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836 選ぶ時間は、本当に必要か

こんにちは!
(一社)全日本ミニマリスト協会です。

【選ぶ時間は、本当に必要か】

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人の1日の思考回数は1.2万回から6万回と言われているそうです。

やたら幅があるのは気になるところですが、おそらく被験者の職業や立場で思考回数に差があったものだと思います。

そりゃそうですよね。
仕事で結果を出している人と、一日中家でyoutubeを見る人では思考回数は違って当然です。

自分が一日に何回思考をしているのか気になる部分でもありますが、多かれ少なかれ、この思考回数には限度があり、そしてその思考に対しての決断にも限度があるのです。
つまり、体力が100あった状態から少しずつ減っていくようになります。

しかし、そんな細かいことを気にしている人は少なく、ただなんとなしに毎日を暮らしている人が多いのは事実。

むしろ、そんなことを知って何になると思うでしょうが、実はこの思考回数の体力ゲージはとても重要な役割をしているのです。

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この手の話で良く出てくるのがスティーブジョブズやマークザッカーバーグの話。

『あの人達は、いつも同じ服を着ている』

というもの。
僕も過去に何回も記事に使わせてもらいました。
というより、僕にとってはものすごく重要な要素だからです。

毎日同じ服を着るという情報ばかりが先行して、
その先にある『なぜ、毎日同じ服なのか?』を考える人は少ないです。

スティーブジョブズはもうこの世にいないし、ザッカーバーグだって会えるわけないので、他人以上の人に興味なんかないですよね。

でも、超一流の人がやっていることには必ずそれなりの理由があり、その理由を知った上で「じゃあ自分はどうするのか?」を考えることが大事だと僕は思っています。

では、二人はなぜ毎日同じ服を着ているのかというと、『選択にかける労力と時間が無駄だから』ということ。

今の僕だとこの考え方はすごく賛成なのですが、
昔の僕には理解できませんでした。

・毎日同じ服なんて周りにどう思われるかわからない
・服を選ぶのが好き
・コーディネートを楽しむ
・センスが良いと言われたい
・服がその日のテンションを決める

様々な理由があるでしょう。
しかし、よくよく自分事として考えてみたら、どうでもいいことばかりでした。
あくまで、僕にとってはのお話しです。

周りの評価とか視線とか、服を選ぶ時間とか労力とか、僕にとってはどうでもよかったのです。
そこに気付くまでに、時間がかかってしまいました。

今の僕は、服を選ぶ労力より他に費やすべきことがあり、服を選ぶ時間より、もっと別なことに時間を使いたいと思っているのです。

例は服だけですが、他にもたくさんあてはまります。
なにより、《選択することの疲れ》にものすごく敏感になりました。

ビュッフェなどもまさにそうで、選ぶのが大変です。とは言え、これもバランス。

例えば僕が好きなディズニーランドに行った際に泊まったホテルでの朝食ビュッフェは、おそらくそれも含めてディズニーに遊びに行ってます。

しかし、仕事の出張でなんとなしに泊まったホテルのビュッフェは、そんなハイレベルではありません。ただ、仕事で行っただけです。

だから、ビュッフェなんかに時間と労力をかけたくないのです。

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でも、この考え方にも反対意見があるでしょう。
ただなんとなく泊まったホテルでも、ビュッフェを楽しめば仕事のストレス解消とか、仕事に前向きになれるとか、仕事中の楽しみのひとつにもなるとか。
そんな考え方があるのは十分わかっているのです。

感情論ではなくて、大事なのは
《自分は何を優先するのか》
ということ。

あらゆる物事にそれらしい理由をつけて、自分を納得させるのは簡単です。

でも、これだけ忙しい毎日を過ごしている僕たちは、どこかで優劣をつけなれば時間を浪費していくばかりになるのです。

だから、僕は《選ぶ時間》というのを極力少なくする生き方をしていこうと思ったのです。

ただこれが僕の毎日のすべてにあてはまるわけではありません。
バランスが大事です。

時間をかけて選ぶこと、悩むこと、その醍醐味を味わう場面も多々あります。
例えば本屋に行けばぐるぐると何時間でもいられます。

たくさん眺めてパラパラとめくり、これだと思える一冊に出会えるためには時間が必要だと考えているから。
ではその時間を捻出するためにはどうするべきなのかというと、選ぶ時間を少なくする必要がある。

ではその選ぶ時間というのは何なのかというと、服や靴を選ぶ時間、食材を選ぶ時間、ジュースを選ぶ時間などなど、自分にとって日常で大して影響も効果もないことを削ることで、時間を浮かすことができるという考え方のお話しです。

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ただこの《選ぶ時間が本当に必要なのかどうか》ということにさえも、気を配らない人が多いのが事実です。

自分にとって必要な選ぶ時間なのかどうかを考えるには、自分の行動ひとつひとつに能動的になる必要があるのです。

なにげなく、ただ過ぎていく時間に適当になってはいけません。
常にアンテナを張り、自分の時間の使い方に敏感になっておく必要があるのです。

でないと、ダラダラとSNSやヤフーニュースを見て過ぎていった時間を後悔することになるでしょう。

その時間はもう二度と戻ってこないし、お金をかけて増やそうと思ってもできないのです。
誰にだって限りあるこの時間というものを、バランスよくコントロールして、能動的な時間の過ごし方をしなければ、もったいない過ごし方をしてしまうのです。

生き急ぐのとはまた訳が違います。
適当に生きる時間と、主体性を持って生きる時間のどちらを過ごしたですか?という人生への問いかけなのです。

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