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(男性)レディースを着ている時に職質された 2023年10月【3】

夜10時前、東京都下の駅構内で警察官に呼び止められた。私の服装はレディースのセーターにミニスカート。「失礼ですが男性ですよね?」と質問してきた。私は「はい」と答えた。

続いて、私の服装に対して「趣味で着ているんですか」と問う。私は「着たいから着てます」と返した。

次に「危ない物とか持ってないですよね?」との質問。私は「持ってないです」と回答。

最後に「これから電車に乗られるんですか?」と尋ねてきた。私の返事は「はい」。もう一度「趣味で着ているんですね?」と聞かれたので「そうです」と答えた。これで終わり。

ここは2つの路線が交わる駅。別々の会社なので、一旦改札を出る。そこと他路線の改札の間にある通路に警察官が立っていた。私は彼をチラッと見て通り過ぎた。

そして券売機の前で立ち止まり、頭上の料金表をスマホで撮影した。これは私の昔からの趣味。ある駅からいくらでどこまで行けるかを知るのが好きなのだ。いろいろな駅で撮っている。今回はその最中に、声をかけられた。

もし撮影せずにスッと改札に入っていれば、呼び止められることはなかった。とすると、レディースを着ていたから声をかけられたというわけではない。

私は、レディースを着て外出したい男性に躊躇してほしくない。だからしっかりと強調しておきたい。私はレディースを着て歩いていただけで職質されたわけではない。

レディースを着た男性という時点で目立っていて、更に料金表を撮影するという変わった行動をとったので声をかけられたのだ。

そして夜遅くというのも重要な点。そもそも、普段そこに警察官は立っていない。つまり今回と同じ服で同じことをしても、昼間だったら声をかけられることはなかった。

職質などされたくないものだが、されたところでやましいことはないのだから、淡々と質問に答えればいい。考えようによっては、街の治安維持に協力しているとも言える。胸を張っていい。

ここで変に反抗すると、同好の仲間の評判を下げることにもなる。その時の立ち居振る舞いは、周囲で見ている人にも影響を及ぼす。「やっぱり、ああいう格好の人はまともではない」などと思われないように気を付けたい。

今回の警察官は若い人で、礼儀正しかった。話を「失礼ですが」で始めて、終わる時には「失礼しました。ありがとうございました」と言って去っていった。

私はレディースを着ていない時にも何度か職質されている。その時の警察官は上記のような言葉を使わなかった。それどころかタメ口だった。

今回は身分証明書も求められず、持ち物チェックもなかった。だから1分もかからずに終わった。私があやしいから声をかけたのだろうが、すぐに済んだのはあやしくなかったからだ。

職質などというものは、何を着ていようが、される時はされる。だからそれを恐れて好きな服をあきらめる必要はない。

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著者は1985年生まれの男性。 不登校、社会不適応、人付き合いが苦手。 内向型人間。HSP。エニアグラムタイプ4。 宗教・哲学(生き方)…

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