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こんな夜更けに、餃子だよ。

自分のためだけに餃子を焼き始めた、のは深夜0:59。
むしゃくしゃしてやった、相手は何でも良かった、シリーズである。23:30くらいに寝落ちの国から帰還してJALセールで航空券を取ろうとしてもがいてあきらめたのちの、帰ってくる予定だった夫は「ごめん飲みに行くことなった」で飲みに行けるんだなあ、からの、もう何か、むしゃくしゃしてしまって、これは夫のせいではなくってきっとホルモンのせい(そろそろやってくるんだ、あの血が出るあれが、と思いながら数日経った)でありそれを飲み下すための、餃子とビールが私には必要だったのである。

そもそもの今日はなんだか全て踏んだり蹴ったり。
娘の習い事を何か始めたいなと思いつつ迷子をしており、今日は仕事を何とか早く終えてチア体験に行ってみたのだけど(平日の習い事は大体15時とかからで、保育園&仕事の家庭の人はみんなどうしているのだろう。私が無理するしかないのか)1歳息子が大暴れ。30分以上何やってもシャウトでスタジオに響き渡る、声。今日は娘主役なのに、何だかちゃんと見れない。悲しい。
家に帰ったらご飯食べられるように、豚汁とご飯だけセットしたはずが、「6:00」で予約してしまっていて生米。6時、朝の6時ね。保温だけされて超低温調理のすえ微妙なことになった豚汁(電鍋の外釜にみず入れ忘れてしまった)ああああ。もう心が折れそう。でも何かきょうざが食べたい。こないだ見た今井真美さんのきゅうりと鶏ひき肉の餃子。久しぶりに「これ作って食べたい」と強く思ったそれを、作りたい。そろそろチルド室の鶏ひき肉が寿命を迎えてしまうし。ミントは見当たらなくて断念したけれど。ねえ、みんなどうやってハーブ手に入れてるの?もう栽培するのが一番手っ取り早いかな。ディルと、ミントと、バジルが欲しい。

餃子のたねを作る途中で息子のシャウト。キッチンの前の扉に張り付いてシャウト。泣き過ぎて吐きそうな勢い。もうだめだ。ごめん、餃子なんて作ろうとして、お母さんがごめんなさい。ごめんごめんごめん・・・と思い諦める。

やっと炊き上がった米と、豚汁と、あとはぶりかま(子供達はぶりかまが大好き)そして納豆。もうこれでいいや、と、料理を諦める。私が料理を諦めた方が、子供たちは総合的に幸せそうなんだよな。今日は、じぶんの機嫌を取るのに失敗し続けている。何だか、ああ。あああ。せっかくなのに。

そう思っていたら娘は「ねえ。今日って何だか、特別って感じよね」と夕食後に桃をギリシャヨーグルトの上にトッピングしながら満足そう。早く保育園から帰って習い事体験、楽しかったんだな。そっか、そっか。泣き叫ぶ弟に翻弄される母だったけど、楽しんでくれていたのか。よかった。チアより水泳がいいそうです。でもピアノとか英語もやらせたいなあ。とか、色々思ってしまって親のエゴ。そして習い事をさせんとした時に確保(確実に削られる)私の仕事時間をどう工面するか。土曜日なのか。でも週末は、思いっきり遊ばせてあげたいなあ。などぐるぐるぐるぐる。「保育園あと1、だね!」と週末まで毎日カウントダウンしている娘可愛い。愛おしい。そして、3連休はフルワンオペの予定なのでうまいことじぶんの機嫌取らねば。


そんなこんなでお腹いっぱい餃子を、茹でたのも焼いたのも、計20個以上をもうこれ以上食べれないってほど食べた深夜、まだ眠れなそうだからばああああああっとこれを書き込んでいる(ここまでで約10分)

深夜テンションに頼って創作がしたい。起きなくても良い朝が欲しい。
私の9月の自分に課したミッションはまだ何一つ進んでない。

でもこんな夜更けに、餃子を作って食べるって、何だか日常の中に突然無理やり食い込んできた非日常といった感じで大変愛おしい夜となったのである。酔っ払って帰ってきた夫に半ば無理やり餃子を味見させ、寝かす。寝かしつけはいらないが、目をはなすと変なところで変な姿勢で寝てしまうのだ、夫は。ちゃんとベッドに行ったのを確認して。食べる、食べた、食べ過ぎた、餃子。餃子を作る時って何かいっつも記憶に残る。えいっとつくりたいんだけど、小さき子供たちがいる時はなかなかに、それがえいっなのだ。(きゅうりの餃子は、茹でたのが美味しかったな)

私にはこんな夜が、今、必要だったから、まあいいとしよう。
そろそろ寝るか、ねれるのか。
アンパンマン目覚ましに明日の朝も叩き起こされれるのだ、母も。


今夜のBGMは中村佳穂さんのアイアム主人公でした

#日記 #コラム #エッセイ #ちあきろく

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