今日、甥っ子が
アメリカに発った。

彼は複雑な家庭環境で
中学生まで
人生には絶望しかなかった、
と言っていた。

そんな彼が
アメリカに行きたいと
育ての親を連れて
相談しにきた。

わたしも子供を持つ親だから
心配なのは重々承知。
だけど行きたい！と思った
その小さな衝動を
心が体験したがって
成長したがっている機会を
奪う権利は誰にも無い。

生活するお金はどうする、とか
日本語しか話せない人間が
どうやってコミュニケーションをする？とか
わかるけど
心配ばっかり浴びせないで。

行かせてあげて欲しい。

あなたたちが育てた子供なんだから
何があっても大丈夫でしょう？

心配じゃなく
信頼してあげてほしい。

そう伝えたあと、
彼はアメリカに行くことが決まった。
諦めかけた人生を
取り戻しに行った。

そうやって
人を送り出したから
自分も子供たちに
好きなことを好きにやる姿を
見せないとカッコ悪い。
身の引き締まる想い。

どんな小さなことでも
自分には、やらせてあげたい。
可能性を潰さないであげたい。
その姿勢を
子供たちもきっと見ているはずだから。