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竹田の町並みから廉太郎トンネルと瀧廉太郎記念館へ

大分県竹田市。
三日月珈琲店 月鐘楼さんで昼食を頂いた後は、フィルムカメラ(EOS-1V)に持ち替えて散策する事に。

月鐘楼さんの向かいにある路地には、慶応元(1865)年建築の塩屋主屋や江戸時代は米蔵で昭和30~50年代は銭湯だった建物を利用したアートスペース & カフェ 大蔵清水湯さんなどが建ち並ぶ。

とある店先には熟睡している警戒心ゼロな猫さんがいらっしゃった。
可愛過ぎてめちゃくちゃ間近で拝見してしまったけど、一切起きる気配無くすやすや眠っておられてほっこりしつつ、静かに退散。

観音寺十六羅漢とNHKアンテナというミスマッチな景観。

立派な蔵が建つ路地。
その先に見える小さなトンネル。

この小さなトンネルは、昭和62(1987)年に観光用として改修された廉太郎トンネル。
正式名称は溝川トンネルと言い、元々は明治中期頃に掘られた素掘りのトンネルでした。

小さなトンネルでありながら、S字カーブを描く不思議な構造。
中の照明は明治時代の雰囲気を出すようにガス燈を使用し、トンネルを潜ると瀧廉太郎氏の曲がオルゴールの音色で流れる仕組みになっており、目にも耳にも美しいトンネルである。
岡城の公式HPによれば、春夏は『花』『荒城の月』『水あそび』が、秋冬は『荒城の月』『はとぽっぽ』『秋の月』を楽しむ事が出来るそう。

廉太郎トンネルを抜けた先にあるのは瀧廉太郎記念館。
ここは瀧廉太郎氏が12~14歳まで過ごしたお屋敷跡です。
再度デジイチ(EOS 6D)に持ち替えて撮影。

元々は岡藩家臣・岩瀬家の武家屋敷だった建物。
撮影禁止の展示物もあるので屋敷内は撮影しておりませんが、お庭が美しかったのでパシャリ。

下駄をお借りして離れの蔵へ向かうのですが、一際目を引く洞穴が・・・
こちらは氏が住んでいた頃は馬小屋として使用していましたが、岩瀬家の時代は漬物・炭・蒔などを入れる為に掘ったという説や一時期は蒸し風呂として使っていたという説が伝えられていながらも資料が残っていない為、真偽の程は分かっていません。

履きなれない下駄、そして雨という環境で終始小さな悲鳴を上げながらお庭散策を試みたものの、危険を感じたのでゆっくり蔵へ向かう。
(下駄、もしかしたら30年振りくらいに履いたかもしれん)

蔵の1階には尺八を吹く廉太郎少年象にピアノ、氏が使っていたものと同型のオルガンなどが展示されており、こちらで十数分の映像を鑑賞できます。

蔵の2階は廉太郎少年が過ごした部屋が再現されています。
撮影禁止のものが多く、写真自体はあまり撮らなかったんですが、何度目かの竹田で漸く訪れた瀧廉太郎記念館を満喫出来ました。



最後まで読んで頂き、有難うございます。


【撮影機材】
Canon EOS-1V
Canon EOS 6D
FUJIFILM SUPERIA X-TRA400
Canon EF17-40mm F4L USM
TAMRON 28-300mm F/3.5-6.3 Di VC PZD (Model A010)

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