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男性がスカートを穿くメリットとデメリット 2023年9月【5】

まえがき

私は男性で、レディースのスカートを好んで穿いている。今回は男性がスカートを穿くメリットとデメリットを挙げる。

~メリット~

見た目が魅力的

魅力的かどうかは主観になるが、少なくとも私は好きだ。

丈を詰めなくていい

ズボンを買う時には、よほど脚が長くない限り、丈を詰める必要がある。スカートの場合は、ほしい丈を買うだけでいい。

ウエストさえ合っていればいい

私のウエストは63cmぐらい。男性としてはかなり細い。量販店には置いていない。頼んで詰めてもらうか、専門店にアクセスする必要がある。一方レディースであればどこでも豊富にある。

伸縮性を気にしなくていい

伸縮性のないズボンは動きにくい。ズボンを買う時には、毎回試着室で屈伸運動をして確かめている。スカートの場合は、その必要がない。

脚が楽

スカートは筒状なので、ズボンほど布が肌に当たらない。タイトスカートは例外だが、それでも股間と内ももは自由だ。

家の中ではズボンを穿かず、パンツ一枚で過ごす人は多い。彼らは帰宅するなりズボンを脱ぐ。楽で開放的だからだ。スカートなら、外でもそれに近い感覚を味わえる。

涼しい

風が通るので涼しくて気持ちがいい。足元から入った風が下腹部にまで吹き抜ける。

殻を破る喜び

好きな服を世間の常識に屈することなく着る喜びは大きい。時代の先駆者のような気持ちになれる。

女性の気持ちがわかる

スカートを穿くだけですべてわかるなんてことはない。しかし女性に対する理解は深まる。

私は自分でミニスカートを穿くことで、極端に短いスカートを穿く女性の気持ちが理解できた。まず見た目の問題だ。丈が短いほど脚が長く見える。つまりスタイルがよく見える。

また単純に開放的なのだ。街をパンツ一丁で歩けたら楽だが、公序良俗に反する。しかしミニスカートならそうならない。パンツ一丁に近い姿でありながら、決してそうではなくオシャレで、市民権を得ている。

ほとんどの男性はスカートを穿かない。ズボンだけを穿き続けて一生を終える。だから「ミニスカートの女性は、男性を引き付けるために穿いている」といった勘違いが生まれる。

自分が穿いてみれば、その魅力に気付く。他人のために穿いているわけではないとわかる。

~デメリット~

奇異の目で見られる

スカート男子は少ないので、珍しがられる。都会では誰も気にしないが、田舎では目立ってしまうだろう。保守的な環境ではトラブルが起きるかもしれない。

動きにくい

長い丈は脚にまとわりつく。トイレで座る時、結構な量の布をお腹の前で抱えないといけない。

短い丈は中が見えないように気をつけなければならない。かがむ時、しゃがむ時、座る時、いずれも注意が必要。とれる姿勢が限定される。風でめくれる恐れもある。

裾が汚れる

ロングはもちろんだが、それ以外でも裾が広がっているものだと、しゃがんだ時に地面に付きやすい。

ムダ毛処理が必須

剃らない方針の人がいてもいい。しかし一般的にスカートは女性のものとされているため、男性的な毛深い脚との相性は良くない。

民族衣装(和服もそうだ)であれば合わないことはないが、日常的に着るケースは少ないため、例外だ。

トップス選びが難しい

ズボンに合わないトップス(上半身の衣服)は私の知る限り存在しない。一方スカートに合わないトップスはたくさんある。

裾の長いトップスとロングスカートはだいたい合う。しかしそれより短い丈のスカートと組み合わると、胴長短足に見えやすい。シャツインするか、丈の短いトップスと合わせる必要がある。

レディースのスカートにはレディースのトップスが合う。しかし男性の体型で着られるものは限られる。タイトなものだと男性的な骨格が強調されてしまう。大きなサイズを着て体型を隠すといったテクニックが要る。

男性のウエストはへその下。女性のウエストはへその上。そのため男性がレディーススカートを穿くと、胴長短足に見えてしまう。無理やりへその上まで引き上げる必要がある。それが嫌なら、トップスの裾を外に出して、ウエストを隠す。そういった工夫が必要になる。

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著者は1985年生まれの男性。 不登校、社会不適応、人付き合いが苦手。 内向型人間。HSP。エニアグラムタイプ4。 宗教・哲学(生き方)…

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