古本屋えりえな

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古文書・古本が好きです、YouTubeもやってます^^ https://www.youtube.com/channel/UCQ6DmijupRT9UdvaLsb8Eog

最近の記事

【フェニキア】倭人とユダヤ人【世界最古の王朝】〜古書から日本の歴史を学ぶ〜

※このnoteはYouTubeで視聴することもできます。 今回はフェニキア人とユダヤ教についてお話しさせていただきます、宜しくお願い致します。 フェニキア人というのは、セム系民族で、主にレバノンやシリア、イスラエルの地域に居住していたといわれています。 ヘロドトスの[歴史]には 《フェニキア人は、彼ら自ら伝えるところによれば、古くはエリュトゥラー(ペルシア湾岸)に住んでいたが、この地からシリアに移り、シリアの海岸地帯に住むことになったという》と述べています。 フェニキ

    • 【鬼神】妖術・巫術・原始道教・天師道・五斗米道

      ※このnoteはYouTubeで視聴することも出来ます。 前回の動画では、九鬼神道は鬼神を崇拝し、須佐之男命を主神としていて、蘇民将来伝承にある六芒星は牛頭神バアルのことで、日本の神道はバアル信仰に起源をもつ、というお話をしました。 今回は鬼神や鬼道がどのようにして神道と繋がるのか、詳しく見ていきます。 [魏志]倭人伝の《女王の名は卑弥呼といい、鬼道に仕え、よく衆を惑わす》という文は有名ですが、“鬼道”に関する記述は倭人伝の他にも複数の伝記に残されています。 [魏志]

      • 【九鬼神道】蘇民将来の子孫とスサノオ【孝安天皇】~古書から日本の歴史を学ぶ~

        ※このnoteはYouTubeで視聴することも出来ます。 こんにちは、今回は九鬼神道とバアル信仰についてお話しさせていただきます、宜しくお願い致します。 伊勢神宮周辺や京都の祇園、広島湾周辺や沖縄など、日本列島各地には古来から「蘇民将来」という物語が伝承されています。 書物でいうと、吉備真備が書いた[簠簋内伝](ほきないでん)や[日本書紀]の注釈書と云われる[釈日本紀]、室町時代に記されたとされる[公事根源]、[備後国風土記]逸文、古史古伝の[九神文書]、朝鮮半島の[契

        • 【神道】縄文と高天原の神々

          ※このnoteはYouTubeで視聴することも出来ます。 こんにちは、今回は神道についてお話しさせていただきます、宜しくお願い致します。 日本各地には八百万の神々が古代から現在にいたるまで生きながらえています。 神道のいう「神」というのは人間の姿をした人格神ばかりでなく、山や海、森、石や岩そのものが神であり、或は岬や谷、屋敷や井戸にも神はいて、森羅万象が神の体現となって、人間も神の一部に過ぎない、という考えが神道のいう「神」です。 "神とともにある"ことを「惟神」(カ

        【フェニキア】倭人とユダヤ人【世界最古の王朝】〜古書から日本の歴史を学ぶ〜

          【バアル信仰】後編【ユダヤ教の誕生】

          ※このnoteはYouTubeで視聴することも出来ます。 このように、古代オリエント世界に普遍的な存在であったと思われるバアル信仰ですが、 [旧約聖書]ではバアル信仰に対して批判的な記述が多くみられます。 「出エジプト記」では次のようにあります。 「わたしはあなたの神、主であって、あなたをエジプトの地、奴隷の家から導き出した者である。 あなたはわたしのほかに、なにものをも神としてはならない」 これは出エジプトのリーダーであったモーセに対しヤハウェが命じた言葉です。

          【バアル信仰】後編【ユダヤ教の誕生】

          【バアル信仰】ユダヤ人とフェニキア人の神【古代都市ウガリット】【ダゴン・エル・アシェラ】

          このnoteはYouTubeで視聴することも出来ます。 こんにちは、今回はバアル信仰についてお話しさせていただきます。宜しくお願い致します。 バアルという神は古代オリエントの主要だった神で、偉大なオリエントの神として[ウガリット文書]に登場しています。 バアル神の基本は人間や動植物の繁栄、豊穣、雨や嵐の神、そして戦闘を象徴する神なので、[ウガリット文書]ではこれらが不毛な年はバアルは生きていないとされ、繁栄・豊穣の年はバアルは再生している、と解釈されていました。 バア

          【バアル信仰】ユダヤ人とフェニキア人の神【古代都市ウガリット】【ダゴン・エル・アシェラ】

          【倭族】モンゴル人とフェニキア人【燕】南西夷〜古書から日本の歴史を学ぶ〜

          ※このnoteはYouTubeで視聴することも出来ます。 こんにちは、今回はモンゴル人、倭人、フェニキア人の歴史についつお話しさせていただきます、宜しくお願い致します。 モンゴル(蒙古)人というのは、チンギスハンがモンゴル人を率いて中原に進出する以前は、契丹に従属していた室韋という民族で、室韋はモンゴル系民族の源流と考えられています。 チンギスハンの出身はその室韋のなかでも、さらに小部族であったキャト族という小部族であったと小谷部氏の著書にはあります。 「室」はアムー

          【倭族】モンゴル人とフェニキア人【燕】南西夷〜古書から日本の歴史を学ぶ〜

          倭人の正体【東南アジア・インド】〜古書から日本の歴史を学ぶ〜

          ※このnoteはYouTubeで視聴することも出来ます。 こんにちは、今回は東南アジアの歴史から日本の古代氏族についてお話しさせて頂きます、よろしくお願い致します。 中国の正史の中で東南アジア諸国のことをはじめて組織的に記述したのは唐の姚 思廉(よう しれん)が629年に編纂した[梁書](りょうしょ)の海南伝です。 唐の姚 思廉はこの海南伝の序文で 《晋代にはこれらの諸国で中国と通交するものは少なかった。宋、斉の時代には来航するものが十余国となったので初めてこれに関する

          倭人の正体【東南アジア・インド】〜古書から日本の歴史を学ぶ〜

          【ウラルトゥ王国】忘れ去られていた謎の国【紀元前9世紀〜滅亡】

          ※このnoteはYouTubeで視聴することも出来ます。 こんにちは、今回はウラルトゥ王国ついてお話しさせていただきます。 宜しくお願い致します。 ウラルトゥ王国というのは紀元前9世紀の中頃、西アジア中央部のアルメニア山地に形成された王国で、ウラルトゥは“アララト”の名で旧約聖書にも登場しています。 ウラルトゥの初見は紀元前1300年頃のアッシリア碑文に見られ、現在知られているウラルトゥについての情報のほとんどはアッシリアの文書から得られたものです。 ロシアの歴史学者

          【ウラルトゥ王国】忘れ去られていた謎の国【紀元前9世紀〜滅亡】

          【ウガヤ王朝】2750年間続いた古代王朝〜古書から日本の歴史を学ぶ〜

          ※このnoteはYouTubeで視聴することも出来ます。 こんにちは、今回はウガヤ王朝についてお話しさせていただきます。宜しくお願い致します。 以前の動画では秦の侵攻によって2つに分かれた伯族のうち、秦に従属した伯族の王朝が後世の日本の古史古伝に残るウガヤ王朝だというお話をしました。 今回はさらに詳しくウガヤ王朝について調べていきます。 古事記、日本書紀によるとホホデミノ命の子がウガヤフキアエズノ命でその子が神武天皇となっています。 しかし[宮下文書]や[ウエツフミ

          【ウガヤ王朝】2750年間続いた古代王朝〜古書から日本の歴史を学ぶ〜

          【偽史】中国は歴史をパクったのか

          ※このnoteはYouTubeで視聴することも出来ます。 https://www.youtube.com/channel/UCQ6DmijupRT9UdvaLsb8Eog こんにちは、今回はノアの方舟神話から古代中国史についてお話しさせていただきます、宜しくお願い致します。 世界には数多くの洪水神話が存在しています。 [旧約聖書]創世記のノアの方舟は有名ですが、 “ノア”という人物はウル人で、その子孫のアブラハムがウル地方のハラン市から出国して現在のイスラエルへ移り、そ

          【偽史】中国は歴史をパクったのか

          倭人以前の先住民【濊貊】〜古書から日本の歴史を学ぶ〜

          ※このnoteはYouTubeで視聴することも出来ます。 こんにちは、今回は神武天皇のルーツにもなる濊伯という古代民族についてお話しさせていただきます。 宜しくお願い致します。 秦以前にシルクロードや中国大陸を支配していたのはテュルク系民族、ツングース系民族などの先住民だというお話をしましたが、テュルク系民族の中には濊貊(わいはく)という民族が含まれています。 濊貊は濊族と貊族から成る古代民族のことを言いますが、この民族はウラルトゥ王国を構成していた民族の一つです。

          倭人以前の先住民【濊貊】〜古書から日本の歴史を学ぶ〜

          【ウガヤ王朝】漢民族の成り立ち【北匈奴とフン族】〜古書から日本の歴史を学ぶ〜

          ※このnoteはYouTubeで視聴することも出来ます。 こんにちは、今回も引き続き遊牧民についてお話しさせて頂きます、宜しくお願い致します。 前回はキンメリア人、スキタイ人、サルマート人の歴史について見ていきました。今回はそこから時代を進めて匈奴や月氏、サカ族の歴史について見ていきます。 匈奴は紀元前4世紀末からモンゴル高原で活躍し、紀元前2世紀初期には冒頓単于の下で勢いが最も盛んになりました。 匈奴は戦国時代からしばしば華北の北境に侵入し、その後秦に撃破されました

          【ウガヤ王朝】漢民族の成り立ち【北匈奴とフン族】〜古書から日本の歴史を学ぶ〜

          古代ユーラシアの覇者【騎馬遊牧民】

          ※このnoteはYouTubeで視聴することも出来ます。 こんにちは、今回は騎馬遊牧民の歴史についてお話しさせていただきます。宜しくお願い致します。 日本の古代史を理解するうえで、騎馬遊牧民について学ぶ必要があります。 日本列島からは遠く離れた民族の歴史ですが、日本の古代史にも大きな影響を与えています。 今回はキンメリア人、スキタイ人、サルマート人の歴史について見ていこうと思います。 考古学では人類の歴史で記録を持つ段階のことを文明と呼びます。そして歴史の記録をもってい

          古代ユーラシアの覇者【騎馬遊牧民】

          【高句麗】殷の残党【高夷・孤竹・令支】〜古書から日本の歴史を学ぶ〜

          ※このnoteはYouTubeで視聴することも出来ます。 こんにちは、今回は高句麗の歴史についてお話させて頂きます。宜しくお願い致します。 [三国史記]と[三国遺事]にある高句麗の王統と[魏書]高句麗伝の王統は相違があり、高句麗初期の王統は不明瞭な記録となっています。 [三国遺事]によれば扶余はのちに高句麗になったとあり、高句麗の民族は朝鮮民族を代表すると考えられています。 しかしこれは後に高句麗の子孫を自称した高句麗史家の主張なので、扶余本家の子孫が高句麗になったの

          【高句麗】殷の残党【高夷・孤竹・令支】〜古書から日本の歴史を学ぶ〜

          東大神族による中国平定【神話編5章~20章】〜古書から日本の歴史を学ぶ〜

          ※このnoteはYouTubeで視聴することも出来ます。 こんにちは、今回は[契丹古伝]神話編の5章から20章を見ていきます、宜しくお願い致します。 では早速、第5章の神系三族を読んでいきます。 或云神祖名圖己曳乃訶斗 號辰沄須瑳珂初降毉父之陰 聿肇有辰沄氏居於鞅綏之陽 載還有辰沄氏是爲二宗 別嗣神統顯于東冥者爲阿辰沄須氏 其後寧羲氏著名五原諸族之間 《或は云う 神祖名はトコヨミコト 號(ごう)はシウスサカ 初めイフの陰に降り ここにはじめてシウ氏有り アシの陽にもシ

          東大神族による中国平定【神話編5章~20章】〜古書から日本の歴史を学ぶ〜