有田 元則(MOTONORI ARITA)

多面的な創造力と思考力を。マーケティング、リベラルアーツ、文化、思考、デザインなど感性…

有田 元則(MOTONORI ARITA)

多面的な創造力と思考力を。マーケティング、リベラルアーツ、文化、思考、デザインなど感性に響くものに着目しています。フォロー歓迎です。

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最近の記事

日常の中のゼロサムゲーム状態

はじめに 歳を重ねると、テレビの司会者が言う話についていける範囲が増えていっている気がします。司会者というと、だいたい経験や実績を積んだ中堅の方(もしくはまあまあな大御所)なので、普通に昭和の話が出るわけですが、10代や20代の人からするとポカンなわけです。自分も子供頃は(今思えば)何をいっているか分からない親父ギャグや歌手や俳優のモノマネなどが多かった気がします。今はほとんどわかる気がします。 ゼロサムゲーム状態 身近な環境に置き換えて、「今日は楽しかったなあ」と思

    • 英語と向き合うということ11

      ちょっと時間が取れず英会話カフェがさぼりがちなとき、久しぶりに行くと何だか感覚が狂っていつも以上に単語が出てこない。 そして、鼻で笑われて帰ってくるわけですが(実際はみなさん優しいです。勝手に凹んで帰ってくるだけです)、やっぱり英語の栄養素を新しく取り入れていかねば、と春らしく思い立つわけです。 数年前に比べると、AI搭載の英語アプリも良いのが増えましたね。ということで最近、いくつか試してみました。無料のも有料のもありますが、絞って続けていこうと思います。 ■ スタディ

      • 英語と向き合うということ10

        英会話の練習は、海外出身のネイティブまたは幼少期から第二言語として英語に触れてきたほぼネイティブな人と話したりします。言うならば、生徒(日本人)と、海外出身者の先生という関係です。 ちなみに、久しぶりに行って「Long time no see」って言われると「覚えててくれたのね」となってモチベが上がります。なんといっても生徒側はたくさんいるので。 日本人から海外出身の英語先生に対して 「日本に来るきっかけは何ですか?」 「日本にどういう理由できたのですか?」 のような

        • 日本の広告費を見て思う紙メディアのこと

          日本の広告費2023の概要 ・インターネット広告(前年比107.8%) ・新聞広告費(前年比95.0%) ・雑誌広告費(前年比102.0%) 日本の広告費を見て思う紙メディアのこと 確実に減っていくこと(新聞売上は前年比95%なので感覚よりも減りは緩やか。ただ確実に減る流れは止まらない)雑誌は前年比102%で増加(ただし電子コンテンツなど)。 人間がリアルな物体である限り、またはweb3.0でオンライン上でお金を稼いで、娯楽があったとしても、リアルなご飯を食べて、

        日常の中のゼロサムゲーム状態

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        • 思ったこと
          32本
        • 英語と向き合うということ
          11本
        • 読書の備忘録
          82本
        • BtoBマーケティング
          12本
        • 転職日記
          3本
        • 観光マーケティングのこと
          37本

        記事

          創造と改善

          はじめに 「私たちは何のために算数や国語や他の科目を勉強してきたのか」 「なぜこれからもずっと学び続けていかなければいけないのか」 私たちを取り巻く生活の中で、また普段の生活からは見えない社会の中で、さらにもっと自分の想像を絶する世界のどこかで、色んな困りごとがあります。直面していないので、知らない困りごとばかりかもしれません。 だから私たちは、先人たちが積み上げた知見や発明を活かして、課題解決に取り組むのだろうと思います。そのためには、何が課題かに気付くスキルも必要で

          需要と供給のバランス崩壊

          需要と供給のバランスが崩れることによって、奇妙な負のエネルギーが生まれるなと思った話です。ホルモンバランスの変化で体調を崩すのと同じような感じかなと思ったり。 人気のラーメン店とか人気のレストランとか、色々人気な商品が世の中にあると思います。先日、人気のパン屋でパンを買おうと思ったら、すごい行列だったので一応並んでいたのですが、ちょっと変なエネルギーを感じました。 「整理券とか出せばいいのに」「オペーレーションを効率化したらいいのに」とか、その商品(この場合、パン)が買い

          需要と供給のバランス崩壊

          英語と向き合うということ9

          英語レベル4歳児の筆者です。うっかり油断して外国人に話しかけると本気で返されて、「?」となる筆者です。まだまだ修行中の身を痛感してしょんぼりして家路を帰るのです。だいたいそんな感じです。 今日感じたことは、やはり義務教育に意味はあるということです(当たり前か?!)。欲張ってベトナム語とか中国語に手を出して、そもそも単語が全然わからない状態で勉強するのですぐに挫折します。 例えば、 英語で聞くは「Listen」とか「Hear」とかですが、ベトナム語だと「nghe」とかです

          英語と向き合うということ9

          マーケティング定義

          公益社団法人 日本マーケティング協会により、34年振りにマーケティングの定義が刷新されました(2024年1月25日)。 マーケティング定義 (2024年刷新) 背景 日本マーケティング協会によると、社会変化に合わせた刷新とのこと。 ■ DXによるマーケティング施策の広がり(AI、IoT、ビッグデータなどを含む) ■ シェアリングやクラウドファンディングなど新しいビジネススキームの台頭により、企業と顧客が共に価値を創造する関係性への変化 ■ 長期的視点で、SDGsなど地

          転職日記〜複数社の経験と一社にいることの違い〜

          現在4回転職し、5社目中の筆者です。10人程度のベンチャー企業から、100人規模の中小企業、歴史ある数千〜1万人規模の大企業まで様々な環境で働いてきました。 今回のテーマは「1社で長く働くことと複数企業を経験することの違い」について書き留めておきたいと思います。 1. 人脈の広がり 複数企業で働くといろいろな人に出会うことになり、その分、いろんなタイプの優秀な人と仕事をすることになります(もちろん、中にはその逆もあるかと思います)。いずれにしても、いろいろな人と時間を

          転職日記〜複数社の経験と一社にいることの違い〜

          デジタルは紙に変わるものではなく、延長線であるということ

          デジタルによる行動の変化 情報のデジタル化(スマホでニュースを見る、SNSでレストランを知るなど)は、もう誰にも止めることはできないし、それはインターネットが日常に侵食しスマホの登場により個人の手元に端末がある状態になったことで、人の行動様式が変革したということだと思います。 本もかさばって本棚に入り切らないし、可能なら全部Kindleで読めたらいいなと思っている派です(もっというと、読むよりよりもAmazonのAudibleなどで耳から情報が入ってくれる方が嬉しいぐらい

          デジタルは紙に変わるものではなく、延長線であるということ

          英語と向き合うということ8

          栄養素をバランスよく摂取するように、英語学習もバランスが必要だなと日々感じています。よく使われるようなフレーズとか、言い回しとか、季節ものの単語とか挨拶の言い方とか、インプットは必要なわけですが、(多くの日本人がそうであるように)アウトプットが足りないので、英会話カフェ(LanCul)で実践会話の練習(アウトプット)は大事にしています。とはいえ、アウトプットだけだと、バリエーションが増えなかったり、新しい単語表現を覚えられないので、やっぱりインプットも続けています。 さて、

          英語と向き合うということ8

          転職日記 -2023の終わりに-

          はじめに2024年の年初から転職することになり、ここまでに感じたことを自分の備忘録として記録しておこうと思います。今回はエージェントなどを使った転職活動ではなく、リファラル(知人・紹介)という形でご縁がありました。前回の転職日記(以下参照)でも思いましたが、年齢があがると人数の少ない会社とマッチしずらくある程度人数の多い企業のほうがフィットする枠(ご縁)があったのかもしれません。 2023年は本格的にコロナ明けという風潮もあり、以前の会社の先輩や後輩の話を聞く機会も多い年で

          転職日記 -2023の終わりに-

          ネットはまだ新参者〜年末のとある日の日記〜

          「ネットはまだ新参者」 26歳のとき初めて社会人になって(なぜか、だいぶ出遅れている汗)、初めて上京したのが下北沢でした。会社が渋谷(というか隣駅の神泉のほうが近かった)だったので、同じ路線だったら通いやすいと思ったからです。 それから、20年近く下北沢に住みました。小田急の駅が地下になって開かずの踏切もなくなりました。駅前の再開発で古いお店や路地も減ったと思います。飲食店の生き残りも厳しく、人気が出ないとすぐに新しい店に変わっていたりします。 下北沢からの引越しを決め

          ネットはまだ新参者〜年末のとある日の日記〜

          テレワークの答え

          テレワーク(リモートワーク、在宅勤務)時代に突入して数年が経ち(もっと前から導入している企業もあったと思います)、多くの賛否が語られてきました。個人的な意見では賛成派です。 テレワークのメリット・デメリットはそれぞれ多く挙げられると思います。特に会社員目線で主なところでいうとざっと以下。企業目線や家族目線のようなカットもあるかもしれません。※完全テレワーク(必要なときだけ出社のような)を想定。 メリット デメリット 大体、どこでも同じような感じのメリデメが語られている

          英語と向き合うということ7

          やはり、まちがいなく使えるテクニック!?(工夫というのでしょうか。心構えというのでしょうか)があるので、意識しています。意識しながら、英会話をする余裕はないので、なんとなく気にしているという程度です。 それは、会話の中で「こちらから質問する」ということです。これは間違いない。 これを覚えてから、圧倒的に会話が続くようになりました。当たり前ですが、会話はキャッチボールですしね。 Do you think 〜〜(何でも文章)? →頭にDo you thinkをつけると、後ろ

          英語と向き合うということ7

          矛盾する2つのマーケ戦略

          最近、「未顧客理解(芹澤 連 著)」というマーケティングの本を読みました。顧客の大半は未顧客であり、未顧客へのアプローチには、従来のマーケティング理論が当てはまらないケースがあるという主張でした。それがこれまでの切り口と少し異なるもので、新鮮でもありました。 「未顧客理解」 なぜ買ってくれる人=顧客しか見ないのか(芹澤 連 著) しかし、一方で自分自身、大きな混乱も感じました。 なぜなら、以下のような書籍(マーケターとして著名な元P&G 西口氏)では、顧客起点・N1分析(

          矛盾する2つのマーケ戦略