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スタートアップ向けエンジニアのRPO(採用代行)サービスを始めた理由(前篇)

AIスタートアップのCOOを辞め、採用代行を2018年にはじめました

遅ればせながらnoteをはじめてみることにしました。
プロリクという採用代行サービスをしている橋崎です!

この3月で独立してもうすぐ9ヶ月を終えることになりますが、独立後を振り返りつつnote初稿ということで自己紹介も含めて書いてみようと思います。

書いていくとめっちゃ長くなったので、前篇と後篇に分けました。。

経歴は簡単に書くと、学部後起業(企業/採用HPデザイン)→実家経営(鉄鋼加工業)→MBA→Webベンチャー(グローバルのデジタルマーケ)→AIスタートアップCOO(AI×SES、AI×SaaS)→現職(採用代行)という、あまりまとまりのない経歴ですが、少し掘り下げつつ書いていきます。

社会人前半の話(学部後起業→実家経営→MBA→Webベンチャー)

学部卒業後、2006年にHP制作業として起業し、webデザイナーとして自分で仕事とってきて、デザインして納品しながら、企業HPや採用HP制作をしてました。今ほどのブームではないですが、2006年当時もベンチャーブームがあり、若手で起業している人も多かったので、起業家から友人の起業家を紹介してもらって仕事をもらうという形で立ち上げていきました。

その後、家業(鉄鋼加工業)の業績が思わしくなかったため、地元である兵庫県の姫路に帰り、取締役として企業再建に取り組みました。工場に入って現場を覚え、並行して業績回復させるためにはどうしたらよいのかを考えて実施するようなことをやってました。
帝国データバンクさんなどからデータを取り寄せ、現実に接触可能な市場の全体像を算出し、市場動向を分析しつつ、自社が負けてる要因分析→勝つための施策出し→実際にやってみて売上あげる、みたいなことをやってました。

時には2トントラックに乗ってガチガチの飛び込み営業もしましたしw、今で言う、コンテンツマーケティングのような形で業界特化型の情報サイトを作ってSEO強くしたり、狙いたいキーワード/テーマ別でブログを立ち上げて強いキーワード群を作っていったり、新規事業立ち上げたりと色々やってみた結果、景気が良かったこともあり業績はぐんと伸び、業績不振から回復出来ました。

初めて自社の採用に関わることになったのもこのタイミングで、中途採用では当時SNSとして流行ってたmixiを活用して無料で採用したり、新卒採用で泊まり込みの選考をやってみる等色々チャレンジさせてもらいました。

その後30歳で初めて転職活動をして、大阪のベンチャーでマーケターをしてました。グローバル向けのデジタルマーケターとして英・中・韓・ヒンドゥー語・ベトナム語など多国語のリスティング回したり、ウェブサイトリニューアルのための海外市場の生活者の2次データ調査やターゲット設計からのコンテンツ企画、アンケートデータやアクセスログ解析などのデータ分析などやってました。

並行して社会人大学院(ビジネススクール)でビジネスを改めて学び直し、そこで統計学と出会ったのですが、それによって人生がかなり変わりました

前職の話 「AI×●●」のビジネスを色々やりました

その後、前職であるAIスタートアップに移り、取締役兼COOとして人生二度目の企業立ち上げをすることになります。

ビックデータとかAIとかが騒がれる少し前の2012年頃に、データサイエンスを専門とするフリーランスの方々と、データ解析のプロジェクトを始めたい企業とを業務委託形式でマッチングするサービスを立ち上げ、当時超ニッチだった市場を開拓し続けました。

途中でAIスクールも始めたりして、ビジネスとしてはビッグデータだAIだと新聞を騒がすようになってからぐっと伸びていき、辞める直前では70名くらいまで社員が増えて、気づくとAI×フリーランスという区切りではニッチトップのような位置付けでやっていました。

また、SESだけではなく、社内のAIの知見を生かして自社のプロダクトを出したくて、AIで営業を自動化するSaaSを企画し、機械学習アルゴリズム含めて社内のデータサイエンティストと議論、開発したりしてました。エンジニアともっとちゃんと話したい、プロダクト開発に活かしたいと思い、並行でPython(Django)を独学したりもしつつ、、プロダクト開発を進めて、なんとかリリース。チームを作って一定のグロースまで経験出来ました。

大学院でマーケティングにはまり、マーケティングで用いられる統計や多変量解析解析を勉強し、データサイエンスに感動したのが前職のビジネスの立ち上げのきっかけですが、それまでいくつかの会社を経営してきた時の違和感(勘と経験があまりにも意思決定における比率が大きいこと)と比較して、係数で結果に影響する変数が見える化されることが本当に美しく、自分にはとても合理的だと思えたし、まあ感情的にもデータサイエンスが好き過ぎたw、というのもあり、データサイエンスは必ず社会の役に立つと思ってその領域を深掘りしていった形です。

前職には結果的に6年くらいいましたが、次のチャレンジとして現在の採用代行のビジネスを去年夏から始めています。

なぜ採用代行だったのか?

採用代行という具体的な方法論の話に落とすために、もう少し自分の抽象的な想いも含めて書いておくと、そもそもあなたは何目指してるの?はこちらに書いておりますが、ダイジェストとして以下の流れ。

・「新しい価値を創り出して、次の世代に価値還元したい」
(自分のミッション。それを実現するための具体的方法論はこだわっていない)

・将来的に、一つ具体的にやりたいものとして、社会的な課題が色々ある中で価値観や時代などで変動されにくい、「貧困・飢餓」に関わりたい、というか必ず関わる

・それをやる前として、今、このタイミングで世間を見渡してみると、依然として資本家(雇用者)と被雇用者という関係が強く残されていて、個人が組織で抑圧されてしまい、個人の力がまだまだ解放されていないなーという問題意識があった

・これを解決する方法論は色々あるけど、自分の過去の強みを活かすと採用領域は良さそう

・前職で、専任人事が採用できるまでは、自分が兼任採用担当として1人で採用し続けて、かなりしんどかった プロが横にいてくれたら本当に助かったのに という想い

・マクロで見ると副業の潮流がある

・副業の人事の方をマッチングして、採用代行やろう
・エンジニアと触れ続けた期間や領域の幅は広いと思うので、エンジニア採用代行を強みにしよう

前職で会社が成長する中で、その社員採用の多くを自身で行なっていたのですが、他の業務の合間にスカウトメールを打つ時間を捻出するのはなかなか困難だし、ダイレクト・リクルーティングのノウハウも一人でやってるとなかなかたまらず検証しにくいし、本当に隣にプロがいてくれたらどれだけ助かっただろうと考えたのが大きいきっかけ。もう一つは独立するタイミングで副業の潮流があったのでその二つを組み合わせて今のプロリクというビジネスを始めた形です。

エンジニアの採用が得意だったから(そして好き)

前職で結果的に6年間、SESや自社プロダクトでデータサイエンティスト/AIエンジニアの方々を中心に、様々な領域のフリーランスのエンジニアの方々と本当に数多く接する機会がありました。SESではFortran、C言語、COBOLといった方々からAIの方々まで、汎用系・オープン系関わらず様々な方のキャリアや今後の希望といったお話をお聞きしてました。サーバーサイド、フロントエンド、インフラ、PM/PMO、IT/業務コンサル、AI・データサイエンティスト、アナリスト、アプリエンジニア、デザイナー、ディレクターなど本当に幅広い方々とお会いし、要望、志向性、キャリアのタイプ(どういうキャリアの人がどういうキャリアを希望しやすいか、どういうキャリア上の痛みを抱えやすいか)などを幅広い方々とお会いしたことが今のビジネスにつながっています。

広い領域のエンジニアの方々に関わった経験から、先端技術を用いたスタートアップからSIerまで、幅広く採用に関わらせていただきやすく、またテクノロジーがめちゃくちゃ好きなのでエンジニアさんの経歴を見ていて新しい技術に取り組んだ結果などを記載されていると、見ててとてもワクワクしますw

ダイレクト・リクルーティングは外部支援でも十分ワークすると思ったから

自分が採用活動をしていた時にダイレクト・リクルーティングに割いていた時間を考えると、1日に30分~1時間くらいだったんですよね。ただ、必ずその時間を毎日定期的に使うことを心がけました。1日8時間貼り付いて100通スカウト頑張って送っても多分成果上がらなくて。

KPI設計して、ひたすらそれと向き合いながら、毎日毎日、経歴を読み込み、定期的に新規登録者も含めて今アクティブな人たちに向けて、個別のメッセージを送っていく。そうすることでスカウトから一定の応募が発生し、採用がしっかり進んでいく。そういう実体験を持っていたので、外部支援かつリモートワークでも、ノウハウを元にご支援することで必ず成果が出せると考えて、採用代行を始めた形です。

実際やってみて、現状は週1日換算くらいの稼働目安にフルリモートでお手伝いすることが多いですが、自分でやっていた時とそこまで齟齬がなかったというか、その時間でしっかり貢献出来るというのが確認出来たなという実感はあります。

後半に続く。

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