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「どうする家康」で私が外した予想・これからの予想

あのー、史書に沿わないところが目立つ、など散々な言われようですが、私はけっこう楽しんで見てます。史書が正解か、実際と同じかどうかなんて、現在生きている私たちの誰も本当のところは判らない。ちょこっとくらいなら面白く「創作」しちゃうのはアリなんじゃないかなーって思ってます。

寺島しのぶの「その後、なんやかんやかんやありましたが、」のナレーションで金ヶ崎の戦をばっさり省略しちゃったのにはそんなんあり!? と笑ってしまいましたが、このドラマでは皆が知ってる事は飛ばして、強調したい話にたっぷり時間をとってそこを丁寧に描きたいのだなと、好意的に受け止めてます。

予想①「麒麟がくる」の長谷川博己が再び光秀を演じると本気でガチで思っていた

麒麟で、光秀は最後、死んだのか生き延びたのかよう分らん感じで終わりましたよね。これはきっと3年後の「どうする家康」で再度光秀を演るからだ。でもってやっぱり山崎の合戦で死なず、僧・南光坊天海として復活し、家康の側近となるのだ!
……と、本気で予想してたんですよ。しかし外れた。長谷川さんの光秀、もう一回みたかったな~。

予想②光秀が本能寺を襲った理由は「信長様に愛されなかったから」

先日散ってしまわれましたが今どき漫画でもお目にかかれない、典型的な悪役の光秀でした。キャラとしては面白いのに、もう少し何かひねって欲しかったかな。このドラマはBL要素が強いので、例えばこう。光秀は主従の関係を超えて信長を愛していて、でも信長は光秀を家臣としか見ていない。こんなに尽くしているのに、信長様は、家康や森蘭丸ばっかり見ている。・・・うぬ、愛してくれないなら、いっそ!!

で、本能寺の変。ははは~、これぐらいやってくるだろうと本気で予想していましたよ私は。聖闘士星矢の同人誌で育ったものですから。信長に光秀が、如何にもそれっぽい、思わせぶりな目つきをしているシーンもありましたので。「蹴られた恨み」「自分が天下人になる」だけで謀反を起こすのは、なんだかもったいない。

ちなみに本能寺で炎に巻かれる信長の「家康~」と伊賀越えで忍びの者に襲われながら家康が叫ぶ「信長~」の呼応は、恋愛漫画にしか見えなくて、笑うところじゃないと思うのですが、すみません、笑ってしまいました。

予想③瀬名は自害したと見せかけてかくまう。本能寺の変のあと家康たちと合流し、最終回まで幸せに暮らす

このドラマの瀬名が死ぬとは思わなかったんですよ。信康の切腹はあるとしても、とにかく瀬名だけは生き延びるだろうと。で最終回、臨終の家康の布団のそばに座って「駿府での日々が懐かしゅうございますね」「あなたはちっとも弱い兎ではございませんでしたね」などと思い出話を語りあい、語ってる最中に眠るように息を引き取る家康。史実無視! ええやんけ! そう予想していましたが、瀬名は本当に自害してしまいました。

予想④松山ケンイチ(本多正信)は初期の清盛にしか見えん

予想ではなくただの感想です。「平清盛」好きだったので、清盛カムバァァァ~ック! に思えて私は嬉しい。「平清盛」は視聴率的には振るわずどこぞの知事に画面が汚いとも酷評されましたが、どこが汚いのかさっぱりわかりませんでした。

オープニングの音楽もかっこよくて好き。愛憎渦巻く王朝絵巻、うっとりして見てましたけどねー。鳥羽院をめぐる得子(松雪泰子)と璋子(檀れい)のバトル。松雪泰子が怖いよ!  NHK様、視聴率が悪いからといってどうか脚本書き替えたりなんかしないでくださいましよ。

松山ケンイチ。三河一向一揆を扇動した罪により斬首される覚悟を決め、「大たわけめが!」と家康を責める鬼気迫る演技に痺れました。松本潤には悪いですがあのシーン、松本潤の存在がどこかに消えてしまった。そして声もいいですね、松ケンさん。声だけ聞いててもフワァァ~ってなる。

予想⑤伊達政宗役が羽生結弦

NHKは羽生さんが大好きですからね、これくらいは当然してきます。羽生さんは2016年の映画「殿、利息でござる!」で仙台藩の7代藩主・伊達重村役で既に俳優デビューをされています。伊達政宗役が俳優2作目になります。

5日、朝起きてパソコンつけたら「羽生結弦結婚を報告」のニュース。フェイクか~と思ってたらガチのニュースでびっくり、羽生さんが結婚に興味があることに二度びっくり。ご結婚おめでとうございます🌟

予想⑥今後大河の主役を張る俳優

2011年頃、職場の同僚に今後大河の主役を演じる俳優の予想を述べました。そのとき私が言ったのは
藤原竜也 > 小栗旬 > 松坂桃李
でした。>は可能性が高い順です。小栗旬は当たりましたが、大河の主役が年齢若くなっていってることを考慮し、新たに予想を立てました。

菅田将暉 > 山田裕貴 > 清原果耶 > 中川大志

山田裕貴は「どうする家康」で本多忠勝を演じています。第一回目で登場した時、「ものすごくいい身体してるこのひと誰!?」ってなったんです。山田裕貴、聞いたことある(←あまり俳優に詳しくない)。

それから彼が画面に出たら目で追ってしまいます。主君にズケズケ言う生意気な感じもイイ。いい身体してるのは当然で、お父様が元プロ野球選手の山田和利さんなんですね。本人も中学校まで野球をしていたそうな。どうりで!

清原果耶は2016年のNHKドラマ「精霊の守り人」で主人公バルサ(綾瀬はるか)の少女時代を演じていて、「この子の目力すごっ! めっちゃ惹きつけられる!」ってなったんです。ドラマはこれしか見ていない。朝ドラで主人公を演じましたがそれも見ていず、「精霊の守り人」だけなんですが、ぜひ大河の主人公で見てみたい俳優さんです。

菅田将暉には渡辺謙を継ぐ二代目伊達政宗を、中川大志には「大河でやってほしい歴史人物」で上位に来る聖徳太子を。私の考えるこの大河での聖徳太子のイメージは現在で言えば「東大を出て物凄く学問は出来るけど実務はあんまり・・・な人」。地面から足が3メートルほど浮いている。閣議中に仏教のことばかり考えてKYな事を言って周りを困らせるダメダメな婿さんを、敏腕政治家の義父(蘇我馬子)が尻拭いをしてまわる、コメディタッチな大河。それこそ歴史ファンに怒られそうですね。

2004年大河「新選組!」での山口智充の演技がいいので、彼で田中角栄を見たいと思ったこともありました。「大河でやってほしい歴史人物」には昭和天皇もいて、驚きました。どちらも大変難しいかもしれないけど、ぜひ見てみたい。そういや聖徳太子も昭和天皇もNHKドラマと映画「日本の一番長い日」で元木雅弘が演じていました。

ああ、長くなってしまいました。本当は⑥に永山絢斗も入れたかったのですが、あんなことになってしまいました泣。


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