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僕のうた

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ふと思ったことを僕なりの詩にして書いています。
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【詩】この世界を離れる前に/【Poem】Before leaving this world

【詩】この世界を離れる前に/【Poem】Before leaving this world

私の前で 泣いてください
この世界から いなくなり
ガンジスの 大きなうねりにゆだねてきます
あなたを残すさみしさは
永遠に この世界に残ります

私の前で 怒ってください
あなたを残していなくなる私を
どうか許してください
あなたに残るわだかまりは
死ぬまでずっと残ります

私の前で 笑ってください
いつかあなたに会える時間(とき)を信じて
私はあなたを見守ります
あなたの笑うその顔は
私をいつ

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【詩】チャイ

【詩】チャイ

チャイという飲み物は
牛乳と水をミックスします
茶葉を沸騰するまで煮詰めます
砂糖やお塩をたくさん入れて
私の思いをこしていきます

おはよう
いらっしゃい
おつかれさま
おかえり

できあがったチャイという飲み物は
熱くて飲むのが大変だけど
その熱い思いがあるから
心も体もほっとします

ごちそうさま

【詩】エアロビ

【詩】エアロビ

踊れ!ずれたっていいんだ
楽しめ!みんなで動けば楽しくなる

走れ!遅くたっていいんだ
楽しめ!汗をかけば気持ちいい

進め!人と違ったっていいんだ
楽しめ!今この瞬間を

【詩】ミツバチ/【Poem】Honey  bee

【詩】ミツバチ/【Poem】Honey bee

美しく咲いている花たちは 今日もミツバチを躍らせる
どんなに花びらに触れようと その蜜の味に触れることはできない
どんなに枝葉に触れようと その心に触れることはできない
けれどもそこにある花たちは ミツバチを躍らせ狂わせる

その妖艶さ 暗闇に咲く白い花
夜のネオンが 白い花を光らせる
朝には消えゆくその花に ミツバチは心のよりどころを求める
日が昇れば消えていく 夜の花は咲き誇る

ミツバチたち

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【詩】小さないわし雲

【詩】小さないわし雲

空におよぐあのいわし
大海原を泳いでる
これからどこへいくのかな

僕は大空の底でイワシを見あげ
自転車こいで追っかける

あぁ どうしたら僕は
大海原を自由に泳ぎ回れるのだろう
いわしは知れずと消えていった

【詩】この宇宙の片隅に

【詩】この宇宙の片隅に

広いはらっぱに寝そべると
青空で雲が走っている
太陽が月と追いかけっこをする

雲たちが雨粒をふらそうと
鳥たちがざわつこうと
僕には彼らがわからない

草たちが僕の背中でつぶれても
草たちは僕のことを知らない

太陽が月にかくれるように
草たちの本性など空は知ったことない

それでもこの宇宙の片隅では
欠けてはならないひずみの中で
肩を寄せ合って生きている

頼りたいのに頼れない
不安の中に生き

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【詩】ある起きた日の朝

【詩】ある起きた日の朝

うずくまる母
横で寝る父
僕はわからず立っている

暑くて暗い夏の日の朝に
僕は顔を拭って立っている

魚を釣るのが好きな父
いけすの魚のエサどうしよう

バイクの好きはあの父は
お寺の前で車に飛ばされ
鳥になっていったのだろうか

目の前を覆うその未来に
お寺の鐘は低く唸ってる