AKIRA

プロレスと筋トレとサウナとVAPEとバイクと純喫茶が好きな普通のサラリーマン。

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最近の記事

とある病気に罹患した時の話【6】

【前編はこちら】 とある病気に罹患した時の話【5】 休職中も会社からの連絡は逐一入った。連絡と言っても事務連絡だけじゃない。普通に業務の話も来たりする。まぁそりゃそうだ。休職は突然の事でいきなり仕事に穴を空けたんだ。空いた所の埋め合わせは他の人間がやんなきゃならない。でも穴を何で埋めたら良いのか分からない。穴が空いたらどうする?土を埋めればいい?コンクリートを流す?埋めちゃダメ?どうすりゃいいんだっけ?この工事を進めていたのあいつだから聞かないと分かんねぇな。っていうのは至

    • とある病気に罹患した時の話【5】

      【前編はこちら】 とある病気に罹患した時の話【4】 休職が開始したのは良かった事のはずだった。でもこれまで普通に出来ていた事が一切出来なくなった事を知った時、この状況から抜け出せるイメージは全く持てなかった。一生このまま辛い思いをして生き続けなければならないのか。恐怖でしかない。ゴールの無い道。ゴールの見えない日々を送り続ける事。道を指し示してくれるものは何もない。そんな中でどう生きる。生きられる。生きられない?そんな事ばかり考えていた気がする。 まず普通の生活をまともに

      • とある病気に罹患した時の話【4】

        【前編はこちら】 とある病気に罹患した時の話【3】 月曜日。会社から連絡。診断書と欠勤申請の提出を求められる。以上。 色々と頭をよぎったけれど結果がこれかと拍子抜けしつつもこの程度の話で済んだ事に安堵した。何言われるか分からない恐怖と不安からは一旦解放された。必要書類を出すのはあるが休職がスタートした形だ。 診断書に書かれた休職期間は1ヶ月。今日から一体どう日々が過ぎるのだろうか。未来がまるで思い描けない事なので不安は拭えなかったがまずは休職の日々が始まるのを受け止める

        • とある病気に罹患した時の話【3】

          【前編はこちら】 とある病気に罹患した時の話【2】 診断書を書いてもらい、次は1週間後に来院するよう指示を受けこの日の診察は終了。その後会社へ診察結果を連絡。内容は了解した。以後の手続きなどは週明け(この日は金曜日だった)に連絡するという事で終話。薬局で薬を処方してもらい帰宅。色々な事が立て続けに起こって疲れ果てたからなのか、帰宅後に薬を飲んで布団で横になるとすぐに意識が飛んだ。身体が疲れていたのか薬のおかげなのか。いずれにしろ寝て起きたら翌日の昼近く。 今日は土曜日。会

        とある病気に罹患した時の話【6】

          とある病気に罹患した時の話【2】

          【前編はこちら】 とある病気に罹患した時の話【1】 神様ありがとう。その日のうちに診てくれるだなんて。行けます。では夕方の〇〇時〇〇分に来て下さい。予約を確定させて電話を切る。安堵した。これで少しは状況が好転するかもしれない。安堵したのが良かったのか、そのまま布団に横になり少しだけ眠りにつけた。 夕方前に起きる。身体は鉛のように重い。でも病院予約出来たし行かなくてはと何とか身体を動かして移動を開始する。病院は最寄り駅から電車で20分の所。ここで1つ問題が起きた。特急電車に

          とある病気に罹患した時の話【2】

          とある病気に罹患した時の話【1】

          【前編はこちら】 とある病気に罹患した時の話【序章】 貴方の心は壊れていますというのは分かった。その直後、心だけじゃなくて何もかもが壊れてしまうというのを直感的に感じた。理屈じゃなくて直感だ。何だか分からないけどこのままでは終わってしまう。そう直感的に感じた事は今でも覚えている。 この状況に歯止めを掛けるためには行動するしかない。病院に行く事をお勧めとあったので精神医療をやっている病院に行く事だ。早速近くの病院をいくつかピックアップした。病院のホームページを見るとどれもこ

          とある病気に罹患した時の話【1】

          とある病気に罹患した時の話【序章】

          はじめまして。AKIRAと申します。 少し自己紹介。37歳男性。職業はサラリーマン。趣味はプロレス観戦と筋トレとVAPEとサウナとバイクと純喫茶巡り。昔、プロのダーツプレイヤーをやっていました。この辺りの話は別途書けたらと思っています。 突然ですが初のnote投稿はとある病気に罹患した時の話を書きます。書くというより書き残すほうが正確ですね。 当初この手の話は思い出した時にTwitterに備忘録のようにちまちま書き起こそうと考えていたのですが面倒になって辞めました。かと

          とある病気に罹患した時の話【序章】