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植物や微生物の力で光る、『ボタニカルライト』が、発電や防災の面でも役に立つ日が来るー?

こんにちは、翼祈(たすき)です。

温かみのある、柔らかい、植物を使った、【ボタニカル】なアイテム。私も以前ハンドメイドのワークショップで、ボタニカルキャンドルを作って、キャンドルなので、火を灯すものですが、完全にインテリアとして、実用では使っていません。

ボタニカルキャンドルは元々キャンドルの火で明かりを灯すものですが、そうではなく、『ボタニカルライト』という植物由来の、植物の持つ力で、点灯させる取り組みが、今行われています。

冬の時期に街を彩ることが多いイルミネーションで、植物や微生物の力を活用し、発電して光る『ボタニカルライト』が脚光を集めています。

電源がない場所であっても、植物が元気に成長する環境だと、持続的に電力が得られるメカニズムです。今後防災対策などへの応用も期待が込められています。

今回は『ボタニカルライト』の誕生秘話について、お伝えします。

『ボタニカルライト』の誕生秘話

LED電球に灯る温かみのある光。鉢植えの植栽に飾り付けられたイルミネーションの配線の元を覗くと、電源用のコンセントではなく、根元に差し込まれた電極に辿り着きました。

発電するのは、土壌や植物が元気な証です」と述べたのは、商業施設などの植栽演出を発案した、東京都世田谷区にある「グリーンディスプレイ」の男性Aさん。埼玉県狭山市にある電子基板設計などの「ニソール」と、『ボタニカルライト』の普及や開発に励みます。

植物は光合成を行うことで成長するのに必要なでんぷんなどの有機物を産み出し、使わないでんぷんなどを根っこから排出します。根っこの周囲には、このでんぷんなどの有機物を食べて分解する時、電子を放出する微生物が中にいます。発電するには、この植物や微生物などの力を借りて、活用します。

植物が根っこを張る水場や土壌に、プラス極の役割を担う備長炭と、マイナス極を担うマグネシウム板を差し込みます。微生物が放出する電子をマグネシウム板で収集し、導線で備長炭へと流す仕組みで、電力が生まれます。発電で出るものは水のみで、植物の根っこが吸収します。

この技術は「ニソール」が発案しました。社長の男性Bさんが、農業機器の電源を「より身近な場所で集められないか?」と考えたことが始まりでした。これまで、マグネシウムは発電に使用すると溶けてしまうことが最大の課題でしたが、特殊なコーティングを表面に施すことで課題を乗り越えました。5年前に展示会で『ボタニカルライト』を紹介すると、植物の新しい活用法を模索していた、「グリーンディスプレイ」の男性Aさんの目に留まりました。

『ボタニカルライト』は、長さおよそ20cmのマグネシウム板6枚と、備長炭18本で、単3電池およそ2本分の発電が可能な様に電圧を調整していいきます。「植物が育つ環境だと、太陽光が届きづらい山林や室内でも持続的に発電可能です」と「ニソール」の社長の男性Bさんは説明します。イルミネーションに限定せずに、山林で土砂崩れを感知するセンサーなどに活用方法も拡大しています。

参考:「ボタニカルライト」に注目 植物や微生物の力で発電 街に電飾、防災にも活用期待 東京新聞(2023年)

東京農業大学地域環境科学部の教授の男性Cさんは、色々な種類の植物を同じ条件で育て、発電に効果的な植物はどれが該当するかを研究しています。一口に植物といっても落葉樹と常緑樹では発電に違いが見受けられ、季節や昼夜によっても電圧の大きさが変化します。

「植物がそれぞれに持つ力を可視化できれば、例えば発電することが認められる植物を災害時の避難場所となる避難経路や公園沿いに配置し、停電時もフットライトを誘導性を向上します」と話す東京農業大学地域環境科学部の教授の男性Cさん。将来的には里山や山林などが、景観や生物の多様性を守りながら、エネルギーの供給地となる可能性も見込まれています。

「グリーンディスプレイ」の男性Aさんは、「ただイルミネーションなどの光によって賑わいを演出する以外にも、植物が元気に育つ様にすることが、エネルギーを獲得する為にも大事なことだということを感じて頂けたら」と語ります。

私とキャンドル

私はキャンドルは、3回位作ったことがあります。1つは冒頭で書きました、ボタニカルキャンドル。1番最初は、ミツロウシートで作ったキャンドル。

3つ目は、先月です。2023年12月に、11ヵ月ぶりに、ハンドメイドのワークショップに行った時に、特別出店で、キャンドル屋さんが来ていて、キャンドル屋なので、ワークショップ自体も、本格的なものもありました。

私は敢えて本格的なものは作らず、手でこねて、雪だるまみたいに作るキャンドルにチャレンジしました。

ウサギを作ろうとした時、先生が、「さっきの女の子もウサギを作っていて、こんな可愛いの作っていましたよ」とスマホを見せてくれて、「よし、大人も頑張るぞ!」と思い、作ったのですが、

何か哀愁が漂う感じの表情になってしまい、自分が求めていた可愛さとは、正反対になりました...。

SNSで先生がその日作られたキャンドル投稿していて、自分だけクオリティの低さに、穴があったら入りたい気分でした。

先生も、「子ども達の想像力は凄い」と言われていて、ちょっと純粋ではなく、邪念な心が入ったのが、良くなかったかもしれません。

この記事の『ボタニカルライト』は、完全に自然のもので発電ということに、驚かされました。もしかしたら、将来的な発電の方法の1つになるかもとね。


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