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きみにいいことがあるようにって祈れたら愛?


愛って。 深くて底なし。
重くて、温かくて、柔らかい。

とっても厄介で、でもしあわせ。



大人になってから、〝概念〟について考える時間が増えた。愛とか、優しさとか、強さとか、寂しさとか。そういったものについて、考えたり言葉にしたりする時間が、意外とすき。

愛は、すきな異性にだけじゃなくて、友達にも、家族も、飼っているペットにも、育てている植物にも、なんにだって注ぐことができて、その感情を抱くことができるからステキ。でも愛と好きは、またちょっと違って、だから、簡単に愛を注げる対象が現れるわけではないし、現れたとしても、こちらがその感情を抱けるわけでもないの。


今、最近付き合うことになった、きみへの好きを膨らませている途中にいて、風船みたいに、会うたびに少しずつ空気が入って膨らんでいくのがわかる。でも、わたしだって、愛についてそれなりに知っているつもりだから、これはまだ愛ではない。

今は、好きを存分に相手にぶつけて、ぶつけられて、心も体も満たされて、きもちよくなっている。多分お互いに。
目の前のきみに、目の前のすきに、目一杯。


今の関係はまだ、睡眠欲とか食欲とか性欲とか、そういうものの一種で、『好きな人欲』みたいな感じがする。勝手に作った言葉だけど、なんかそれがしっくりくる。

愛はもっと深層心理?
時間が育む?信頼や実績が必要?


わたしにとっての愛は、無償で祈れることです。
君にいいことがあるように。
なんとなく母性に似てるような感じもする。


あと、aikoのストローとか、星野源の不思議とかを聴くと、愛だなぁ、っていつもおもう。


延長戦を繰り返してやっと見えた本当の痛みは
出会った頃より悲しくて寂しくて大切で

君にいいことがあるように 
今日は赤いストローさしてあげる
aiko/ストロー

だっていいことがあるように、日常の中で自分なりにこっそり祈ってる。
赤いストローで、願掛けを神様にしてるなんて、愛じゃん。
今の、2人の間に発生する痛みの方が、出会った頃よりも寂しいけど大切だなんて、好きのその先に湧く感情。深く相手と繋がっているんだなぁとおもわせてくれる。

幼い頃の記憶  今夜食べたいもの
何もかもが違う

なのになぜ側に居たいの
他人だけにあるもの      
星野源/不思議


何もかも違う2人を、受け入れて、歩み寄って楽しんで、なぜか理由はわからないけれど、そばにいたいって、もうそれは、この先もずっと一緒にいたい人への気持ちだよ。
これも超×1000000 愛です。
他人だけにある物の不思議。なんでこんなに、ぶつかり合ったりしながらも、ひとは誰かと共に人生を進んでいきたいんだろうね。




好きの、その先にある深みに、
はまりたい。


でも、それはごく自然に、日常を丁寧に、一生懸命に生きている延長線上にあって、ゆっくりじんわり自然にうまれる。
気がつかないうちにそれが愛に変わっていて、ある瞬間に急に気づくのだ。



わたしはきっと、そのうち、その瞬間に出会う。
あぁこれだ、っておもう。




今は愛のいっぽ手前。

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