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大学入学と束縛の思い出
父親が「大学に進学しろ」と言ったときはかなり驚いた。
高校時代に退学寸前まで行ったのに?
というか中学ですら給食費払ってなかったのに??
私は当然就職するものだとばかり思っていたので、
まさに鳩に豆鉄砲だったのである。
ともあれ、私はまだ勉強できることがうれしかった。
滑り止めは受験費用がかかるので、高校入学の時と同様推薦一本の受験となった。
推薦で受けられる学校の中から、私が学びたい科目の
中学生の思い出と、本
図書館に入り浸りながら、私は中学生になることができた。
なんとか制服も鞄もそろえてもらった。
母は私の教育や身の回りの世話には一切手をつけなかったので、
買いそろえるのはすべて父が行った。
ただ、なぜか体操服だけは買ってくれなかった。
入学して1か月は買ってもらえなかったので、
毎回体育を制服の状態で真っ赤になりながら受けていた。
いじめの対象になってもおかしくなかったが、
なんとか何もなく済ん