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ヨーロッパのクリスマスマーケットにまた行きたい🎄

2016年、2017年、2018年と3年連続でヨーロッパのクリスマスマーケットを巡る旅行に行ってきました。

クリスマスマーケットは日本でも楽しまれるイベントとなりつつありますが、本場ドイツのクリスマスマーケットは規模が大きく、なんとも言えない温かい空気感があります。クリスマスマーケット全体が醸し出す雰囲気に魅了されてしまいます。
おうちの近所で夏祭りがあったら行かずにはいられないような感覚、といえば伝わるでしょうか。
もし私がドイツに住んでいたら、秋ごろからクリスマスマーケットが楽しみでソワソワし始めて、冬になったら毎日のように行ってしまうだろうなと思います。

3年連続でクリスマスマーケット旅をした時は、いつから各都市でクリスマスマーケットが始まるか調べて、どのルートで周るのがいいか考えて、飛行機・列車・ホテルを自分で予約した個人旅行でした。
たっぷりクリスマスマーケットを堪能できたので、開催期間の調べ方など参考になりそうなことをnoteします。
これからヨーロッパのクリスマスマーケットへ行かれる方のご参考になれば幸いです。

クリスマスマーケットとは

教会前の広場や市役所前の広場などにストール(小屋)が建てられて、11月下旬からクリスマスまで開催される冬のイベントです。
元々は宗教的な意味合いが強かったのだろうと思いますが、現在は寒くて暗い冬の楽しみ、という雰囲気です。

ドイツ語圏では盛んに行われていますが、年々クリスマスマーケットを行う都市が広がっていて、ヨーロッパ全土・北米でも行われています。

クリスマスマーケットの期間・時間帯

クリスマス前の4週間が開催期間となる都市が多いですが、11月上旬から実施している場合もあります。
クリスマス当日はクリスマスマーケットは開催されておらず、皆さん自宅でご家族と過ごしているようです。クリスマスマーケットを目的にヨーロッパへ旅行に行く場合は開催時期を必ず確認しておいた方がいいです。

ストール(屋台)は一度設置されたら、ずっとその場所に設置されたままです。日本の夏祭りの屋台のようなテントスタイルではなくて、木製の小屋というケースが多いです。
昼間は施錠して閉店しているケースが多く、夕方から夜にかけて開店するお店が多いです。現地の方は仕事が終わってから、友だちや家族でクリスマスマーケットに行っているようです。
旅行会社主催のツアーでヨーロッパのクリスマスマーケット旅行に行く場合は、多くのお店が閉店している昼間に行くことになってしまい、かなりもったいないです。クリスマスマーケットは夜に行かないと。
私は個人旅行だったので、昼間は移動に時間を使って、夕方から夜にクリスマスマーケットを楽しむようにしていました。

クリスマスマーケットの楽しみ方

ストールで売られているものは様々です。ホットワイン、ブルスト(ドイツソーセージ)が定番です。
ジャガイモや豚肉の料理が他にもいろいろありますし、リンゴを使ったスイーツ、ナッツのおやつ、チョコやハチミツなどもよく見かけます。

飲食だけでなく、クリスマスツリーを飾るオーナメントやロウソクなども売られています。
民芸品を売るお店もあって、木製カトラリーや食器、手編みのニット帽なども買うことができます。

子ども向けのクリスマスマーケットだと、観覧車やメリーゴーラウンドが設置されていたり、羊が放たれているエリアがあったりしました。

ドイツのベルリンなど大きな都市の場合は、ブロックごとにクリスマスマーケットがあります。ベルリンだけでも数えきれないほどのクリスマスマーケットがあり、地区ごとにそれぞれ特色があってクリスマスマーケットをはしごするのも楽しいです。


クリスマスマーケット情報の便利サイト

1.Christmasmarkets in Europe

こちらは個人が運営しているサイトで、ヨーロッパをほぼ網羅しています。しかも年々カバーする都市が増えていて、情報満載です。
個人でクリスマスマーケットに行かれる方は、このサイトをチェックすることをお勧めします。

都市別のページにオフィシャルサイトのリンクが貼ってあるのがありがたいです。まずはこのサイトで基本情報を知ってから、オフィシャルサイトで日程変更がないかなどを確認することができます。

特にFoodのページはクリスマスマーケットで食べられる美味しいものを全て紹介していると思います。ヨーロッパのクリスマスマーケットで見かけたもので、掲載されていないものはないくらい内容が充実しています。

私のお気に入りはいろんなキノコを炒めてホワイトソースをかけたFried Mushroomsです。日本帰国後にまねして作ってみたのですが、全然満足できなかったです。クリスマスマーケットで寒い寒いと言いながら、熱々の料理を食べるからこそ美味しいような気がします。

中央奥に映っている日本のしいたけはドイツでもShiitake

こちらのYouTubeではクリスマスマーケットに行く前に知っておいた方がいいことを教えてくれます。

2. The Best Destinations in Europe

ランキングスタイルでクリスマスマーケットを紹介している旅行会社のサイトです。
旅行会社のサイトなので、都市間の移動情報があったり、ホテル予約のリンクがあったり、スキーリゾートの紹介があったりします。
都市別の紹介だと、自分が興味のある都市しか検索しませんが、ランキング形式だと、全く知らなかった都市を発見できるのが面白いです。

3.Wikivoyage

Wikivoyageは広告がなくて、メジャーな都市のクリスマスマーケットのリンクがまとまっているのが助かります。


これまでに行ったクリスマスマーケット

2016年 ドイツ+フランス

東京→フランクフルト→シュツットガルト→ストラスブール→ローデンブルク→ニュルンベルク→デュッセルドルフ→ケルン→フランクフルト→東京というルートで旅行しました。
昼間は都市間移動に時間を使い、ホテルチェックインしたらクリスマスマーケットへ行き、ホテルでは寝るだけ。各都市に1泊しました。翌朝はまた電車で次の都市へ移動、を繰り返しました。
天候に恵まれ、電車の遅延もなく、すべて予定通りに乗り継ぎもできて、大満喫のクリスマスマーケット巡りができました。

ドイツ・フランクフルト
街の中心部に大きなクリスマスマーケットがあり、その広場につながる道も歩行者天国になっていて、ストールが並んでいました。

フランクフルト
お昼間だとまだ閉まっているストールもありました。夜に開店します。

ドイツ・シュツットガルト
世界最大のクリスマスマーケットと言われています。本当に広大なエリアでクリスマスマーケットが行われていました。あまりに広いので、気になったものはその場で買わないと、後から同じお店に戻るというのは不可能に近いと思います。
ストールの屋根装飾がとってもゴージャスで、お店よりも屋根に目がいってしまいがちでした。

シュツットガルト
シュツットガルト


シュツットガルト
かわいくて小さな観覧車

フランス・ストラスブール
かつてはドイツだった歴史もあるストラスブールにも行ってみました。
ドイツとはまた違った落ち着いた雰囲気のクリスマスマーケットが素敵でした。

ストラスブール

ドイツ・ローデンブルク
絵本の中のような街並みのローデンブルクは、世界的に有名なクリスマス専門店ケーテウォルファルトの本店がある街です。
街全体がかわいらしくて、温かくて、うっとりしてしまう街です。

ケーテウォルファルトの店内はとても広くて数時間は買い物楽しめます

ドイツ・ニュルンベルク
ドイツ三大クリスマスマーケットの一つがニュルンベルクです。
赤白ストライプのストールが整然とならんでいて、とっても歩きやすいクリスマスマーケットでした。

ニュルンベルク

ドイツ・デュッセルドルフ
他の都市のように大きなクリスマスマーケットがあるわけではなく、生活圏の道沿いや広場にコンパクトなクリスマスマーケットがありました。歩いている途中に気軽に買い物したり、美味しいものを食べれて楽しかったです。

デュッセルドルフ

ドイツ・ケルン
世界遺産のケルン大聖堂の前にクリスマスマーケットがありました。なんとなく迷路のような複雑なストール配置になっていて、適当に歩き回るのが面白かったです。

こちらはケルン大聖堂から少し離れたクリスマスマーケット。
ケルン大聖堂は大きいので広範囲から見ることができます。

2017年 ドイツ東部

長期間会社を休むことができなかったので、ベルリン3泊+ドレスデン2泊で2都市だけクリスマスマーケットを行きました。
といっても、ベルリンだけでも50以上のクリスマスマーケットがあると言われているので、毎日違うエリアに行って楽しみました。

ベルリン
ベルリン
入場チケットを購入するタイプのクリスマスマーケット


ドレスデンは東ドイツだった工業都市で、重厚な雰囲気の街並みがクリスマスマーケットの雰囲気をより温かいものにしてくれていました。
またドレスデンはシュトーレンの発祥の地と言われていて、お土産で買ったシュトーレンがとんでもなく美味しかったです。もっとたくさん買ってくればよかったと後悔するレベルで美味しかったです。はぁ、また食べたい。
タイトル画像もドレスデンのクリスマスマーケットです。

ドレスデン

2018年 ウィーン・ブラチスラバ・ブダペスト

オーストリア・ウィーン
ドイツの大都市同様に大規模なクリスマスマーケットがいくつもありました。

ウィーン
市庁舎前のクリスマスマーケット
ウィーン
シェーンブルン宮殿の前にもクリスマスマーケットのストールが並んでいました


ウィーン
干し草の上で寝転んだり、座ったりして楽しめるエリアがありました。近くには羊さんもいました。
ホットワインが入っているサンタさんのカップは持ち帰ることもできますし、飲み終わってお店に返却すれば3ユーロなどカップ代金を返金してもらえます。多くのストールで同様のスタイルをとっているので、気に入るカップを探すのもクリスマスマーケットの楽しみです。

スロバキア・ブラチスラバ
スロバキアの首都のブラチスラバは、ウィーンから電車で1時間くらいで行けます。
ウィーンと比較すると小さな街ですが、かわいい街並みを歩いて楽しめました。クリスマスマーケットでは民芸品がたくさんうられていました。

ブラチスラバ
パンの中はケシの実がぎっしり入っていました。

ハンガリー・ブタペスト
私が行った時はクリスマスマーケットはたくさんはなかったです。でも、観光スポットがたくさんあって、ブタペストはドナウの真珠と称される理由を実感しました。

ブタペストのクリスマスマーケット
ブタペスト
ナイトリバークルーズで見たハンガリーの国会議事堂


クリスマスマーケットの海外旅行 Tips

クリスマスマーケットはかなりの人混みなので、できればカバンは持って行かない方がいいと思います。
私はコートのポケットにホテルの鍵、クレカ、現金、スマホ、ウェットティッシュを入れて出かけていました。

ドイツ圏に行く場合はコートは黒、濃紺、茶色、グレーにした方がいいです。服の色にかなり保守的なドイツの人達は、この4色のアウターしか着ていないと断言してもいいと思います。
他の色を着ていたらドイツ以外に住んでいる旅行者であることが一目瞭然です。特にアジアからの旅行者はカラフルなアウターを着がちで、スリのターゲットになりやすいと思います。

マイナスの気温になった日もあったので、寒さ対策も必須です。足元は足首まで覆ってくれるブーツが活躍します。

ヨーロッパではクレカ支払いが主流ですが、クリスマスマーケットは現金を持って行った方がいいです。現金支払いのみ可能なお店やトイレもありますし、クレカ支払端末が不調だった時のことを考えてある程度の少額紙幣やコインは持っておいた方が安心です。

クリスマスマーケット旅行の時は、クリスマスマーケットまで歩いて行ける距離にあるホテルを予約しました。疲れたらすぐに部屋に帰ればいいし、日本のように無料で清潔なお手洗いがあるわけではないので、ホテルが近いと安心でした。

旅行の計画

Christmas markets in Europeのサイトで開催日程を調べて、行きたい都市を決めたら、DBのアプリやOmioでルート検索して、アプリやWebで電車のチケットを予約できます。
海外旅行先でチケットの買い方を確認するよりも、旅行前にチケットを買っておいた方が安心できると思うので、おススメです。

ホテルについてはこちらのnoteをご覧いただけると嬉しいです

スマホ通信環境はeSIMが断然おススメです

2023年の海外旅行で便利だったアプリはこちらにまとめました


2021年のクリスマスシーズンはスペインにいたのですが、クリスマスマーケットはやっぱり寒い国の方が雰囲気がいいなぁと思いました。

いつかまたドイツ圏のクリスマスマーケットに行って、美味しいもの食べまくりたいです。

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