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多世代が交流し共助するシェアコミュニティ/AsMama×積水ハウス㈱宇都宮支店の「子育てにやさしいまちづくり」

栃木県・高根沢町にあるJR東北本線宝積寺駅。はじめて駅に降り立ったときには、思わず驚嘆の声をもらした。

2020年東京オリンピックメイン会場や高輪ゲートウェイ駅のデザインも手掛ける建築家・隈研吾(くまけんご)氏のデザインが、駅前の「ちょっ蔵広場」まで続くからだ。駅の特徴的な天井は、木目がとても美しい。構造用合板を利用した天井は、鉄骨構造の駅であるにもかかわらず、木造駅舎を彷彿とさせる。

そんな先鋭的なデザインの駅がある高根沢町は、積水ハウス(株)宇都宮支店と子育てにやさしい環境づくり・まちづくりの分野において協定を結び、町の活性化を図っています。その一環として、私たちAsMamaも「コモンシティ宝積寺」というまちで、子育て共助コミュニティがある住環境づくりに取り組んでいます。

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AsMama代表・甲田恵子の談話を少し紹介しましょう。

— 子育てをするにあたり、住む環境選びのポイントは?

子育てを昔ながらにご近所どうしで頼りあえたら、パパやママにとって安心なだけでなく、子どもにとっても楽しい子ども時代の思い出がいっぱいできると思います。

コモンシティ宝積寺では、交流イベントを定期的に開催し、Web・アプリ「子育てシェア」を活用した共助コミュニティのある住環境を目指しています。

バストアップ‗Koda

— イベントやコミュニティづくりを、どのように?

イベントは目的ではなく、あくまでも手段の一つでしかありませんAsMamaと住人が、ずっとイベント主催者と参加者、という関係性ではなくて。

参加してくれる方たちの中から「次は、片付けと準備をしてくれる人いませんか」「次は受付だけやってくれませんか」「次は〇〇の先生役をやってくれませんか」と巻き込みの循環をつくりたいです。参加するのも楽しいけれど、実施するのはもっと楽しい、と満足度が高まるのが良いコミュニティだと考えています。

イベントを何度も開催していくうちに「自分の好き・得意・経験をいかして〇〇してみたい」という方が出てくるように、巻き込んでいきたいですね。

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こうした想いに共感し、実際に地域で共助コミュニティ活性の活動をするのが、AsMama認定シェア・コンシェルジュたち。先週は、空いている区画を利用して、地域のハンドメイド作家さんやレッスンを行う先生などと一緒にハロウィンマルシェを開催しました。

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青空の下、住人のご家族が次々と遊びに来てくれて。子どもたち参加型のワークショップで制作を楽しんだり、輪投げコーナーで遊んだり、欲しいハンドメイド作品を選んだり、思い思いに過ごしていただきました。

屋外での地域住人と企業・自治体・施設等との交流・ミートアップの機会は天候に左右されるリスクがありますが、感染症で外出を控えがちな今だからこそ、親子ともに開放的にノビノビと過ごす機会となったり、オープンスペースだからこそ、これまで以上にパパ参加が増え、ワークショップや準備・撤収・運営などで男性や子育て中ではない多世代の方の活躍機会が増えたりしています。

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栃木では、子育て現役世代を離れた中高年を中心に子育て支援・親支援を行う「となりのグランマ」という団体とも協力しながら、取り組みを行っています。このハロウィンマルシェも「こうだったら子どもたちが楽しいね」「これならパパ・ママも喜ぶね」と、たくさんアイデアを出し合いながら一緒に企画・運営したものです。

左が坂田さん (1)

となりのグランマとAsMama認定シェア・コンシェルジュの両方で活動する坂田恵さん(写真左)の言葉です。

子育て中は小さな「困った」の連続!近くに少し頼れる方がいることで何と心強いことか・・・。パパ・ママたちのストレスを無くし、少しだけ手を差し伸べたい気持ちで活動を始めました。ほんの少し手伝ってほしい、ちょっとだけ見守ってくれたら、ということでも頼みをお引き受けします。
核家族のコアな環境での子育てよりも、違う大人に見てもらうことで、子ども親も視野が広がって、ゆとりある接し方ができる場合もあると思います。
私自身も、わが子わが孫とはまた違う子どもたちを見ることで、成長機会をいただいています。

今まさに子育てや仕事をしながら、子育て共助コミュニティを広げたい、子育てを頼りあえるまちをつくりたい、と思う人も。子育てを終えたミドル・シニア世代で、今だからこそパパ・ママや子どもたちの役に立ちたい、と思う人も。そして、とりあえず自分の住むまちで面白そうなことがあるから顔を出してみよう、という親子も。

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さまざまな方が集い、会話が生まれ、仲が深まる中で「へえー、子育てを頼ってもいいんだ」「頼れるしくみがあるんだ」と自然に私たちの取り組みやアプリのことを知っていただきます。

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すぐに頼らなくてもいい方には、地域情報を知るツールとして、また、住人どうしのオンラインコミュニケーションのツールとして。おさがりや譲りあいなど物のシェアリングサービスとして活用することもできます。実家が遠いなどの理由で、何かを諦めたり頑張りすぎたりしそうなご家族には、まさしく「子育てシェア」として、送迎や託児のシェア機能と頼りあいをサポートしたい人が「頼らせてくれてありがとう」「こちらこそ頼ってくれてありがとう」の関係に。

それぞれの方が、それぞれのニーズに合わせて、それぞれの距離感で、共助できるコミュニティをコモンシティ宝積寺につくりたい。この場所で楽しく集い遊び過ごしながら、親子ともに成長していけるようなまちづくりをこれからも続けていきます。

参考)コモンシティ宝積寺https://www.sekisuihouse.co.jp/bunjou/tochigi/housyakuji/





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