【コラム】海外協力隊体験~後編~
多様性ゆえのカオス今回は前回、前々回に引き続き、私が海外協力隊の栄養士隊員としてグアテマラ共和国へ派遣された波乱万丈な隊員時代の話を最終編としてお話したいと思います。
私が派遣されていた当時、グアテマラ政府は自国の栄養課題がなかなか改善されない原因として、自国で使用する言語の多さにあると考察していました。グアテマラで使用される言語は、スペイン語の他、マヤ系民族語が21種類以上もあります。そのため、複数言語がコミュニケーションの妨げとなり、国の政策などの情報が国内に円滑に伝達