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思いを伝えるだけが愛じゃない、激しく求めあうことだけが愛じゃない、個性を尊重しあえる関係も愛なんじゃないかな

「一番近い友達みたいな感覚」

この言葉がしっくりくる。愛しい人でもあり、理解者でもある私の相方。知り合って半年で同棲スタートし、2年前に結婚した。まぁ半ば強引に婚姻届けを突き付けて、あきらめ半分で書かせたんですが・・・。私はそれほど彼の身近な存在になりたかった。

私と彼の関係はちょっと変わっている。結婚しているのに財布は別々、相手の収入がどれくらいなのか知らない、夕食後もそれぞれ自分なりの時間を過ごしている。究極にお互いを干渉しない、ただ同じ空間を共に過ごしているそんな同居人のようなものだ。時々もの足りなさを感じているが、毎日家に帰ってくるだけでも十分かな。


独身の頃は母に「結婚するなら経済力のある人がいい」と言われていた。その考えが、人に寄り掛かれないと生きていけないようで嫌いだった。もし、結婚するなら自分が好きでい続ける人としたい、現実を分かってない子供じみた理念を持っていた。お金持ちで好きじゃない人と、貧乏で大好きな人どっちを選ぶという究極の選択があったら、私は迷わず大好きな人を選ぶと思う。私の確信は強かった。彼と出会ったのは運命だと思う、正直初めての時からどうしようもなく惹かれていた。モテなかった私は、自分が好きだという人としか付き合ってこなかった。そのほうが楽だったし、別れる時もさほど傷つかなくていいから。だけど彼だけはどうしても手に入れたかった、別にかっこいいわけでもお金持ちでもない、人に羨まれる相手ではないかもしれない。人がどう思おうと関係なかった。


結婚というのは人によって感覚も違えば理想も違う。一生独身でいたいという人もいる。私はどれも正しい選択だと思う。お互いを干渉せず、子供を持たないスタイルをとっている私たちも一つの選択でしかない。何が正しいのかなんて誰にも分らない。自分のモノサシで正しいという人がいる、そんな言葉に惑わされないようにしてほしい。あなたの幸せはだれにも作れないから。

私の結婚生活を案外私は気にいっている。干渉しないのは、お互いの個性を尊重しているということだから。


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