丸山健二先生に宛てたメール(後編)20240417wed(398字)
丸山健二先生の「魂」を「丸山塾」で一子相伝で受け継ぐ。
じぶん固有の文体を作り上げる。作家としてこれは非常に困難な作業です。
才能とは己の欠落を補強する力だと思います。
では才能はどこにある? 才能はそもそも存在しない。そう思います。
(才能については割愛)
数年前、鉄道旅行にて。
秋田駅のホームでぼくは盲目の女のステッキで躓いた。
「あっすみません」
と小声をだしたつもりでした。が、
「ぎゃっ」
と彼女はぼくの声に反応して悲鳴をあげた。
このときぼくは思った。女は盲目だから聴力が発達したのだ。
野球で言えばイチロー。
「パワーヒッターに比べ体格に恵まれていない」それを補強するために「胴体力」を磨き「重心」をコントロールして「振り子打法」を編み出した。それが結果としてイチローの固有の文体になった。
短歌
学校で
「個性伸ばそう」
スローガン
教壇にたつ
どの口がいう
解説:今日の日記のマクラの「才能」を受けての「サゲ」
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