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自分事=サボり=罪悪感 だった日々

noteを書いて出てくる、別の思い

noteを書く。もはや日常だ。

ただ、内容によっては日常の中でも自分にはちょっとレベルが高いことをやっている感覚がある。
レベルが高いとは、さほど意識せず鼻歌混じりにサクッとnoteを書くのではなく、それなりに集中して嘘偽りがないかを自分に問いながら書いているような、そんな感覚ということだ。

元々アウトプットの機会が少なく苦手意識の強い私。
どんなに簡単でシンプルなことですら、ご飯を食べるようにお風呂に入るように書けてはいない。

ましてや、自分の内側に触れてみて感じたことをアウトプットするとなると、真剣そのもの。
noteを書くことこそ、いまの自分に本当に必要なこと。
その手ごたえと実感がある。

そしてここまで真剣に取り組んでいるのにも関わらず…
noteに取り組む時、アウトプットがきちんと出来るか?という不安とは別の思いがふと出てくる瞬間があることに気づいた。

自分の中にある葛藤に笑う

noteを真剣に書いていて出てくる思い。

それは…
こんなことばかりやっていていいのか?
もっと専門書で学んだりきちんと勉強しないと!
と、いうこと。
自分自身でサボりを指摘して、サボっているかもと思い始めると同時に罪悪感まで湧いてくる。

今の自分にとって必要な大切なことをやっている実感があるのに、〝こんなことばかりやっている〟と不安になりサボっている感覚まで出てくるとは一体どういうこと??

noteを書きたい。でもnote以外のことをやらないと落ち着かないかも…

明らかな矛盾とそこから生まれたこの葛藤を、自分の中に発見してしまい、その状況に私はついクスッと笑ってしまった。

そして思った。

もう騙されない!
久々のややマッチョな自分の登場(笑)。

今までは、自分事=サボり=罪悪感しかなかった。
自分事なんてやってて申し訳ない、と誰ともつかず謝って、サボらずに一生懸命取り組みます、と表面上誰がみてもわかりやすい、周囲の役立つような色んな行動や努力をしようとしていた。

その時々はそんなに意識してなかっただろうけれど、これまではそんな私が大部分だったろうと思う。

自分に向き合う必要性を感じたからこそ、いま取り組んでいる。
なのに、
自分事=サボり=罪悪感という式を自分の中に維持し続けたら、私が私であり続けるために必要な自分事への取り組みは永遠に出来ないかもしれない。

自分の育ちの環境で作り上げられた生きる術を示す式。
そういう式、決まり事、基準のようなものが、いつの間にか自分の中にある。大抵の人の中にあるだろうと思う。

自分事=サボり=罪悪感っていう式は、私の中で当然のように一体となって大切にされてきて、ずっと大切にしてきたからこれからも大切にしなくちゃならないもののように思ってしまっていた。

この式の修正が必要、とここ数年はその存在に気づきながらも長年の思考習慣をなかなか変えられなかった。けれど、ようやく、そんな式にNOと言える力ある自分が中に育ってきていた。

その上での、もうそんな式に、もう騙されない!という心の叫びだった。

NOと言えなかった理由と対処法

何年も前から自分の課題がわかっていて、なぜ式にNOと言うことに時間がかかったか?

それは、自分事=サボり=罪悪感という式に依存することで、その奥にある、今までと違うことに取り組むことへの不安、これから自分と向き合う不安、から逃れることが出来たからだ。

私の場合、自分と向き合うべきときに必要なだけ向き合う時期を、育ちの環境の足りなさゆえ、かなり先送りされてしまった。

先送りされた課題に、自ら挑まなくてはならないと知った時、不安が同時に溢れてきた。

その不安をひとまず消そうとするなら、自分ことに取り組まない、立派な理由があればいいのだ。自分事=サボり=罪悪感。
自分事をやってサボっていてはいけないよね、周りに悪いよね、と周囲に役立つことを優先させることは何となく立派な気がしたから、この式は一時不安を消すのに大活躍だったわけだ。

でも、私が式にNOと言い、スクラップして捨て去ろうとするとき…
それでもなんとなく感じる罪悪感にどう打ち勝ったらいいだろう?

いい大人なのに、自分事か…
支援者なのに自分の事か…

これまでずっと自分の中にいたもう1人の自分が当然の顔して言ってくる。

そんなときは、サボっている(ようにみえる)自分にOKをだして、開き直る。サボりキャラを作る。あえて作るキャラは本当の自分と少し距離を置けるので、キャラ=自分と決めつける必要もないし、こういうとき有効だ。

どうだろう?

いい子ちゃんいい人キャラが完全に外れたとき、案外楽ちんな、そして同時に今の自分に向き合えている、誠実な自分がいる気がするし、それも悪くないって思う。

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