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夏休みの課題の提案

夏休みの課題は何を出していますか?
・日記帳
・漢字練習
・読感文(読書感想文)
・単語の書き取り
・自由研究
俳句のように挙げましたが(わかるか?)
40日間という子供たちの貴重な経験の場を
さまざまな課題で勉強漬けにしようとする
先生方の魂胆がよく見えます。
一人でできるわずかな子を別として
家庭の負担はとても大きいものです。
そして、その課題を夏休み明けにチェックをし、
未提出者への対応をする。
先生方の苦労も大変なものです。
子供によっては夏休みの宿題が終わらず
9月からの登校が不安になり、
不登校につながるケースもあるようです。
子供、保護者、教員
誰にとっても幸せにならない
夏休みの課題をどうして出すのでしょうか。
当たり前ですが、
学習指導要領に「夏休みの課題を出す」なんてものはありません。

今回は私が提案する夏休みの課題です。
「やっぱり課題出すんかい」とは言わないで、
なるべくみんながWINWINWINになるものを提案します。

それは、夏休みの課題を「平和教育」に全振りするです。

8月6日、9日、15日は広島原爆投下、長崎原爆投下、終戦記念日と
平和について考える機会がたくさんあります。
各メディアでもこの時期は平和に関する内容を発信しています。
これを学ぶ機会にするというものです。

A4用紙一枚に自分が学んだ平和についてまとめる。
dataでも新聞形式でも様式はなんでも結構
必ず書く内容は
①学んだメディア(テレビ、ユーチューブ、ブログ、新聞、本など)
②どうしてそのメディアに惹かれたか(選んだ根拠)
③その感想
④みんなに知ってほしい内容
⑤家庭で話し合った内容と感想
⑥自分がこれからできること
以上です。
この6つを書けば、A41枚は簡単に埋まります。
多分足りないと思います。
そうなれば、文章を厳選するのでよりブラッシュアップされます。

さらに、小中高全校種で同じ課題で対応できます。
これを12年間繋げたら相当内容の濃い平和学習ができます。
しかも、1年にこの一度だけでいい
あとは夏休み明けに校内に掲示して、全学年が内容を共有する。

先生はA41枚のプリントを確認するだけ、MAX40枚
子供は8月の1、2週にメディアを見てまとめるだけ
保護者は、子供と平和について語れる貴重な機会

負担は最小限で、
最大の効果があります。

さらに、これを地域に開放すれば、地域の高齢の方から、
ご自身の経験などを伺える貴重な機会も得られるかもしれません。
平和教育は全世代共通に抱える課題でもあります。

どうですか?
今年度は間に合いませんが、
来年度に向けて準備されてはいかがでしょうか?

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