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【常識を覆す】全く違うタイプの学校を作りたい

日本全国の子供たちの気持ち

「あーいやだ、いやだ。
こんな始業式の写真、見せないでくれよー。胸が苦しくなるよ。
体育館、くせぇんだよ。てか、学校全部くせえ!
あの匂いを嗅ぐと
「とうとう学校に来てしまった感」
感じるよな。

暑いのに制服着なくちゃいけないのかー。めっちゃたるいわー。

つまらねー校長の話を聞かされて、ちょっとしゃべっただけで
「ちゃんとしろ」
って注意されるんだよ。
「生徒に聞いて欲しけりゃ、もっと面白い話しろ!」って話だよ。
そして校歌を歌わされる。歌わないと、
「ちゃんと歌え!」って。
バカみたい。どこに、校歌を張り切って歌うヤツがいるんだよ!

夏休みの宿題の『1学期復習ワーク』。
やっぱりみんな答え丸写ししただけだよな。
勉強じゃなく、作業なんだよ。

あーあ、またこの意味のない生活が始まるのかぁ。
早く冬休み来ないかなー」

学校だけは何も変わらない

今日で夏休みも終わり。
ネットニュースでは子供の不登校や自殺などに関するヘッドラインを多く見かけます。

このようなニュースを見るたびに
「本当に日本らしいな」
と胸が苦しくなります。
だって、今の子供たちはもうすでに訴えているわけです。
「こんな昔ながらの学校システムは自分達には合わないんだ!」
と。
でも変わらない。
変えているのかもしれないけど、抜本的な変革ではない、小手先の変化だから、なんにも変わってないのと同じ。

作りたい学校がある

今までの私の教育との関わり体験をしてきた集大成として、作りたい教育機関の像があります。

私の体験とは、

  • 自分自身のADHDとしての人生体験

  • つらかった学校時代の体験

  • 双子の母として子育てしてきた体験

  • フィリピンで育児していた頃の体験

  • 子供たちをフィリピンの保育園に通わせていたときに見たフィリピンの保育事情

  • フィリピンで、Gymboree Play and Music に通わせていたときに見た、国際的な早期教育の様子

  • 早稲田大学の学生の頃、進学塾のバイトや私立高校の英語講師、ボランティアで区立小学校で特別支援の子供達のサポートやフリースクールで支援していた時の体験

  • 公立中学校の教諭だった時の体験

  • その後米国に転勤になり、子供たちをアメリカの公立小、中学校に通わせていた時、日本との大きな違いをたくさん見てきた体験

  • アメリカの大学院で特別支援の修士を取得するために、アメリカの教育システムを深く研究した体験、そしてクラスメイト(ほとんどが米国の現役教諭たち)との交流体験、そこで獲得した、日本とは全く異なる教育の価値観

  • 帰国後に巡回指導講師として、公立小中学校を訪問して、今の学校の現状を見てきた体験、

  • 特別支援高校で相談員、兼 英語教諭として勤務していた体験

  • ABA療育センターで行動セラピストとして、2歳から9歳までの自閉症の子供たちにDTTを提供していた時の体験、

  • 現在BCBA(認定行動分析士)としての保育園でのコンサル体験

  • 教育に関わる前の銀行員時代や、全く異なる業界の夫を通して、全く異なる世界で生きているいろんな人たちとの交流

などです。

いろんな視点から教育を見る

いろんな世界、いろんな業界の人たち、いろんな立場の人たちと交流すると、自分の価値観がニュートラルになります。
どこか一つの世界にしか通用しない、常識や価値観などが壊されるからです。

私の場合、海外生活が自分の価値観を変える転換期となりました。
通算、アメリカとフィリピンの10年間の海外生活があり、そのほとんどの時間を、双子の子育て、自分の英語の勉強、大学院の特別支援教育の勉強、教育系のボランティア活動に費やしてきました。

我が子を通して、学校や地域の方々との接点を多く持てたこと、また自分自身も大学院で、アメリカの現役教諭であるクラスメイトたちとの交流を日々重ねていくうちに、今までの日本の価値観に縛られていた部分が解かれていくのがわかりました。

大学院1年目は、アメリカの教育システムを心から受け入れられませんでした。
簡単に言うなら
「子供を学校に合わせるのではなく、学校が子供に合わせる教育法」
とでも言えますかね。

「これじゃ教育じゃないじゃん」
「理想論だな」
「こんなの現実には不可能」

なんて感じていました。

しかし教育科学の論文をたくさん読み、クラスメイトや教授たちと交流しながら研究を進めていくうちに、1年後には、

「こうじゃないといけない」
「こうじゃなければ教育じゃない」


とまで感じるようになりました。

私の強み

日本の教育や学校システムを知りつつも、全く異なる外側から見ることもできるのが、他の教育者には無い私の強みだと思っています。
そしてこのような
「学校が子供に合わせるべき教育法」
に関して、私は科学的な根拠を提示しながら、理論的に説明することができます。

決して「感覚的に」主張しているわけではありません。

理解されない私の強み

しかし私の強みは同時に弱みでもあります。
それは
理解されない
のです。

見たことも体験したこともないことを説明されても、人は理解できません。

例:知り合いのフィリピン人に
「東京の冬は雪はあまり降らなくて、良い天気だよ」
というと、
「なぜ太陽が出ているのに寒いんだ?太陽が機能してないじゃないか!」
と言われました。
すっごく面白い発想だと思いました。
無理ないですよね。
フィリピンでは
「太陽が出てれば暑い」
んですから。
寒さや「冬」を体験したことない彼らは、
マスコミや本などの情報から、自分で「冬」のイメージを想像の中で作ります。だから、
「冬は雪が降って、雪は美しいもの」
と思っています。
なんなら
「冬は涼しくて気持ちいい」
と思っています。
冬は凍え死ぬほど寒いことや、雪は危険であることも頭では理解しているのかもしれませんが、体験してないんで、ピンときてない様子で、冬に憧れているフィリピン人は多いです。

それと同じですね。
私がアメリカの教育システムについて、どんなに詳しく説明したとしても、
聞いている日本人にとっては、
私の話をベースに、彼らの価値観で想像した世界
でしかないのですから。

彼らの想像の世界と私が見て聞いて体験してきた世界とは
たいてい大きな隔たりがあります。

私だって、あれだけの体験をして、1年かかってやっと価値観が変わったんだから、私の話だけ聞いて、
「その通りだね!」
とわかってくれる人は日本には少ないことを知っています。

米国大学院での専攻と米国の教育システム

私の大学院の専攻は「教育科学」でした。
特別支援教育のインクルーシブ教育
について研究してきました。

アメリカのインクルーシブ教育は、
今の日本では実現不可能です。
どう頑張ってもムリなんです。
法律が違うから。

いつか本当のインクルーシブ教育ができる教育機関を作るのが夢です。
現実にしていきたいです。

本当に使える英語を日本で身につけるのは、とんでもなく大変なこと

また本当に使える英語を身につけるための英語教育もしていきたいですね。
今の日本の英語教育では、残念ながら「使える英語」を身につけることはできません。
日本で身につけたいのなら、インターナショナルスクールもしくは、親が英語ネイティブ以外は、限りなく不可能に近いでしょう。

これらも実現できる本物のインクルーシブ教育機関を作ることを目指して頑張っています。
すでにイメージしている学校像はあります。

よろしかったら、みなさんのご意見も伺いたいです。
今の教育にどのような不満、または今後の希望があるのか、
いろんな意見をお聞きしたいです。

読んでいただきありがとうございました!


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