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【映画】ボルグ/マッケンロー 氷の男と炎の男

筆者は中学生から現在までテニスを続けている。
テニスはメンタルが非常に重要になるスポーツだ。

この映画は実在するテニスプレイヤーの再現映画ではなく、メンタルに関する部分に焦点が当てられた映画だ。

あらすじ

20歳の若さでウィンブルドンで初優勝を果たし、その後4連覇を達成したテニスプレーヤー、ビヨン・ボルグ。
天才的な才能を持ちながら、審判に噛み付く気性の粗さから「悪童」と呼ばれたジョン・マッケンロー。
2人の天才が激突した、伝説の試合を描く映画『ボルグ/マッケンロー 氷の男と炎の男』は2018年8月31日から全国公開された。

1980年のウィンブルドンを舞台にした話である。

常に世代毎にトップ争いを繰り広げる2強が居る。
本作のボルグとマッケンロー。
その次の世代サンプラスとアガシ。
つい最近で言えばフェデラーとナダル。

トップの内心はどういった心境なのか知れる貴重な作品である。

テニス好きのジジババは今だにボルグとマッケンローの話をするくらいに有名である。

良かった部分

①俳優の再現度が高い
これは本当に凄い。
特に本作主役であるボルグは本人とそっくり。

関係ないが今3歳の娘がヘアバンドを付けるとボルグと同じ髪型になる。本当どうでも良いのだが…笑

②テニスのフォームがしっかりしてる
これはテニス以外のスポーツでも言えることだと思うが、テニスを題材にしている作品は全て持ち方はおろかフォームがもうめちゃくちゃ。
本作はテニスの基本がしっかり出来ているのはもちろん、昔特有の打ち方をしっかり再現されていて素晴らしい努力が垣間見れる。
これってテニスファンからしたら割と重要よ!

某王子様のアニメはめちゃくちゃな打ち方なのでアニメを観てテニスをやるのは控えよう!


悪かった部分

①あまりテニスしない
テニスよりも内面を描きたかったのだろうが、
試合の表現が割と雑だった。
上記でも記したフォームの作り込みが凄かった
ので、もっと試合シーンを作り込んでも良かったのではと思う。

某王子様のテニスアニメのフォームは絶対真似しないでね!フォームめちゃくちゃだから!

②間接的模写が多いので分かりづらい
精神の不安定さを表現する為かわからないが
表現がふわっとしていてわかりにくい。

ネタバレになるが対照的な2人は実は似ているというのを大掛かりに表現した感じ


総合得点
65点


本作は新規テニスファン獲得に向けた映画ではなく、
テニスとボルグとマッケンローを知っているコアな層に向けた作品なのではと思う。

こうゆう映画は万人受けにすると大コケするので、
これはこれで良いのではと思う。

筆者はテニス好きなので楽しめたが選手かテニスが好きでない人は恐らく楽しめないだろう…

終わり

凄いテニスマニアの話になってしまうのだが…
この時代の木のラケットは本当に扱い辛く、
現代のラケットの進化に感動出来る。

ああ、コロナ自粛でテニスが出来ていないので
早くテニス出来る日が待ち遠しい…


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