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わからないときにしか、味わえない世界がある

私はそんなに耳が良くないから
(トレーニング不足なだけとも言うが…)
ちょっとリズムや打点をヒネられるだけで
聴き取るのにものすごく時間がかかる。
 
 
それでよく起こる面白い現象が
ただ聴いててもわからないので
「聴き取ろう」と分析しようとして聴くが
やぱ全然わからなくて、投げ出して
ぼんやり俯瞰で聴くと突然わかったりすること。
 
俯瞰→分析(詳細)→俯瞰 でわかるようになる。
あるいは集中したあとのリラックス、てことかも。
 
一つのものを知ろうとするときでも
知り方は複数あるといいんだなと。
寄ったり引いたり、森をみたり木をみたり
力を入れたり抜いたり、遠くから近くから。
 
 
こういうとき、以前人から言われた
 
「いったん分かるようになったら
 もうわからなかったときには戻れないから
 いまはいまで味わうといいですよ」
 
を思い出す。
 
もちろん分かるに越したことはないけど
分かるだけが楽しみ方ではないよねって。
 
 
時間かかっても焦らないで聴けばいいのだ。
いま聴こえる音を、充分に味わいつつね。

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