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「職場に示しがつかない」 結婚式は職場に対しする示しなのか?

 昔、友人たちと「最近は結婚式を挙げないカップルも多いようですね」といった話題になりました。

 自分の世代はわりと挙げている人が多く、世の中の流れの変化を感じています。
 自分は、挙げるも挙げないも当人同士が納得していれば良いと思っています。
 自分の場合は、やるとなれば相手の意向次第ですね。無理に挙げたいと思いませんが、絶対に挙げるのは嫌という訳ではないです。(そもそも結婚する可能性は0%に近いので考える必要もないでしょうが(笑))

 そんな中、結婚式について友人の発言に違和感を覚える内容がありました。それが
 「結婚式を挙げないカップルは、職場に対して示しがつかないし中途半端だよね」
 といったものです。

 自分は「職場に対して示しがつかない」という発言に強く違和感を覚えました。
 友人にとっては結婚式というイベントは「職場に示しをつける」という目的の元に一種の権威づけの目論みがあるのでしょうか。

 「示しをつける」意味について調べてみました。

目上の者が目下の者に向けてお手本となるような正しい行いをとってみせること、あるいはそうすることで目下の者に規範を守るように促したり、自らの権威を確かなものにしたりすることを意味する語。「示しをつける」は、目下の者に物事を教える良いお手本にならないという意味の「示しがつかない」という言い回しから派生した語であると考えられる。

実用日本語表現辞典

 示しをつけるとは、自分がお手本になる正しい行いをすることで目下のものに規則を守るよう促したり、自らの権威づけを確かにする行為のようです。

 おそらく友人にとっての「結婚式」は、個人的な祭典という意味合いよりも社会的なパフォーマンスの意味合いが大きいと推察しました。

 自分は個人主義寄りなので、そこに違和感を覚えたかもしれません。「人それぞれ」という個人主義、「皆一緒」いう全体主義的な考え方は、価値観レベルで対立しそうです。

 自分と友人の価値観の違いが垣間見えたシーンでした。

 最後に価値観の生成の手順について触れていきます。

①欲求が入力される。
②欲求を満たすために価値観が生成される。
③価値観が満たされる。
④上位段階の欲求が生成する。
⑤②〜④の繰り返し。
⑥叶わない欲求段階に到達する。
⑦同じ価値観が高まり続ける。

今後、機会があれば「価値観」について掘り下げてみる予定です。
ここまでお付き合いいただきありがとうございます☺️


【参考文献】


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