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鳥さん。もう一人のバー常連客

カメさんと出会った同じバーで、もう一人、独身殿方の常連さんがいます。

鳥さん。

彼はちょうど40歳になったところで、年齢差はさほど気にならない程度。

ご自分で、医療関係の機械販売を経営されているようです。

カリスマ性溢れるエネルギーがプンプンで、

仕事運だけでなく財運もかなり強そう。

鳥さん「ホームページにプロフィールに写真がなくても物は売れてる。」

芯が強く自信たっぷりにおっしゃいました。

かなり安定して事業は軌道に乗っているのでしょう。

部下にも慕われてる感がありました。

身長は高くはありませんが、

世の中で言うイケメンカテゴリーに入るのだと思います。

見かけは健康体。

着ているジャケットの上からでもわかります。

ちゃんと筋トレしてる。


今まで何度かお会いしたことがあります。

会ったら必ずと言っていいほど私の飲み物を支払って下さいます。

でも大抵、鳥さんは先に帰って行きます。

世の中には、キャバクラ嬢レベルほど盛り上がって話したのに、会計は別々。なのに女性とはちゃっかり同時に帰ろうとする。

そんなチープなケースから比べると、

とても男ぎ溢れる鳥さんです。

バーのマスターも男として惚れています。

「鳥さんは粋ですよねぇ〜!こっちも見ていて気持ちがいいよ!」

もちろん、女性の私からしても光栄で嬉しいことなのですが、

何かお返しをしてあげなくちゃ・・・と正直そんな気持ちにさせられます。


鳥さんとカメさんは、お互いバーの常連さん。

鳥さんは、カメさんは私のことを好きだと思ってるみたい。

鳥さん「普段寡黙なカメさんが、蟹子さんが横にいたらすごい喋る。」

蟹子「??そうなんですか?寡黙な一面を見たことがないから想像つかない。」

鳥さん「うん、そう。いつもは壁に向かって喋ってる。」

笑なんだそれ。

先週もバーへ行った時、鳥さんはすでにお飲みになっていました。

隣には、他の常連さん(元欅坂46の長濱ねるさんに激似のキャリアウーマン)が座ってて、私はまた新しい彼女かと思いきや、(←機会があったら話します)

そこへ現れた私に、

鳥さん「(私を指差して)これ、カメさんの彼女。」

ねるさん「えー!そうなんですか?!」(←ねるさんも実はカメさんが好き。)

蟹子「違います。笑」(この前フラれてるし。)

鳥さん「いや、二人はできてる。」

蟹子「できてないってば〜。笑」(何も連絡ないしね。)

鳥さん「カメさん、勝手に蟹子さんのボトル飲んでるし。」

蟹子「えぇ、なんで知ってるんですかっ!驚」(これは本当。)

鳥さん「有名な話だよ。」

なんていう論争劇をふっかけられたり。


ここだけの話、鳥さんとの会話はカメさんほど弾みませんが、

どっしり落ち着いていて穏やかな雰囲気には、

ちょっぴり心惹かれる瞬間があります。

そんな鳥さんから2回ほどグイグイに誘われた夜があるのですが、
長くなってきたので、次回につづくっ・・・。


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