マガジンのカバー画像

企画、エッセイなど

7
運営しているクリエイター

記事一覧

企画-終電がきて3月がおわる

企画-終電がきて3月がおわる

*期間*
3月31日(日)0:00〜23:59

*対象*
期間中、オンラインストア「放課後」からアイテムをご購入くださった方

*内容*
3月31日にオンラインストアの商品をご購入くださった方限定で、アイテムに手書きの手紙を同封して郵送させていただきます。
☆ご購入の際、備考欄に「新年度への不安や期待」をご記入ください。特に思い当たることがなければ、なんでもいいです、近況や最近の悩みなどをご記入

もっとみる
放課後

放課後

2024年3月21日から、音楽レーベル・出版を中心に活動する制作プロジェクト「放課後」を発足しました。"発足"というと何か新しいことのようだけれど、以前から活動していたレーベル放課後スタジオと自著作の出版をこれからも続けていく、という宣言のようなものです。

社会人になってはじめた放課後スタジオや書籍の出版は、自分にとっての精神的な逃げ場所のようなものでした。仕事を終えた後にある自分を取り戻す時間

もっとみる
残ったケーキに手紙を添えて

残ったケーキに手紙を添えて

*期間*
3月12日(火)0:00〜3月14日(木)23:59

*対象*
オンラインストアから歌集「いないとケーキ余っちゃうから」をご購入くださった方

*内容*
本に手書きの手紙を同封して郵送いたします。
ご購入の際、備考欄に「最近の悩み」や「嬉しかったこと」など、近況を(ほんとなんでもよいです)ご記入ください。特に書くことがなければ企画にちなみ、「好きなケーキ/おすすめのケーキ」を教えてくだ

もっとみる
誕生を祝福するなんて

誕生を祝福するなんて

困ったことに、小生何かにつけて行われる行事ごとが基本的に苦手である。高校がハロウィーンの仮装にすごく力を入れていて、同級生たちはなんや魔女宅のキキになったりエレキテル連合になったり殺せんせーになったりしていたものだが(びっくり、「暗殺教室」がちゃんと懐かしいね)、わたしはとにかく「どうやりすごすか」ということしか頭になく、文化祭で使ったミュージカルの衣装をそのまま着て1日を過ごした記憶がある。

もっとみる
まるで記念日の贈り物みたい

まるで記念日の贈り物みたい

昨日、伊藤紺さんの短歌ワークショップへ行った。
はじめにいくつかの歌から参加者各々が好きな短歌を選び、理由を話す時間があった。とても尊い時間だった。
短歌の好きなところを話すことは、そのまま、その人の世界の見方の素敵さを話してくれているみたいで。

短歌を作るにあたって、「上手に書こうと思わなくていい」と伊藤さんは何度も言ってくれた。
その言葉はいろんなところで何度も目にしていた言葉だったけれど、

もっとみる
村上春樹『街とその不確かな壁』を読んだ日

村上春樹『街とその不確かな壁』を読んだ日

東京から甲府に帰る時、電車が残っていれば、鈍行に乗って帰ることにしている。だいたい2時間半くらいの道のり。日曜日は夜8時半くらいに新宿から大月行きに乗った。だんだん人が少なくなってきて国分寺駅で座席に座る。そういえばと村上春樹の6年ぶりの長編小説『街とその不確かな壁』、ほとんど読み終えていたそれをガサゴソと取り出して、ちょうど山梨県に入ったくらいだっただろうか。読み終えた。

高校〜大学にかけて、

もっとみる
Galileo Galilei,歯抜けのサムは,もっと幸せになっちゃう

Galileo Galilei,歯抜けのサムは,もっと幸せになっちゃう

好きなバンドを「青春の全て」と美化するのは案外簡単だったりするけれど、わたしにとってGalileo Galileiはその言葉よりももっと持続的で、親密で、切実な存在だったように思っている。フロントマンである尾崎雄貴は、烏滸がましいとおもうけれど、いつも考えていること、悩んでいることに光をあててくれる、大好きな少し上のお兄さんという感じだった。

高校時代、PORTALを年中聴いた。多分今もなお、人

もっとみる