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初めて孤独と目が合った [後編]

起業家という道を経て、今は二作目の出版を目指している橋本なずなです。

小さな私にとっては、その “誰も” を、この “社会” 、いや、 “世界” と捉えても過言ではなかった。
10歳前後の少女が見ていた景色は確かに狭いものであっただろうが、それが少女のすべてで、そのすべてに、頼ることができなかったのが現実だった。

それが、私の幼少期だった。

そんなことを考えていると再び涙がこみ上げて、堪らず持っていたドライヤーを床に投げ捨て、私もその場に崩れ落ちた。

前編はこちらから

異変に気付いた彼が、ティッシュとお水が入ったコップを持って来て、私の側に座り込んだ。

『 なずな、ごめんね。デリカシーの無いこと言ってしまって 』
「 ううん 」
『 何回も、何回も、泣かせてしまってごめんね 』
「 ううん、違う。この涙はたっくんの言葉が理由で流れてるんじゃなくて… 幼少期の頃、ほんまに誰も助けてくれへんかった。私のことも、お母さんのことも、守れるのは自分だけって思ってた 」
「 お母さんの為に、って、オジサンの性的虐待を受け入れざるを得んかったのは、それだけ他に頼れる人がおらんかったってことやねん 」

「 その孤独をさ、当時感じていたであろう孤独を、今になって感じてるんよ 」
「 当時は “体の中のうさぎちゃん” が、解離性障害を患ってたハタチの頃は “なずなちゃん” が、感じてたそれを、今、多分この “なずな” が感じてる 」

「 これってスゴいよ。この “なずな” でもちゃんと感じられるようになったんだよ、受け止められるようになったんだよ 」
「 でも、幼い私はこうやって、自分を守る為に人格を解離させてきたんだと思うと、やっぱり大変な経験をしてきたんだなって。スゴくつらかったよねって思う 」

私は、これまでならば無かった解離の瞬間に触れられたような感覚と、孤独であることを自身の身体で感じられた喜び、そして当時の残酷さに、感動と悲しみを語った。

※ ↑これだけを読むとあまりに初見殺し過ぎる内容なので注釈入れます ※

私は20歳の頃にうつ病とパニック障害、そして解離性障害を患っています。
具体的な症状として「 解離 」が出たのはその頃からですが、幼少の頃から自分の体の中には “うさぎちゃん” が居ると考えていて、
つらいとか、苦しいという感情は、私自身ではなく、その “うさぎちゃん” が感じていることなのだと置き換える「 解離癖 」がありました。

それが顕著に、完全に別人格の “なずなちゃん” として現れ始めたのが20歳の頃で、“なずなちゃん” になっている時の記憶は、これを書いている私、“なずな” にはありません。

★ まぁ、詳しくは 私の書籍 過去のnote を読んでくれよなッ ★

  • あとがき / 解説 

ヘンな話と思われるだろうけれど、私は今夜初めて、幼少期にあった孤独を “感じることができた” のでした。

私はドラクエが好きだから例えに出させて欲しいのだけれど、

ドラクエのデスタムーアってめっちゃ強いし、ストーリーも終盤に登場するキャラクターじゃないですか。
私にとって「 孤独 = デスタムーア 」だとすると、

幼少期の私(10Lv.)⇨ なずなは “うさぎちゃん” をつかってにげだした!
解離性障害の私(20Lv.)⇨ なずなは “なずなちゃん” をつかってにげだした!
今夜の私(24Lv.)⇨ なずなは デスタムーア に ジゴデイン をとなえた!

みたいな感じで、技は何でも良いんですけど、とにかく孤独に対して別人格で逃避行動に出るんじゃなく、きちんとその存在を認知して対峙できた気がして。
前編で書いた【】の言葉では “脳と口が切り離されている感覚” があったものの、記憶はあるので人格の解離はしていないと思います。

そう思うと、それってスゴいことだって、
解離せずとも強敵である孤独と闘えるレベルになったんだって、心が震えたんですよね。

だからこれを何としても記録として残しておきたくて、夜中2時頃から書き始めて、現在時刻5時38分。眠いですとても…

最初は物語調に書きたいと思っていたけれど、書いているうちにあまりに話が複雑過ぎる( これでも端折って書いています )と思って、逃げの手法「・あとがき / 解説 」を用いてしまいました。無念。

きちんと言いたいことが伝わるnoteになっているか不安ですが、眠気もあり読み返す気力もないので、このまま公開します。

ここまで読んでくださって、ありがとうございました。
今日が皆さんにとって良い1日になりますように☻

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