見出し画像

my select50 vol.31「kobato mameraku-japanese sweet」

my select50 vol.31「kobato mameraku-japanese sweet」
第31回目は、和菓子です。

私は茶の湯が好きなので、いつも日本全国津々浦々の和菓子を楽しんでいますが、今回は気軽に楽しめて、日持ちもする「落雁 ※1」のオススメをご紹介
※1:米や豆、栗などから作った粉に水飴や砂糖を混ぜ、型に押して固めて乾燥させた干菓子

可愛らしい小鳩の形をした落雁
十代大樋長左衛門の飴釉茶碗に合わせてみました。

その名も「小鳩豆楽」でございます。
小鳩の形をした可愛い干菓子

この小鳩豆楽、実は「鳩サブレ―」で有名な鎌倉の豊島屋の商品
鳩サブレ―を知らない人はいないですよね。鎌倉銘菓です。
自分で買うには少し高いけど、もらったら超嬉しいものではないでしょうか。バターが効いていて実に美味しい。

鳩サブレーは調べると明治に原型が出来たらしい。
今でも美味しいのに、明治時代でこれは
衝撃だったのでは笑

鳩サブレ―で有名な豊島屋。
デパ地下などに入っている小さいお店だと一見、洋菓子の鳩サブレ―屋さんかと思ってしまいますが、実は和菓子屋さんなんです笑
本店に行くと店構えから品揃えまで立派な和菓子屋さん

羊羹から季節の和菓子、上生菓子、干菓子などバリエーションが充実しており、また、その一つ一つが鳩サブレ―同様に丁寧に作られているので、どれも美味しい。

豊島屋本店の正面
鎌倉の若宮大路沿いにあります。
大きいので行けば分かります。
個人的に好きな鳩マーク
このロゴみたいなのもお店の正面にあります。
少し民藝ぽくもありますね。
真正面にある看板
「名産處(処)」と書かれてあるらしい。
真っ白な壁に映える。
渋くて最高ですね。

ここから小鳩豆楽について少しばかり。
まず、何と言っても味が良い。

この小鳩豆楽、食べると分かるのですが、普通の落雁と違って、少し香ばしい味がするんですよね。ピーナッツ風味というか、きな粉風味と言いますか。
これは、豆の香りらしいです。豆粉に和三盆などを配し、それを固めることによって出る独特の風味だとあります。
このほんのりただようた豆の香が最高なんですよね。

普通の落雁は、お砂糖のかたまりを食べている感じがどうしてもするのですが、この小鳩豆楽は豆の成分がそうさせるのか、あまり砂糖が全面に出てこない。くせになる美味しさです。

小鳩豆楽の箱
このロゴも粋な感じがして良い。
缶入りの場合は白缶か赤缶を選べます。
この缶も再利用できそうですよね笑

もう一つ小鳩豆楽の良さを上げるなら、それはコストパフォーマンス
立派な缶や包みに入っているのですが、予想以上に安いんですよね。

折箱タイプだと432円
缶タイプだと648円
どちらも税込み。気軽に自宅用でもお土産用でも買える価格です。
※2023年8月現在の価格です。

缶入りだと5個入りの包が4つ
和紙の包も良い感じです。

もともと和菓子はケーキなどの洋菓子に比べて買いやすい価格帯ですが、その中でも小鳩豆楽は良いですね。
あまり値段のことを言うのも野暮ではありますが、これも大事だと思いましたので笑

このデザインもなんとも可愛い。
色も着色されていないところが良いです。
大きさは一口か二口で食べれるサイズ

ちなみに、この小鳩豆楽はお茶以外だとコーヒーにとても合います。
このほのかな豆の香りと和三盆の甘みが、コーヒーの苦味ととても相性が良い。
私も時々、食後のコーヒーとともにいただいています。

豊島屋の「きざはし」
味はもちろん食べ応えもある。

せっかくなので豊島屋の銘菓をもう一つ。
これもよく買う「きざはし」です。

このきざはしは、やわらかい求肥に、和三盆糖が入ったきな粉がかかっているシンプルなものです。ちょっとわらび餅に近い感じでしょうか。

もちもちしてて、甘さも控えめ。食べ応えもあって、誰でも好きなタイプの和菓子だと思います。もちろん、お茶菓子として最適です。

他にも豊島屋にはオススメの和菓子がたくさんありますので、鎌倉散策の際は、是非立ち寄ってみてください。
今回は、敷居が高くなく、気軽に、美味しく楽しめる落雁をオススメしてみました。


.
.

※これは豊島屋の夏季限定のお菓子「暑気ばらい」
梅の味がするさわやかなお菓子です。




.


この記事が参加している募集

ご当地グルメ

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?