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中共ウイルスの新しい変異株「IHU」はワクチンへの耐性がある可能性が高く、今後も新たな変異株の出現が予測不可能である

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IHU変異株(B.1.640.2系統)はオミクロン変異株よりも以前から存在していましたが、米国と英国だけで10万人を超えるオミクロン感染者がいるのに比べ、これまでに確認された感染者はわずか12人です。

フランスの科学者たちは、中共ウイルス(COVID-19)の新しい変異株を特定しました。この変異株は46の変異を有し、そのうち14はウイルスのスパイクタンパク質に存在しています。マルセイユのIHU Mediterranee Infectionの研究者たちは、この新しい変異株を特定し、正式な名称が与えられる前の暫定的なものとして中共ウイルスの「IHU変異株」と名づけました。

「IHU変異株(B.1.640.2系統)」は、マルセイユ近郊でこれまでに12例確認されていますが、他の国では確認されておらず、WHOの調査対象にもなっていません。この変異株はカメルーンへの渡航に関連していると考えられており、カメルーンまたはフランスがこの変異株の起源である可能性があります。


「IHU変異株」とは何ですか?

中共ウイルスの「IHU変異株(B.1.640.2系統)」は、2019年に初めて出現したオリジナルの「原種型」ウイルスよりも遺伝子にいくつかの変化を含むウイルスの変異株です。IHU Mediterraneeの研究者たちは、ゲノム配列の解読を通じて、この系統がオリジナルの変異から「46の変異と37の欠失により、30のアミノ酸置換と12の欠失が生じている」ことを突き止めました。このうち、「N501YやE484Kを含む14個のアミノ酸置換と9個の欠失がスパイクタンパク質に位置している」と、研究者らはmedRxivに投稿したプレプリント論文で明らかにしました。

ゲノム配列の決定は、オックスフォード・ナノポアテクノロジーズのGridION装置を用いて行われ、8時間以内に完了しました。

スパイクタンパク質の変異は、N501YとE484Kの2つで、これはウイルスがヒトの細胞に結合し、感染を可能にする部分であり、N501Y変異はアルファ株(B.1.1.7変異株)で最初に確認され、感染力の増加と関連しています。E484K変異は、ウイルスがヒトの免疫系の抗体反応を回避できる可能性を持つ回避変異です。つまり、E484K変異を持つウイルスの変異株は、たとえワクチンを接種していても、他の変異株よりも容易に個体に感染することができるのです。この変異は、アルファ変異株(B.1.1.7)、ベータ変異株(B.1.351)、ガンマ変異株(P.1)系統に存在しています。

これらの変異の存在は、「IHU変異株」が中共ウイルスの原種型よりも感染力が強く、ワクチンに対する抵抗力が強い可能性が高いことを意味します。


何故これがすべて悪いニュースとはいえないのか?

中共ウイルスの別の超変異株が出現したことは、直ちに懸念すべきことのように思えるかもしれませんが、必ずしもそうであるとは限りません。IHU変異株(B.1.640.2系統)の最初の症例、つまり最初の患者が確認されたのは、11月中旬のことで、オミクロン変異株の特定と出現よりもさらに前のことです。

約7週間で、IHU変異株が特定できたのは、これまで20例未満にとどまっています。フランスは中共ウイルス変異株の監視体制がしっかりしているので、12例しか確認されていない変異株が検出されたわけで、IHU変異株が指数関数的に多く隠れているということは考えにくいのです。

オミクロンの変異株は、短期間のうちに、米国と英国だけで10万人以上に感染しています。オミクロン変異株は、スパイクタンパク質だけでも36個近くの変異があり合計50個の変異を有しています。変異の数が多いだけでは、その変異株が危険であるとは言えません。

IHU変異株はすでにその役割を終えており、現時点では、中共ウイルスの症状が軽いオミクロン変異株と競合する可能性は極めて低いようです。

科学者たちが指摘するように、「IHU変異株」に関して本当に懸念されるのは、新しい変異株が容易に出現し、他の地域にも広がる可能性があることです。

「これらのデータは、中共ウイルスの新たな変異株の出現や海外から特定の地域に持ち込まれることの予測不可能性を示すもう一つの例です」と、研究者は論文で述べています。

原文:


積極護国情報より:

B.1.640の変異株については、昨年の11月16日に下記の記事にて翻訳していましたが、その記事では24人の感染が発見されたとなっていますので、今回の記事で12人となっているのは、B.1.640の変異株がさらに変異を起こしてB.1.640.2と連番が付けられたからなのでしょう。


今回、フランスで発見された「IHU変異株(B.1.640.2系統)」については、恐らく大きな驚異とはならないのでしょうが、中共ウイルスが厄介な点は、この記事にもあるように、変異株が短期間で次から次へと発生し、世界各国へ拡散されやすい点でしょう。

WHOを始めとして、各国の保健機関などが早急に行うべき課題は、先ずは新たな変異株が発生した時の対応であり、新たな変異株が発生した時点で、如何に短期間に、『変異株の拡散力と毒性を特定できる体制』を、各国、もしくは主要国で構築していくのかという点でしょう。

そして、変異株の拡散力と毒性に応じて、発生国や周辺国が行うべき対応を国際ルールとしてWHOなどが決定し、各国への通達を行うべきでしょう。

もちろん、最初の中共ウイルスが、武漢から世界へ拡散されてしまった事実を鑑みれば、そのルールを護らなかった国や組織などに対しては、制裁(事務局長のテドロスを含めて、WHOからの除名)などの罰則も必要かも知れませんが。。。


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