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「音楽語り」嫌いな私の、チバユウスケへの想い

ごきげんよう🍒アカチェリーナ4世です🤙🏻👈🏻

こんな記事を書く予定はなかったのに
昨日気づいたら書き上げていました


私がチバユウスケの訃報を知ったのは
ツイッターの検索ランキングでした

昨日の14時ころ、私は
note記事のヘッダーのイラストを描いていて
いつも通り、色んなことに気を取られて気が散りまくり
全然進まない中
n回目の自主休憩をとろうとツイッターを開くと

「死去55歳」というおすすめワードが表示され
いつもなら私はおすすめワードはあまり見ないのですが
なぜだかその一文が気になり
押してみた訳です

すると55歳で死亡したのは
チバユウスケというミュージシャンだと判明しました

私の脳はショックで
急にホワイトアウトしたみたいに真っ白になり
何も考えられなくなり
悲しいとか残念だとか涙でろだとか
そういった感情が全く湧いてこず


なっちゃった…なんとかバニアに


なぜか
『翼の生えた戦車、そんなものに乗ってみたい』
という彼の歌のフレーズが
何度も何度も繰り返し脳内で流れ始めました


私はチバユウスケが今年の4月から
食道がんで活動をお休みしてることすら
知りませんでした

元気に活動しているチバユウスケという存在が
私にとっては当たり前の日常で
え、そうだったの?と今更ながら知ったわけです


私の脳がショックで活動しなくなって
どういうわけか、
note記事のヘッダーのイラストの続きを描かないとな、と
なんの気なく思い
机に座って手を動かすと

さっきまでは色んなことが頭に考えさり
全然集中できなかったのに
無で手だけが動いて作業しており
あっという間に完成までいきました

脳の中がいつもせわしないのがデフォルトなので
脳が活動しないとこんなに作業がはかどるんだなぁ・・・
私もストラテラとかいうADHD治療薬を
飲んだ方がいいんじゃないか

なんてことがぼんやり浮かんでいました


私は、自分の好きなミュージシャンや音楽について
誰かと語る、というのがあまり好きじゃなくて

「本当に自分がいいと思うものは、
自分の心の中でだけ思っていればいい」

なんて思って生きてきたんですが

初めてそれを破って
私の人生を支えてくれていると言っても過言ではない
「Thee michelle gun elephant」
というバンドについて話したいと思いました

このバンドやチバユウスケを知らない人からすると
ナンノコッチャ、興味ないわ
だと思いますし、その気持ちよく分かりますが
しばらくお付き合いいただけると嬉しいなぁと思います

🕶️

私が「Thee michelle gun elephant」通称ミッシェルに
出会ったのは、学生の時でした

当時私は、歌つきの音楽というものに不満を持っていました
世に出回る歌つきの音楽というものは
どれもいい曲だと思います

でも、ちょっと聴いたら
必ず「飽き」がくるんです

この前まではすごくいいと思って聴いていたのに
前奏がかかると、「あぁ、もう飽きたな」
我慢してAメロまで聴いて「あぁ、もう飽きたな」
サビまで来て「もう聴くのやめよう」

この繰り返しでした

私は「飽き」のこない歌つきの音楽っていうのは無いのか?
心からハマれて、自分のポリシーにもなりえるような
そんなミュージシャンはいないのか

と、どん欲に探し求める、「歌つきの音楽難民」でした

歌つきの音楽っていうのは
どうせ「飽きる」ものだ
「消費」されるものだ

そんな風に思わせないで
私がこれから天職にしようと思っているミュージシャンに
希望をいだかせてくれよ

と思っていました


そんな時に知り合いが
何の気なく聴いていた曲を私も何の気なく聴いていて

『世界の終わりが』
『紅茶飲み干して』
『パンを焼きながら』
『やってくる時を待ち焦がれている』

なんて歌ってるものですから
ずいぶん優雅な歌詞だなと思ったものでした

私の想像。イメージのパンは角食🍞の模様


その優雅さがなんか面白いような気がしてきて
そこから私もそのミュージシャンを聴くようになりました

それがミッシェルでした

ミッシェルは今までの歌つきの音楽の
「飽き」
を打ち破ってくれました
とにかく何度聴いても飽きない
一日中聴いていても飽きない

当時、すでにミッシェルは解散しており
私は言うなれば「新参のファン」で
ミッシェルの情報はなにも新しくなることのない状態です

そうすると、古いものをひたすら見つけていくしかないのですが

まるでさきいかのように、噛めば噛むほど味が出てきて
聴くたびに新しい発見がある
いつも新鮮な気持ちで楽しめる

ウォークマンにミッシェルのアルバムを全部入れて
お風呂と学校と寝る時以外は
マジでずっと聴いてました

知り合いが、昔ミッシェルのライブで
ギターのアベフトシが投げたピックを取ったことがある
と言われたら見せてもらったり

ライブバーの店員さんとミッシェルがきっかけで仲良くなったり

過去のライブ映像やテレビ出演映像やインタビューの載った雑誌を探したり
ポスターを中古で買ったり

ベースのウエノがタワレコ札幌店に来るぞ!と言われたら見に行ったり

『The Birthday』(ミッシェルのボーカルとドラムがやっているバンド)がファクトリーホールに来るぞ
と言われたら見に行ったり

(ライブ後汗だくになりすぎて
着替えもなかったので
ライブTシャツに着替えて帰りました
どうせならライブで着ればよかった〜😂
なんて思った思い出)

ギターのアベフトシは2009年にすでに亡くなっていたことが分かり
それから毎年7月22日はアベの日として

下戸でお酒がまったく飲めないので
料理にしか使えませんが
『鬼ころし』
を毎年心の中のアベにお供えしてます

私のあまりのハマりっぷりを見た母親が
「あんたは親の命日を忘れても、アベの命日は忘れないんでしょ」
とよく言ってました

しか~し!
今年、卵巣捻転で痛みが大変なことになり
初めてアベの日を忘れてしまい
後から気付いて「あぁぁぁぁ!」となりました笑

(卵巣捻転系の話はこちらにまとめてあります)

しかも今年6月に東京行って
ミッシェルの衣装御用達の
洋服の並木でモッズスーツ仕立ててもらおうと
密かに計画していたのも白紙になった😭


👔


とにかくミッシェルが私の生活に当たり前に
定着していきました


もうミッシェルにはまって10年以上経ちましたが
さすがにここ数年は落ち着いてきて
一日中ミッシェルを聴くことはなくなりましたが

幸いにも「飽き」は来ず

今でもミッシェルが大好きなままです

ミッシェルは
多くの歌モノの作り方とはちょっと違う方法で作られていて
メンバーが全員楽器と共に集まって
いっせーのーで
でセッションみたいなことをしていく中で
曲ができあがっていく

らしいです
そのスピード感がいいのか

はたまた
どの曲も3分程度の短い曲なのがいいのか
(そうでない曲もありますが、それは置いといて)

チバユウスケのカッコいい声や
言葉遊びのようなリズム感のある歌詞がいいのか
はたまた演奏が素晴らしいのがいいのか

何がそんなに長く飽きず聴くことのできる
魅力なのかと言われると
とても答えがでません



私はチバユウスケの声について
こんなにいい声の人って
めったに居ないなと思っているくらいに好きなのですが

昔、母や祖母と一緒に車に乗っているときに聴くと
「なにこの人の声」
と二人とも嫌がっていて

人によっては受け付けないんだなぁ
と知ってからは
人と一緒に車に乗る時は
ミッシェルは聴かないようになりました

自分が好きなものを
誰かに否定されるのが嫌だっていうのもありました

代わりに一人で車に乗る時は
ウキウキしながらミッシェルを聴いて
楽しくドライブをする率がかなり高いです笑


私は、ここ10年で
好きなミュージシャンがずっと変わらないことが
自分のポリシーだと密かに思っていて

あれもいい、これもいい
と多岐にわたって色んなものが好きなのもいいけれど

ずっと変わらないものがある
という一本芯が通ってる自分が
結構好きだったりします


私にとってチバユウスケは
家族以外で一番声を聴いている人の一人で
彼から音楽について学ぶことがたくさんありました


来年からはアベとチバの命日合同でやるよ



そんな彼が亡くなってしまったことで

チバユウスケが死ぬんなら
私もいつか等しく死ぬんだな


と彼の死のショックで
白くなった脳でぼんやりと思い
なぜだか腑に落ちた感じがしました


とても冥福を祈れるような感じではなくて
まだ全然信じられない気持ちしかないです
だからこんな感じで終わりたいと思います

しばらくはミッシェル聴けそうにないな
でも脳内では昨日からずっとかかってるから
大丈夫


2023年12月10日(日曜)追記

夢を見た
でっかい草っ原のど真ん中にステージがあって
私や他の人たちが集まって
ステージに立つミッシェルを見ていた

ジプシーサンディーの前奏をミッシェルが演奏し始めて
アベがギターを弾いてた
スーツのボタンがキラキラ輝いて
かっこよかったな

そしてチバも中央にあらわれた
今のチバじゃなくてミッシェルの頃のチバだった

そしてみんなで歌った
『12月が汚れ始めたその時から
あの子に居場所はいらない
空と海と大地に降り立って
人から人へと
ジプシーサンディー』

『この世に本当に
果てというものがあるなら
一度くらいは行ってみたいと思う
ジプシーサンディー』

まるで今の状況を示唆してるみたいな歌詞だなと
起きてから気づいた


日曜の今日この夢をチバが見せてくれるなんてシャレがきいてておもしろいなと思った





*********巻末CM**********
曲調は全く違うけど、彼の影響はきっとある
アカチェリーナ4世ですが

普段はシンガーソングライターとして
辛い気持ちを口にだして伝えていくことで
皆で自分の辛い気持ちを言えるようになろうと
いうメッセージを発信しています
公式HPにたくさん自分の気持ちを載せているので
見に行ってみよう

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