見出し画像

日本に住みたくない私がこの国の日本人街に行ってきた

女性として日本に30年ほど住んだ結果、私は日本に住みたくなくなりました。そんなことがあって、私はいまドイツに住んでいます。

ドイツという国は私が思っていた以上に人が多様で、アジア人女性な私でも暮らしやすいです。自分だけがマイノリティーと思わなくていいというか。

日本にいたら「日本人」というマジョリティがあるけれど、「女性」という大きな弱さを持っています。嫌な経験をたくさんして日本を離れました。

悲しいけれど、私には日本の嫌なところばかりが目につきます。そんな私が、ドイツこの国の日本人街に行ってきました。

一緒に遊んだ友人とのことを含めて、この旅はいい体験でした。そんな記録を残しておこうと思います。


日本に住みたくない私


母国語で暮らすということは、なんとも情報量の多いことです。看板もアナウンスも街の人たちの会話も、意識せずとも頭や心に飛び込んできます。

時には文字にも言葉にもなっていない情報も受けとります。日本語ネイティブとして日本にいるということは、そういうことなのだと感じています。

生まれ育った国なのだから日本に暮らすことが一番簡単なのだろうけど、私は外国人として外国に住むことを選択してみています。

生まれ育った国と思想が違うことは寂しいけれど、私にとっての暮らしやすさを少しでも早く見つけるための挑戦をしている今です。


この国の日本人街に行ってきた


それでもやっぱり、私も日本の好きなところがあります。たとえば食べものの文化です。

ドイツに住んでいるけれど、私は毎日日本の味を食べます。たとえば味噌はほぼ毎日摂っています。

この国の日本人街を、私は恋人や友人とともに楽しみました。私以外は日本人ではなくて、外国人として日本ぽさを楽しんでくれていました。

日本の話を日本語でして、彼らの日本での体験を聞いて、目の前の美味しい食事を楽しんで、私の心は言わずもがな満たされていました。

私の大切な人たちにもっと日本のいいところを知ってほしいし、欲を言えばそこに私が立ち会いたい。

知ってほしい日本の魅力を、私は案外持っていたんだよなと。私はもっと日本のことを伝えたかったんだなと。

ドイツこの国の日本人街に行って、みんなでキリンビールで乾杯をした夜。忘れたくない、大切な思い出になりました。

一緒に楽しんでくれた彼らにとっても感謝しているし、私はあの時間をすごく楽しんでいたなと振り返っているいまです。


▼旅の写真

▲鯖寿司なんてものにも出会えた1日目の居酒屋
▲みんなでラーメンも🍜
▲ピッチャーのビールなんて何年ぶり……

この記事が参加している募集

今こんな気分

7年半勤めた会社を30歳で辞め、好きな場所に住んで好きな仕事をする人生を作り直すと決めました。サポートいただいたお金は、退職後にお仕事にしているコーチングのスキル向上や、noteを書き続けるための生活に使用します🙇🏻これからも記事を通してみなさんと繋がれたら嬉しいです☺️