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スカートは男性解放の象徴 2023年5月【1】

まえがき

前回「男性だけどスカートを穿きたい」という話をしました。

今回の記事はそれを更に発展させたものです。

男性だけどレディースがフィットする

レディースのボトムス(下半身に着用する衣服)は、自分のウエストに合うものが多いです。

私は男性としては痩せているほうで、ウエストが65cmぐらい。メンズでは合うズボンが少ないです。好きなものを選ぶというより、合うサイズがあるかどうかを第一に考えて選んでいました。

もちろん、専門店や専門サイトなら多くの選択肢があることでしょう。でもそういうところは割高です。ファッションに関心が薄いため、そこまでしたくありませんでした。

量販店にあるウエスト細めのズボンは、タイトなものが多かったです。私はそれが嫌だったので、70cm台のズボンを買って、ベルトでしぼって穿いていました。腰のあたりにヒダができて、感触が悪かったです。でもそういうものだと諦めていました。

ところがレディースだと、65cmぐらいのものがたくさんあるのです。嬉しかったですね。穿いて気持ちのいいボトムスに出会ったのは初めてです。もちろん女性とは骨格が違うため、股上やお尻はフィットしません。でもタイトでないものなら問題なく穿けます。

スカートはラクで楽しい

特にスカートは楽ですね。基本的にウエストさえ合っていればいい。ズボンのように、股上やら伸縮性やら丈詰めやらを気にしなくていい。私はズボンを買う時のこういう手間がずっと嫌いでした。スカートを選んでいる時、生まれて初めてボトムス選びが楽しいと感じました。

あとスカートは股の部分が楽です。ズボンを穿いていると、よく二股に分かれている部分に睾丸が当たるのです。スカートではそうなりません。実に快適です。

スカートは筒状なので、足元から風が入ってきます。太ももにその風を感じる時、自分はスカートを穿いている喜びに包まれます。ズボンは常に太ももを覆うため、この快感は得られません。

レディースの服は柔らかい

レディースの服は柔らかい素材が多いです。柔らかくて、軽くて、サラサラ、フワフワ、スベスベ。何でこんなに気持ちがいいのかと衝撃を受けました。

メンズの硬くて、厚ぼったくて、重くて、ザラザラで、ゴワゴワした素材で我慢していた日々は何だったのか。量販店のメンズの服しか着てこなかったせいで、世の中に優しさを感じる衣服があることを知りませんでした。

女性に生まれていれば、このような心地よい服を着られる。男性に生まれたばかりに着られない。何たる不平等かと悲しくなりました。しかしそんなことを考えても仕方がありません。今から楽しめばいいのです。

スカートは男性解放の象徴

レディースを着ること、スカートを穿くことには精神的な喜びもあります。「男性であることからの解放」です。昔の女性はスカートしか許されませんでした。そこからズボンを穿く権利を勝ち取りました。女性にとってズボンは、強いられた女性らしさからの解放でした。

私にとってはスカートが、男性らしさから自分を解放してくれる象徴であるように感じられます。

男性の性役割からの解放

女性は女性らしい格好をすることで女性として扱われやすくなります。逆に男性寄りの格好をすると、女性として扱われにくくなります。

これと同じことが男性にも言えると思うのです。男性らしい格好をすることで男性として扱われる。それなら女性寄りの格好をすれば、男性として扱われにくくなるのではないか。

たとえば男女混合のグループでキャンプをするとします。こういう時、力仕事は男性の仕事になりがちです。「料理は女の仕事」といった旧来のジェンダー観を持っていなかったとしても、設営を男性がやったら、料理は女性ということになるでしょう。

しかし、もし男性が美しいドレスを着ていて、女性がジャージだったらどうでしょう。設営は女性がやり、男性は座ってできるような仕事を割り振られるのではないでしょうか。

つまり、男性は男性の格好をしているために、男性の性役割を押し付けられるということです。目の前にいるのが男性であるとはっきりしていても、女性の格好をしていれば「君は男だから力仕事ね」とはならないと思うのです。

女装すれば女性になれるわけではありません。そもそも私は女性になりたいわけでもありません。

ただ不当な性役割から解放されたいのです。そのために、見た目を女性に寄せるというのは有効であろうと思うのです。残念ながら男性の性役割を押し付けられたとしても、男性らしい格好をしている時よりは、その濃度は薄まるのではないかと考えます。

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著者は1985年生まれの男性。 不登校、社会不適応、人付き合いが苦手。 内向型人間。HSP。エニアグラムタイプ4。 宗教・哲学(生き方)…

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