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翼祈(たすき)の転職体験記。TANOSHIKAでWEBライターになるまでの道のり。

こんにちは、翼祈(たすき)です。
この記事では私が現在所属しているTANOSHIKAに入社するまでの道のりを振り返りたいと思います。

私の前職はもの作りでした。ものを作って、販売する仕事をしていました。以前は商業施設やマルシェでも販売していましたが、2020年、世の中のあらゆるが変わった年を境に、そういう場所では販売できず、道の駅のみでしか販売できなくなりました。

私は能力で言うなら、1番下のランクでした。「自分はこれが得意です」というものはなく、与えられたものをただ作ることしかできませんでした。

「これを作って欲しい」と上司に言われても、お手本通り作れず、売り物にはなりません。

作るのが下手でも、当時からこだわりが強く、色の組み合わせへのこだわりがすごくありました。あの当時は、凄く景色の色の組み合わせに敏感に反応し、それを仕事で取り入れて、自分だけのカラーを作っていました。あの当時はそのことに関しては、凄く冴えていましたね。

私がハンドメイドという趣味を見つけたのも、前職の影響です。「ハンドメイドが仕事に役に立てば」と思い、まずはハーバリウムから、色々作りに行っていた3年間では、50個以上色んなものを作りました。

それと同時進行にしていたのは、趣味のブログになります。元々文章を書くこと自体は、今年で19年目です。2009年からブログを始めて、コツコツ毎日文章を投稿していました。

実はこのブログでやっていたことが、今WEBライターという仕事で凄く役に立っています。

もの作りをただ続ける5年間。周りの利用者からは、「うちはぬるま湯だから、一度入社したら、もう出れないよ」と言われていて、「それもいいかな」と思っていました。

ですが、それとは裏腹に、「このままじゃダメだ」という両極端の想いを抱いていました。

会社にご意見番という様な方が多い職場だったこと、仲の良かった人がどんどん辞めていった環境、いつまでも目の出ない私の能力。

私、どうしたらいいんだろう」と、もがく毎日でした。

そう思っていた時に、運命の出逢いがあります。2020年にTANOSHIKAから前の職場に営業に来られていました。

「うちでは、パソコンで仕事をしています」

という話を偶然耳にしました。

ここだ!

そう確信しました。

その当時の支援者からは、「パソコンの仕事をする障害者の方は、小さい頃から訓練されて就職されていますから、今から始めても仕事ないですよ」とずっと反対されていましたが、営業に来られた後から

どうしてもTANOSHIKAで働きたいんです!

と言い続けて、「TANOSHIKAで働けると良いですね。人気で、空き待ちがすごく多くて、なかなか(入社するにも)定員枠が空かないので、空きが出るとすぐ埋まってしまいますし、空くと良いのですが」と最終的には賛成して頂きました。

TANOSHIKAから営業に来られてから、すぐにハローワークに行って、求人票を自宅と外出する用のバッグの中に1つずつ、持ち続けました。

入社するまで1年間、準備をしました。

私は本当は春頃の入社予定だったかもしれませんが、入社した年の2021年の春、念願のTANOSHIKAに見学に行く日が、飼っていた愛犬のお葬式と重なり、事情を電話で説明して延期となりました。

それから2021年7月。TANOSHIKAに支援者と見学に行きました。その日にWEBライターとWEBデザイナーの体験の日にちを決めました。

2021年8月。まずはWEBライターの体験から。「遅刻してはいけない」と思って、体験予定時間より45分以上前に来てしまいました。

WEBライターの体験の課題で、私は確か発達障害の記事を選んだと思います。

その頃タイピングは今より下手でも、「文章を書ける」と思ったら、休憩時間も課題にのめり込みました。

体験を終えた後、「時間通りに来て頂いたら、今日みたいに早く来なくても大丈夫ですよ」と言われて、WEBデザインの体験では、1本後の電車で行きました。

WEBデザインの体験では課題と、+αで名刺作りもしました。どんなものを作ったかはぼんやりとしか覚えていないのですが、自分が知らない世界、初めて観る世界線に凄くワクワクしたのを、昨日のことの様に覚えています。

2021年9月に面接があって、2021年10月11日に、無事TANOSHIKAに入社しました!

入社した当時は、「自分ができることをコツコツ頑張ろう。上手くできないかもしれないから」と、前職のことを引きずっていました。

ですが、TANOSHIKAに入社して、WEBライターという仕事が、ここまで今までは役に立たなかった発達障害の過集中とこだわりの強いところが、マッチするとはその当時は思っていませんでした。

WEBライターになって、約2年と4ヵ月。AKARIでは600件以上、noteでは300件近く記事を書いて来ました。

書くことでこんなに、身も心も元気になれるなんて」。あの前職で何もできず、下手だと言われてもヘラヘラ笑い、くすぶっていた頃とは想像しなかった自分に出逢えました。

本当にTANOSHIKAに入社できて今はすっごく幸せです。

これからも、皆さんが楽しんで読んで下さる記事を書き続けます。

これにて、翼祈(たすき)の転職体験記は終わります。

ご静聴ありがとうございました。


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