの30日チャレンジに挑戦中。
10問目/30日 はこちら

Q10,若いころに購入した服をそのまま着ているが、体形や姿勢、お肌、フェースラインの変化にともない、しっくりこない。
(50代 課長クラス)

==回答ここから==

 ○年前に買った服が今も着られる良い状態でお手入れされていることがまず素晴らしいです。また、サイズも違和感ない範囲で体型キープされているということ。見えない進化や努力があるはずです。

 新しい服を買うよりも、昔の服を今着ても素敵に見せる方が難易度は高いです。しかし、経験を重ねているからこそ、持っておられる上質なアイテム、お手入れをして大事にしておられるもの。鏡の前である程度の着こなしの工夫は必要ですがそれらがある事によって「その人だからこそ」のスタイルを作る助けにもなってくれます。

 ○年前の服は着丈や袖や裾の幅など、微妙なニュアンスが「何か違う」印象になります。特にシンプルな服をジャストサイズできちんと着ようと思うと細かいシルエットが目立つため余計に難しい。アップデートされていない感じがするからです。

 それでも大事な服装、上手に着たい時には。コーディネートの主役を別に決めて、支える名脇役として愛着ある長年の相棒服が支えているように組み合わせできると活かされることが多いです。

 華やかな(そしてこういう時は今の気分が入るように最近買ったアイテムが良いでしょう)目を引くアイテムと、長年相棒のボトムを組み合わせてみる。スカート丈が古いものは足が見える面積に対しても違和感を感じやすいので、ブーツにしたりパンプスでもヒールの高さを変えてみたり、タイツのデニール数や色のニュアンスを変えたり、鏡の前であれこれ試してみてください。

 前開きのシャツワンピースや、透け感素材のシアーコートなどロング丈の羽織りはスカート丈やパンツのシルエットのイメージを変化させるのに便利です。

 もし、長年の相棒服が「主役級」な華やかな色柄である場合はより今に活かしやすいでしょう。それが敢えてチョイスされた良きものであると感じさせるように、今日のコーデのメインに据えて引き立てるアイテムを組み合わせてください。その時にも、シルエットなどがアップデートされた比較的新しいものと合わせるのが良いですよ。

 その服を買った時に仲良かったご友人。今の関係はどうですか?5年、10年と続いているのであれば、それなりの距離感を測ったり気遣いなど知らない間に積み重ねておられることでしょう。そしてかけがえない存在であられることでしょう。友人とは、ずっと昔話をしていても「良い関係」として発展・継続は難しい。服との付き合いも同じ。服も、昔と同じように着ても素敵は続きません。何か、「今」でないと。

 もし、いろんな工夫をするにも新しいアイテムがない、という場合お買い物の優先順位は定番服のアップデートかもしれませんね。シンプルで定番的なアイテムも新しい服には今の気分が入っています。サラッと着るだけである程度形になるのです。そうして新たな服に新陳代謝できたな、と愛着ある相棒とも自然と手放す気持ちになれるのを待っても良いと私は思います。せっかく大事にお手入れをしてお手元にあるのですから。

進化・努力されているあなたに相応しくあなたも、服も、更に活かされますように。

==回答ここまで==

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