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歩くことが苦じゃなくなった

冬頃に比べて、歩くのが苦ではなくなった。
今年の2月から3月にかけていわゆる“冬うつ”状態で、ほとんど寝たきりだった。
冬は毎年調子が悪くなるのだが、今年は1月にコロナになってひきこもっていたりして、冬の間ただでさえ減る太陽光を浴びる機会が少なかった。
体内のセロトニン貯金がなくなったせいか、今年の冬うつはかなり酷くて大変だった。

そんな反省から、動けるようになってきた3月後半あたりからウォーキングを再開した。
とにかく朝日が出てから外に出るようにした。
明るくなる前に目が覚めることも多かったが、少し待って太陽が出てきてから歩いた。

ウォーキング時間は20分くらい。
あんまり長く歩くと途中で嫌になってまた辞めてしまうと思い、長くて20分。
追加で日中、近所のカフェまで歩いたりしてトータルの歩数を稼いでいた。

朝のウォーキング+αを続けること約3ヶ月。
ウォーキング行きたくないなとか、歩くの面倒だなとか、そういう気持ちが消えた。
冬頃に比べたら結構体力もついた気がする(冬は体力がゼロに近かった)。

この前ゲーム関連のオタクイベントがあり、行ってきたと書いた。

駅からイベント会場までは少し歩く。
前回の開催時(去年の11月)は、会場まで歩くのが結構しんどかった。
でも今回は、その道が記憶より短く感じた。
あ、前回の頃より体力ついたのかも、と実感できた瞬間だった。

習慣化ってのは、すごいなあ~と他人事のように思う。
自分がまさか歩くことを習慣化できるなんて。
歩くのが苦じゃなくなるなんて。
ちょっと信じられない。

最近は何をやってもうまくいかなかった。
思い切って始めたことも挫折してしまうことが多く、そのたびに落ち込んでいた。
もう人生に希望を持つのをやめよう、と考えが飛躍していた。

そんな私でもいつの間にか歩けるようになっていた。
たぶん、冬うつがかなりトラウマになったというのが原動力になっている。
だから、ウォーキングを習慣化しよう!とは思っていなかった。
とにかく太陽光を浴びようと、毎日目先のことをやっていただけだ。
それがよかったのかもしれない。
ヘタに習慣化しようと意気込むと、できなかった時のことを予想してまた挫折するんだろうな……とか考え始めてしまうから。

長いスパンのことは考えず目の前のことをこなす。
これが結果的にうまいこといった。
いつも何かやる前から考えすぎてしまう私には、このやり方が合っているのかもしれない。

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