菜の花にスズメ

話すと言う手段に走ると、伝えたい事がぼやけていく不思議。でも、綴る私はとめどないのです…

菜の花にスズメ

話すと言う手段に走ると、伝えたい事がぼやけていく不思議。でも、綴る私はとめどないのです。2児育児&フルタイムの中、日々溢れた想いをしたためます。難しいことは語れないけど、やっぱり作文って楽しいことだと、思い出しました。皆さんに読んでもらうこと、これが一番の喜びです。

最近の記事

急に芽生えた花への愛着、自己分析

昔母が、庭いっぱいに咲き競う花達や、ぷくっとはち切れんばかりにふくらんだトマト等の実を眺めては、嬉しそうにしているのを隣でよく見ていた。 炎天下の下、わざわざ帽子に手袋を身につけて挑む修行中としか思えないその姿は、植物に全く興味のなかった私に 何がそんなに楽しいんやろ?わからへん。 と思わせた。 さすがに、桜の満開期の見事さくらいには感動できる感性はわずかにあったのだが、それも3秒後には消滅。 そんな私が、信じられない変化を遂げた。この春に、きっと何かが変わった。

    • かき氷とトイレで見えた成長

      昨日、ナノハナ(9歳)とスズメ(4歳)3人で、私の大好きなセリアに行った。 折角のお盆休み最後に、パパが風邪気味で、出かける予定もなくグダグダ過ごしていたその日。 昼が過ぎた頃から、うずうずしていた私の なーんか、どこか、行きたいー。 とゆう、わがままであてのない欲求が爆発した。 ねぇねぇ、子供達、どこ行きたいー? と投げかけたところ、子供達は 公園に行きたい! 自転車乗りたい! と弾みだした。 うかつだった。 炎天下の恐ろしさなんてへっちゃらな人達に、外

      • 母では埋められない、つぶらな悲しみ。

        アンちゃんは、嫌なことがあったら、悲しくなっちゃうタイプだからかわいそう…私ならすぐムカついて、言い返しちゃうよ。 中学生の時に、友達からそう言われて気付いた。 受けたダメージを、その人に多少なりとも投げ返すことが苦手で、自分の内側に原因を探してしまう。それすらでままならず、とにかく、えーん悲しいよぉ、と心を下に下に追いやってしまう時もある。 先日、菜の花(長女9歳)の小学校の夏祭りにいった。 菜の花は友達と回る約束をしていたので、私はスズメ(次女4歳)を連れて、かき氷

        • 忘れたくない、幸せだったコト

          ●家族で白浜旅行して、行きあたりばったり民宿にとまった。 ●一年生の時に、学校から帰ったら我が家に犬が。愛犬Rとの初めての出会い。 ●クリスマスイヴの夕方、まだ明るい寝室に佇むプレゼント発見。嬉しさのあまりあわてて母に報告すると、サンタがうちに来たのが日本で一番目だったからとのことだった。 ●ダンスの先生に、「物静かだけど、フリがしゃべってる」とみんなの前で誉めてもらった。 ●中学生の頃、同級生のT君に、かわいい、と言われて、目が合うとバイバイや、おしゃべりしてくれる

        急に芽生えた花への愛着、自己分析

          最高に幸せな出産の記憶 ~(長女編)~

          「おてて握り合わせて、お祈りのポーズやねぇ」この世のものと思えない激しい痛みの後に聞こえたのは、産まれたての娘を体重計に乗せる助産師さんのうれしそうな声だった。 残りわずかな力を黒目に込め、その姿を捉える。 小さなてのひらを合掌させ、本当にそのとおり。 「妻の足ががくがく震えてるんですけど・・・?」 「力みすぎたのかな。大丈夫ですよ」 夫は、本当は立ち会うつもりはなかった。なんせ、ドラマの流血シーンで顔を手で覆う人だ。そして私自身も、苦しむ姿は見られたくなかった。

          最高に幸せな出産の記憶 ~(長女編)~

          娘っこと愛車の関係

          長女9歳が生まれた頃、山手の一軒家に引っ越した。交通の便は良くないが、育児には閑静で良い。職場復帰に備え、私の通勤用に車一台を買い足し、三人と二台の新たな生活が始まった。  長女が生後一か月の時、慣れない運転で30分かけて初めて検診に連れて行った。道中、泣き出さないかハラハラものだった。ようやく到着し、その顔を見ると肩の力がふっと抜けるのがわかった。すやすや眠ってくれている。車に揺られると眠る、という、赤ん坊の習性に対して、全身全霊で感謝申し上げた瞬間である。  生後8か

          娘っこと愛車の関係