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一時帰国前に家を引き払ったのでベルリンで家探しをしています

2023年の11月は、私にとってはなかなかヘビーな月だった。

まずはドイツでのビザ取得。ワーホリビザで来ていたから、切れる前にフリーランスビザに変更をした。一時帰国が迫っているタイミングでのビザ更新は、きっと大丈夫と思いながらもドキドキしたし、はねられないよう書類はできる限り完璧に揃えた。

そしてビザ申請同日の家の退去。家具付きの家だったから荷物が少ないとはいえ、ドイツによくあるスーパーのでっかい袋に7袋くらいと、段ボール3箱くらい詰めただろうか。恋人の家族に手伝ってもらって荷物を運んだ。

その2週間後に一時帰国。忘れ物がないよう引越しと並行で荷造りをして、キャリーの中にキャリーを入れて、おみやげを買いに何度かスーパーに行って準備をした。明日はもう出発とゆっくり過ごしていたら、雪で飛行機がキャンセルされたので、夜中の3時までかかって取り直した。睡眠時間1時間半で出発。

そんなわけで、11月はイベント続きで自分の感情を受けとれていなかったけれど、ビザ取得は本当はもっと喜びたかったし、家の退去はもっとしんみりしたかったし、一時帰国はワクワク興奮しながら向かいたかった。感情を受けとれなかったことは、少し後悔している。


で、タイトルの通りに話を戻すと、私は一時帰国前に家を退去した。とっても素敵な家で、私はこのままここを更新させてもらいながら何年も住むかもしれないと思っていたけど、あっさり1年足らずで退去した。

理由は、ドイツで恋人ができたことと、更新のタイミングが来たこと。そのまま更新しようと思っていたけど、一緒に住む話が出たし、一時帰国もあるから、じゃあその前に退去してしまおうということで退去した。

一時帰国は2か月、恋人と帰る。一時帰国を終えてドイツに戻ってきた時、一緒に暮らしたくないとかいう未来になっていたらどうしようと少し思ったけど、2か月過ごしてみてどうだったかといえば、幸いにもそんな未来にはならなかった。

彼と暮らさない選択肢は私には今のところないので、一時帰国から戻ってきたいま、ふたりで家探しをしている。ベルリンで家を見つけるのは、なかなかに至難の業だけれど。


ベルリンで二人暮らしをすると決めるのは、私にはなかなかストレスが強かった。この地で外国人である私は、住民登録のできる住所が必須だし、ドイツの企業に雇われていない状態で家探しをするのはすごく難しい。自分の収入や信用を証明するのが難しいからだ。

いまはふたりでいるけれど、この先もふたりでいるかなんてことは誰にもわからないわけで、でも私は二人暮らしをやってみたかった。この人となら大丈夫と思えたし、恐れを優先してやりたいことを選ばないのは愚かだと思ったから。

でもやっぱりストレスが強かったし、恐れがたくさんあったから、恋人に聞いてもらって、時には泣きながら恐れを乗り越えた。私は一生ひとりで暮らすのだと思ってドイツにやってきたから、恋人ができたりふたりで暮らしたりということは想定外で、だから心のなかの書き換えが必要だったのだと思う。

話して、恐れを認めて、涙を流すことが、書き換えのために必要な手段だった。そのうえに絶妙なタイミングで用意された一時帰国というイベントで、2か月かけて関係性を育んだら、私は彼と暮らすことに疑いを持たなくなった。


そういうわけで、私はいまベルリンで、ふたりで暮らすための家探しをしている。これからもたびたびふたりで一時帰国をしたいから、郊外の安くて広い家に住みたい。ドイツの冬は暗いから、どの部屋にも窓があって明るい家がいい。

いつでも新しい家を受けとれるように、まずはこんな家に住みたいという妄想をしている。自分との対話を終えたいまだから、いつ新しい家が決まっても大丈夫だし、いい家が決まりますようにとワクワク期待しながら家探しをしている。

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