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優れたものより「いかにその人に合うか」が大切 ~白Tシャツも人生も

唐突に白Tシャツって?
でもちょっと人生に通じる話。

少しずつ違う似たような白Tをついつい買ってしまう「白Tシャツ偏愛者」の私。前々から「白Tシャツ専門店」(シロティ#FFFFFFT)が気になっていた。

扱うのは「白Tシャツだけ」
オンライン販売はしない
週末のみオープン
実店舗は都心たけど、駅から遠くわかりにくい立地
「ついでに」ではなく「わざわざ行く」くらいの魅力にしたかったそうだ。

狭くて深い潔さ! いいなぁこういうの。
こうなるとますます気になる。
白Tシャツだけが集合している店の様だけでも一度は見ておきたい!

そしてなんと今年の春、「デニムに合う白Tシャツ」というコンセプトで、この店オリジナルTシャツを初めて作った、という情報が!
デニム好きでもある私は、私の為のTシャツか!?と舞い上がり、この「マリアージュ」を確認しないわけにはいかない。

とはいえ、かなり敷居が高いんでは…と覚悟しながら『#FFFFFFT』へ。

「自分に合う」が選べる優しいバリエーション

この手のこだわり系のショップにありがちな、
「お前、この良さがわかるか?着れるか?」のような挑発的な感じは全くない。

意外とこじんまりとした店内には、ズラリと白Tのサンプルがハンギングされていて一目で見渡せる。(新品は棚にストックされている)

私自身は、Tシャツをハンギングすると首回りが伸びてしまうから、好きではない。でもこうしてサンプル全てがハンガーにかけられていると、一気に見渡せて、形や襟ぐりのディテール、色味の違いも比較しやすい。

色味の違いって「全部白なんでしょ」と思うなかれ。
白は白でも、キナリっぽいオフホワイト~普通の白~青みがかったスーパーホワイトまで、「白度」には濃淡(高低?)がある。
一枚だけ見ると「白」に見えても、隣に比較するとその違いは一目瞭然だから、こうして並べてあると、自分の好みや似合う「白」もわかりやすい!

たたんであるといちいち広げたり、たたみ直したりして、かえってグチャグチャになってしまったり、下積みのものが見えない、など意外とメンドウ。
(きっとお店の人の手間のほうがタイヘンかも)

さて肝心なアイテムの品ぞろえは。
意外なほど「普通」だった。安心感ある「王道」という感じ。

正直、白T偏愛者の私にとってはそんなに珍しくはない、既に持っているブランドのアイテムも多かった。
もちろんやや高めの1万~2万円以上するハイブランドも置いてある。
意外だったのは、いわゆる「パックT」(3枚セットで数千円程度のコスパ優先)も置いてあったこと。

でもそれがミソなんだと思った。
「専門店」だからそんな誰でも知ってる安いアイテムは置いてないだろう、なんて私の野暮な先入観だった。

コスパ重視系から、普段使いの一枚着、アメカジっぽいヘビーな生地感のタイプから、スーツジャケットと合わせるキレイ目なタイプまで、一気に比較し、「自分に合わせて選べる」ことに意味がある。
価格のバリエーションと、質やタイプのバリエーション。

げんに、店内ではいわゆる「白T迷子」のようなお客さんが、スタッフにつきっきりで「チョイスの指南」を受けていて、パックTの説明まで懇切丁寧にされていた。
確かにパックTの質感をあまり知らない人にとっては、他のアイテムやブランドによっての違いとかを教えてもられば、ミスマッチな白Tを買わずに済む。

自分の好み、着心地、自分の体型、着たいシーン、合わせる服。
必ずしも、高価でいわゆる「優れた」ものが良いわけでもなくて、「自分に合うもの」が「いい」。

2万円のものより3000円のほうがお気に入りってことはよくある。

「自分に合うものを知れる」「合うものが見つかる」を手助けしてくれるお店の在り方がいいなと思う。それもシンプルな白Tで。

「優れたもの」を追い求めるより「自分ならでは」

「優れている」(と思われているような)ものを追い求めても、自分に合わなければ窮屈で似合わない。
自分と相性が良く、自分の雰囲気や佇まいを引き立ててくれるような白Tシャツ(洋服)がいい。

「白は無色ではない」「自分色に染める」というお店のメッセージそのもの。

店内で「チョイス指南」をしていたように、体型、着心地、好きな形や質感、スタイルを知らないと、「自分に合う」ものが選べない。

人生も同じだなと思う。
違和感がなく、窮屈さがなく、心地よく、自分が活きるような選択をしたい。
そのためには、自分を知ること。
能力だけでなく、違和感、心地よさ、楽しさ、モチベーション、「憧れるけど似合わない、窮屈」もあるから。

逆に視点をウラ返して、「自分を商品」として見てみれば、

自分が「優れているか」という捉え方ではなく「自分の特色・特異」のようなポイントが魅力になるんだと思う。

Tシャツはスパッと選べるのにね…

どうでもいいけど、私のチョイスは。

お目当ての「デニムに合うオリジナルTシャツ」は、生地とカタチは申し分なかったのに、袖や肩の縫い目(シーム)部分が内縫いで、私好みの「シームが表側タイプ」ではなかったので、購入断念。(そしてかなりお高かった)

代わりに、私の好みの「バインダーネック」「ハリのある生地」「スーパーホワイト」「シームガッチリ外側」を兼ね備えた、アメリカ製のTシャツに一目ぼれ! にて購入。

という具合に、Tシャツは失敗を重ねて重ねて、今や「わたし基準」がハッキリしているから、こういうお店に入っても、自分好みが選びやすい。

数ある中からTシャツはパシッと選べるように、自分自身の人生選択も、自由なマインドでいれたらいいなと思う。
最近は、「これは違う」くらいはわかるようになってきたけれど。

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