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838 不機嫌ならば、片付けをしよう

こんにちは!
(一社)全日本ミニマリスト協会です。

【不機嫌ならば、片付けをしよう】

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職場で一番生産性が悪く、一番効率が悪いことは
『不機嫌な人がいること』だそうです。

不機嫌て不思議なもので、伝染するんですよね。
それは新人でも後輩でも、先輩でも上司でも。
新人や後輩はまだほっとけるとして、先輩や上司が不機嫌であるとそれはそれは厄介です。

しかも、まぁまぁいい年数の人が不機嫌であるだけで職場に与える影響力をそこまで気にしていない人が多く、なんなら自分が不機嫌であるのは誰かのせいであるという始末。

そんな僕は消防時代は不機嫌な人に振り回された経験はイヤほどあります。

このように、自分が不機嫌であるだけで何の得にもならないし、誰かが不機嫌であるだけで周りにも影響していくため、何ひとつ得られるものがない結果になります。

つまりは、ミニマリズムを学ぶならば、できたら不機嫌もミニマムにできたらきっと毎日は楽かもしれません。

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いろいろ書籍を学ぶことで、不機嫌な人への対処法や、思考法を身に着けているつもりでも、それでも不機嫌な人が周りにいるだけでなんかしら気になってしまうのが人というものです。

誰かが不機嫌であることに対して取れる対処法としては、極力近づかない。関わらない。
これが一番手っ取り早いでしょう。

しかし、どんな理由であれ人を変えることは至難の技であるため、基本的には人を変えられるなんて期待すらも手放したほうが良いでしょう。

今回のテーマはあくまで、『自分が不機嫌である場合』のお話しです。

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できるだけ毎日、ご機嫌でいたいと誰もが願うもの。
でも、生きていたら小さいことから大きいことまで、何かしら不機嫌にさせる種が日常にはあります。

ほっとけばいいのに、その時の感情や状況でつい気にしてしまい、イライラしていまったり。
心に余裕があればどうでもいいと流すことができるのに、なぜか尾を引いて不機嫌になってしまったり。

誰でも一度や二度は経験あるはずです。
気付けばなぜあんな小さなことに怒っていたのかさえも謎だし、怒っていた理由さえも忘れている。
けど、そのときはそんなことを考える余裕もなくただイライラして不機嫌になっている。

誰にでもあるあるですよね。

頭ではわかっている。
イライラすることが無駄だし、不機嫌になっても何も変わらないし、それを引きずっても現実は何一つ変わらない。
けど、不機嫌になってしまうのです。

そんなとき、不機嫌解消のために決めているルールはありますか??

僕の場合は、『片付けをすること』と決めています。

アンガーマネジメント的要素ですが、それはまた置いといて。
なんならアンガーマネジメントの資格を持っている僕は、それなりにアンガーマネジメントの内容も把握していますが、それとは別の方法ということです。
(企業研修でアンガーマネジメントができますので、是非ご贔屓ください。依頼、待ってます)

僕の場合は、『片付けに専念する』こと。
要は、その不機嫌にさせる直接的な原因から離れましょうということ。

何か他に、自分が熱中できて、なおかつ苦じゃないことに気を紛らわしたほうが、きっと生産性があります。

不機嫌でいるよりかは、別のことをしてさっさと忘れるか流したほうが良いのです。

例えば、何かの理由で不機嫌だったとして、それを忘れるために片付けを始めたとします。
めんどくさいながらに始めたとしても、片付ければ片付けるだけ綺麗になるのは目に見えてわかる。
自分が動いた分、綺麗になっていくのです。

そこには人が絡むことがないので、裏切りがありません。
期待したとしても、自分が行動すればその期待分の応えが返ってくるのです。

そうしていくと、時間も流れるし、心を落ち着かせる時間的隙間ができる。
時間さえ経てば、不機嫌にさせていた理由なんかどうでもよくなるのです。

動けば動くだけ綺麗に片付くことで、ほんの少しだけ喜びが必ずわくでしょう。
綺麗に片付いたことで、無性にイライラするなんて人はいないはず。

イライラしたり、不機嫌であることが長く続くならば、その場から離れて何か熱中できたり、忘れさせてくれたり、小さな喜びや達成感がすぐに実感できることを行ったほうが良いのです。

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ある意味では、ぐちゃぐちゃな状態であることが心に余裕を持たせてくれなかったと考えることもできます。
散らかっているから、心の中もぐちゃぐちゃしてなんか落ち着きがない。
整理ができない。
結果的に、どうでもいいことにイライラしたり不機嫌になる。

であるならば、まずは部屋を基本的には綺麗に整い、片付けられていることをベースとすることでまず心を落ち着かせる。

なんなら、それほど綺麗な部屋にいることで心が落ち着かないことはほぼありません。
部屋の状態は心の状態を表しているのです。

部屋が片付き心が落ち着くことで、ほんの小さなひっかかりでわざわざイライラしたり不機嫌になる必要がないのです。
そんなことさえも無駄なことだと気付くことができるでしょう。

ただ部屋が綺麗なだけで、日常のあらゆることにプラスの影響を与えてくれます。
むしろ、不機嫌な人は部屋が散らかっていることが多いのもまた事実。

部屋だけでなく心も思考もぐちゃぐちゃで整理できないから、物事の優先順位も見失い、ただ一時的な感情の起伏に翻弄されるのです。

ただ単純で誰でもいつでもできる『片付け』
こんなシンプルなことを後回しにしてしまうと、後々後悔することになるのです。

騙されたと思って、不機嫌な瞬間があったら片付けをしてみましょう。
もしくはお掃除をしてみましょう。
ただそれを無心でやることで、不機嫌から離れることができるのです。

不機嫌は最大の敵。
ご機嫌は最大の幸福。

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