東京の大学に進学できるのは特権階級の子女だけ!仕送り激減!

日本学生支援機構の「令和4年度学生生活調査」によると、家庭からの仕送り額は、大学(昼間部)で年109万6900円です。つまり、平均で月額約9万1000円の仕送りがされています。令和2年度の114万4700円と比較すると、4万7800円減少しています。

ファイナンシャルフィールド

私は、毎月12万円の仕送りをしてもらっていた(家賃を含む)。だが、それでも少し足りないため、アルバイトも少ししていた。今の大学生だと、おそらく「全然足りない」ので、アルバイト漬けの大学生活になる。そうなると当然学業成績に支障が出る。インターンシップなど就活も難しくなる。

かつてないほど、地方から東京の大学への進学が難しくなっている。そもそも、地方から東京への進学に値するのは、東大、一橋大、東工大、早慶だけだと考えている。それ未満であれば、地底や関関同立でいいだろう。医学部は地方にもあるし。だが、早慶は一般入試の定員を絞り、かつてより地方公立高校からの合格が、難しくなっている。だが、せっかく合格しても、入学後の学生生活はカツカツなのだ。青春などしている余裕はないだろう。デート代もファッションも金がかかるのだ。

もともと首都圏に住んでいることも、仕送りできるだけの経済力があるのも、どちらも特権階級だ。その特権階級でなければ、東京の大学へ子女を進学させることは不可能になりつつある。借金は、医学部以外の場合は推奨しない。リターンが悪いからだ。

だが、だからと言って、地元の大学へ進学して東京の企業を目指すのも無理だ。採用大学をみてほしいが、大手金融、五大商社、コンサルティングファーム、全て東大や早慶に占領されている。かろうじて戦える地方大学は、京大、阪大くらいのものだろう。無理して東京で就活しても、東大・一橋大・早慶にボコボコに打ち負かされるだけだ(特に文系の場合)。しかし、田舎にはろくな企業がない。

地方の人は「進むも地獄、ひくも地獄」である。





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