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見る専の人が考察する「コスプレイヤー」の哲学


前書き

こんにちは。愛宕と申します。
今回は見る専・ファンの視点から僭越ながら「コスプレイヤー」に関して哲学していこうと思います。
私は少し前より「コスプレ」及び「コスプレイヤー」に関して関心があり、今回深度の高い探求をしてコスプレに関する知見を深めていきたいと思い、このような記事を書くに至りました。
また、高校時代に「死生観」に強い関心を持ったことがきっかけで「哲学」というものにも興味を持つに至ったため、今回は「哲学」×「コスプレイヤー」という組み合わせの記事と致しました。

"コスプレイヤー"と"哲学"を組み合わせた研究は非常に少なく、今回の記事が新しい学問の芽生えとなると同時に、様々な知見を皆さんに提供できればなと思っております。

ちなみに好きな哲学者はソクラテスさんです(余談ではありますが)

哲学記事を書くのは今回の記事が初めてとなります。元々このnoteは哲学関連の記事を書くために作ったので、今後もたまに様々な事象について哲学していく記事を書く予定です。
と言っても、独自路線で記事を書くと思うので、あくまでも「自称」の哲学者としてご覧いただけますと幸いです。
では、早速コスプレイヤーについて「哲学」していきましょう。

まず、「コスプレイヤー」とは。そして、どのようなアプローチで哲学していくか

哲学という行為を行う際に、まずは言葉の定義をしなければなりません。
まずは、「コスプレイヤー」とは、何なのか。というのを定義するとともに、どのようにして「哲学」していくかを説明していきます。

コスプレイヤーとは

コスプレとは漫画アニメゲームなどの登場人物やキャラクターに扮する行為を指す。それらのジャンルの愛好者や同人サークルが集まるコミックマーケット同人誌即売会を始めとする各種イベント、また、ビジュアル系バンドのライブ会場等で見かけられる。コスプレを行う人をコスプレイヤー (cosplayer) 、レイヤーと呼ばれる。

   出典… コスプレ - Wikipedia
(https://ja.m.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B3%E3%82%B9%E3%83%97%E3%83%AC)

コスプレとは、上記の引用にあるように、漫画やアニメ・ゲームなどの登場人物、もしくはキャラクター等に扮する行為を指し、それを行っている人のことを「コスプレイヤー」と呼びます。この「コスプレイヤー」というワードを略したものを「レイヤー」と呼びます。
この記事では、この「漫画やアニメ・ゲームなどの登場人物、もしくはキャラクター等に扮する・仮装することを趣味とする人」のことをコスプレイヤーと定義します。

アプローチ方法

では、どのように「哲学」していくのでしょうか。そこについてもハッキリさせた上で、行わなければなりません。
今回は、主に「魂」という言葉を使用したアプローチを使用します。というより、私は基本的に「魂」という言葉を使用して哲学を行います。

その場合は「魂」という言葉についても定義しなければならないので、
「魂」という言葉も定義しましょう。
基本的に私が哲学する際に使う「魂」というワードは、次のように定義します。

愛宕(執筆者)が定義する魂とは、「人間の本質的及び根幹的な部分となる存在」、「思考・行動・感情などの人間の肉体以外の部分、精神的営みに関して、自由意志を司る存在」、「自由意志を具体化した存在」の3つの意味合いで使われる。
主に「自由意志を行う機関」「人間の本質」を概念化した存在として使われる。

魂に関する定義(引用元ではありません)

私が「魂」という用語を使用する場合は、上記にあるような意味合いで使われます。
分かりやすく言うなら、「考えたり感じたり何かを決定する際に使われる"存在"」、頭や心に近い存在だと思っておいてください。
基本「魂」というワードを多用しますが、これは基本的には宗教やスピリチュアルとは関係のないワードとして使用します。

今回行うアプローチの仕方はこちらです。

① 「コスプレを行うこと」について細分化し、「コスプレ」にはどんなものがあるかについてを考える。

② 「細分化されたコスプレ行動」について、「コスプレを行う動機」「魂が行う思考・行動」と「その行動によって与える魂への影響」についてそれぞれ考察する。

③ ①と②をもとに、「コスプレの魅力」や「コスプレイヤーとはどういうものか」についてを哲学する。

の三本立てでアプローチし、「コスプレ」「コスプレイヤー」について深く探求していきます。
あくまでも自己流であり、哲学は人それぞれ違うものです。もしかしたら所謂「解釈不一致」を感じる方もいるかもしれません。あくまでも私の哲学が絶対というわけではありません。
1つの考え方として参考にしていただければと思います。

第1章 - 「コスプレ」という行動を細分化し、具体的にする

では、早速哲学の一番最初に行う「コスプレ」という行動の細分化を行いましょう。
細分化を行うことにより、具体性が増すため、より鮮明に哲学的な思考が可能になります。
「コスプレ」というワードのみでは、かなり抽象的であるため、一旦様々なコスプレの種類をもとに細分化していきます。
今回はTwitterやTikTokのリンクを貼る形で具体的な例を提示しながら、様々な「コスプレ」「コスプレイヤー」の形について考えていきます。
具体例や身近な例も想像しつつ、共に「コスプレ」についての知識を深めて、第2章以降の内容に繋げていきましょう。

第1章 1部「コスプレ」は、"〇次元"の形で類型化することができる。

いきなりタイトルが結論になりましたが、「コスプレ」というのは性質上、"〇次元"の形・言葉で表すことが可能だと言えます。
(なお、ここで言う「2次元」「3次元」という表現は、コスプレを類型化するためにのみ使用しているワードであり、「コスプレ」行為の優劣を表しているわけではありません。「2次元の方が優れている」「3次元の方が優れている」という意味合いで使用しているわけではないことを理解した上でご覧願います。)
一度、コスプレの定義を再確認しましょう。

コスプレとは漫画アニメゲームなどの登場人物やキャラクターに扮する行為を指す。それらのジャンルの愛好者や同人サークルが集まるコミックマーケット同人誌即売会を始めとする各種イベント、また、ビジュアル系バンドのライブ会場等で見かけられる。コスプレを行う人をコスプレイヤー (cosplayer) 、レイヤーと呼ばれる。

 出典… コスプレ - Wikipedia
(https://ja.m.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B3%E3%82%B9%E3%83%97%E3%83%AC)

「漫画」や「アニメ」、「ゲーム」などの登場人物や「キャラクター(バニーガール、サンタコス、着ぐるみ、ポリスコスなども広義的には含まれる)」に扮することを指すと書かれています。

2次元的コスプレ

「漫画」や「アニメ」、「ゲーム」、その他にも「VTuber」などの登場人物は、俗に「2次元(キャラ)」と言われていますよね。要するに、これらの「2次元キャラ」のコスプレは、「2次元的コスプレ」と類型化することが可能になります。

2.5次元という具体例

もっと具体的に「〇次元」を表現しているものもあります。
実写化舞台のことを「2.5次元」ということがよくあります。実際、「2.5次元ミュージカル」という言葉も存在します。
Wikipediaには、2.5次元ミュージカルについて、次のように書かれています。

2.5次元ミュージカル(2.5じげんミュージカル)は、漫画アニメゲームなどを原作・原案とした舞台芸術(主にミュージカル形式)の一つ[1][2]。なお、「2.5次元ミュージカル」は、一般社団法人 日本2.5次元ミュージカル協会が管理する登録商標である。

出典… 2.5次元ミュージカル - Wikipedia (https://ja.m.wikipedia.org/wiki/2.5%E6%AC%A1%E5%85%83%E3%83%9F%E3%83%A5%E3%83%BC%E3%82%B8%E3%82%AB%E3%83%AB)

このように、もう既に「2.5次元」というものが存在しています。

例えば、実写化や2.5次元ミュージカルには、「コスプレ」の要素が内包されています。
そのため、実写化や2.5次元ミュージカルによって行われる「コスプレ」という行為は、「2.5次元的コスプレ」と類型化することができます。

「2次元」と「2.5次元」の間、「3次元」と「2.5次元」の間


ある種、「コスプレイヤー」によるダンスパフォーマンスイベントは、実写化舞台と似ており「2.5次元的コスプレ」の要素を含んでいるとも言えます。ただしミュージカルの要素がなく、実写要素が薄いのでこの場合は「2次元と2.5次元の間」ということで「2.25次元的コスプレ」と類型化することが可能です。
また、現代の実写化映画は、「再現度」よりも「人気俳優の起用」に力を入れる傾向にあり、どちらかと言えば「2次元」よりも「3次元」志向の作品に仕上がっているケースが多くあります。
「アニメ」よりも「現実」の方に向いていることを考えると、現代の実写化映画は「2.5次元」よりも3次元寄りの、「3次元と2.5次元の間」となる「2.75次元」と類型化することができます。

3次元との関わりが大きいコスプレ

また、「コスプレ」を広義的に考えると、ハロウィンやクリスマスの際に行われる「バニーガール」や「サンタ」、「ポリス(警察)」、「キョンシー」などの「仮装」「なりきり」も「コスプレ」に分類できます。
これらのコスプレは、「アニメや漫画等に登場するキャラクター」即ち「2次元キャラ」に該当せず、かつ「2.5次元」のような要素も含まれません。
これらの「2次元」にも「2.5次元」にも該当しない「仮装」などの意味合いの「コスプレ」行為は、「現実世界」「リアル」即ち「3次元」と強くリンクしています。文化祭やハロウィン、クリスマスなどの「現実」で起こるイベントに乗じてこのような「仮装」をする人が多く、かつ「2次元キャラ」との関係性が薄い傾向にあります。
このように、各種イベントといった現実世界の動きとリンクしており、どちらかと言えば「2次元」よりも「3次元」に近い「バニーガール」や「サンタコス」などのコスプレを、私は「3次元的コスプレ」と類型化します。

なお、「サンタコス」や「バニーガール」といった衣装を纏ったゲームやアニメの「2次元キャラ」も存在しますが、これらのコスプレをする場合、「2次元キャラ」が土台にあるため、「2次元的コスプレ」と類型化できます。

色んな形の「コスプレ」

このように、「コスプレ」とひとくちに言っても様々な形があり、その形を分かりやすく類型化すると2次元から3次元の間で、「〇次元」という言葉の形で分類できることが分かります。
2次元に近いほど「アニメ」「漫画」と言った創作物・作品志向のコスプレとなり、3次元に近いほど「ハロウィン」「クリスマス」などの現実世界にリンクしたものになります。
その間となるのが、2.5次元となります。

ちょっとひといき余談タイム 「2.5次元の誘惑(リリサ)」

ここから各類型の具体的な例をご紹介していきたいところですが、文字が多いパートとなったのでここでちょっと一息余談でも話しましょう。

「2.5次元の誘惑(リリサ)」というコスプレイヤーにまつわるラブコメが存在します。この作品では、第1話で3次元と2次元、2.5次元に関して次のように表現されています。

なお、本作では1話で3次元を「リアル」、2次元を「フィクション」としており、2.5次元はその「あいだ」と表現されている。

出典… 2.5次元の誘惑 - Wikipedia
(https://ja.m.wikipedia.org/wiki/2.5%E6%AC%A1%E5%85%83%E3%81%AE%E8%AA%98%E6%83%91)

この作品では「リリエル」という2次元のキャラクターのコスプレをする天乃リリサと言うキャラクターと、その「リリエル」という2次元キャラを愛する奥村政宗というキャラクターが登場するのですが、ここで天乃リリサが行っている「コスプレ」は「2次元的コスプレ」の類型です。
ですが、「コスプレ」が3次元的フィールド(現実世界)で行われる行為であり、その3次元とリリエルという「2次元」のキャラクターの間、要するに「2次元キャラ」と「現実」の間を「2.5次元」と扱うこともできるという訳です。
このように、「コスプレ」の捉え方は人それぞれ違うし、こういう「コスプレ」に関する考え方もあるという訳です。
哲学というのは、様々な捉え方や考え方ができ、「人の数ほど答えがある」という特徴を持ちます。「人の数ほど答えがある」からこそ、哲学が面白い学問であることが、この余談で語った「2.5次元の誘惑」での各次元の捉え方で分かることでしょう。

ということで、余談・寄り道の話として、また別の「〇次元」に関する捉え方・考え方の事例を、最近話題でアニメ化も決定している「2.5次元の誘惑」を具体的事例としてご紹介させていただきました。色んな捉え方ができるので、ぜひ自分なりの哲学・考え方を見つけ、自分の価値観も他者の価値観も尊重できるようにしていきましょう。

第1章 1部 まとめ


コスプレという行為に関して、「〇次元」の形で
類型化した図(灰色部分は記事外の補足内容)

第1章 1部では、「コスプレ」及び「コスプレイヤー」について、「〇次元」という表し方で細分化することを行いました。
「コスプレ」という行為は、「2次元キャラ」などといった「2次元」の要素と、「現実世界のイベント」といった「3次元」の要素の両方を内包しており、内容によって「2次元」と「3次元」の要素の量が変化するので、「2次元」に近いもの、「3次元」に近いもの、「2次元」でも「3次元」でもないその間の「2.5次元」のもの、さらに「2次元」と「2.5次元」の間の「2.25次元」、そして「3次元」と「2.5次元」の間の「2.75次元」といった様々な細分化された類型があるということがこの部で確認できたと思います。
上記の画像はその「類型化したコスプレ」を見やすくまとめたものになります。
この画像の内容を念頭に置いた上で、次の2部「各類型の具体的な事例」にて、具体的なものを確認していきましょう。

第1章 2部 各類型の具体例

では、各類型に該当する具体的な例を、それぞれまとめていきましょう。
ここでTwitterやTikTok、インターネット上にある具体例を元に解説していきます。

① 「2次元的コスプレ」

こちらは一般的に想像される「コスプレ」であり、「コスプレ」の代表的なものです。
「アニメ・漫画・ゲーム・VTuber等の創作キャラクターになりきること」が「2次元的コスプレ」に類型されます。

では、具体例を提示していきましょう。

「2次元的コスプレ」は代表的なコスプレの例であるため、今回は3つの事例を紹介させていただきました。
このように、「2次元的コスプレ」と言っても、「Re:ゼロから始める異世界生活」や「五等分の花嫁」と言ったアニメはもちろんのこ と、「神成きゅぴ(VTuber)」などの「VTuber」のコスプレも「2次元的コスプレ」に該当します。
広範囲に渡りますが、基本的には「皆さんが想像しているコスプレ」=「2次元的コスプレ」と言っていいでしょう。
一般的に「コスプレイヤー」と名乗っている方は、主に「2次元的コスプレ」を中心に行っていることが多いです。
私も基本的には「2次元的コスプレ」を見ることが多いですし好む傾向にあります。
コミケやイベントで行われるコスプレの多くについても「2次元的コスプレ」に該当しています。
例えばコスプレの代表的なイベントに、「acosta!(略してa!と呼ばれる場合もあります)」があります。このイベントで着るコスプレの多くも「2次元的コスプレ」に該当しています。VTuber・アニメ・ゲームと、着るコスプレの形は人それぞれ、多岐に渡ります。その多種多様なコスプレを楽しむところに人気が集まっています。
実際、来場者数は年間10万人を数えます。
また、コスプレイベントの開催場所も全国各地にあり、様々なロケーションにて撮影できるのも特徴です。様々な場所で、その場に似合うコスプレを考えて楽しめるのも特徴です。
 着るコスプレの種類もコスプレ場所の種類も色々あるのも特徴的です。

↑次回の関東開催は5月10日・11日・12日に池袋とのこと。

また、コスプレできる施設を借りて、そこで撮影を行う場合もあります。
具体例を2つ挙げます。

実際、全国には「コスプレ撮影OK」のスタジオや「コスプレ撮影OK」の各種施設があり、そこを予約するためのサービスも存在します。
 具体例として「アコロケ」を挙げます。
「アコロケ」というロケ地を予約するサービスは、先程ご紹介した「acosta!」の運営と同じ「株式会社ハコスタ」が運営しているサービスです。
このように、「自分のやりたいコスプレ」に合うロケーションの施設を見つけて、そこでコスプレを楽しむことも可能となっています。

また、「コスプレ」をすることで楽しむ人もいれば、見ることで楽しむ人もいます。
実際、コスプレイヤーのファンをしている方は多くおり、実際に私のTwitter内での相互さんが「コスプレイヤーを語るスペース」に参加されているのを見たことがあります。
実際、今回の事例で紹介している「えなこ」という方は、フォロワーが200万人に到達している他、「伊織もえ」さんなど100万人に到達されている方も多くいます。
実際、その人気によって、後述の「コスプレイヤーの生誕祭」などの「2.25次元的」なものが生まれています。その他にも、「ファンマーク」や「ファンネーム」、「エゴサ用のタグ」、「グッズ販売」などが人気によって生まれていたりします。
する側の熱量も見る側の熱量も、そして推しの2次元キャラへの熱量も強いのが、「2次元的コスプレ」の特徴と言えるし、いいところだと思います。
実際、私もとあるコスプレイヤーさんを推させてもらっております。
また、「2次元的コスプレ」については、本当に皆さんクオリティに対する熱いこだわりがあると言えるでしょう。実際Twitterでよくお見かけしますが、本当に全体から細部までのこだわり・質が高く、見ているだけで「スッ、スゲー!!Σ(゚Д゚ )」ってなります。
 行っている人が多いのもあり、皆さん気合いが入っています。
主にTwitterにてこの「2次元的コスプレ」は共有されることが多く、質が高いと万バズを連発されている方も多くいます。

また、「2次元的コスプレ」の場合、カメラマンを募集して撮影を行うなど、撮影の質にもこだわり、「一つの作品」を作るための努力を惜しまない特徴があります。
実際、とあるイベントのコスプレコーナーにて、大型のプロが使うカメラを持参して撮影されている方もおり、「コスプレイヤー」と「カメラマン」は、切っても切り離せない関係、欠かせない関係となっています。
今Twitterで高い質のコスプレが見れるのは、衣装やポーズ、表情など一つ一つの再現、全体の再現に努力を惜しまない「コスプレイヤー」と、より綺麗に撮影するために、技術の鍛錬と機材へのこだわりを惜しまない「カメラマン」のおかげであるのです。
「コスプレイヤー」と「カメラマン」の力で完成するのが「2次元的コスプレ」の特徴と言えるでしょう。
本当に「コスプレイヤー」の皆さんと「カメラマン」の皆さんに感謝です。

また、「コスプレイヤー」の場合、同じくコスプレを趣味とする人との交流があるのも特徴です。
同じ趣味同士で交流したのち、併せ(複数人で同時にコスプレ撮影を行うこと)を行う場合もあります。このように、「コスプレイヤー」同士の友人関係もあり、結束力を強めていくのも特徴と言えるでしょう。

このように、「2次元的コスプレ」は、「コスプレ」という趣味を全力で楽しむために、「衣装」「装飾品」「ポーズ」「表情」「ロケーション」「撮影機材」などなどにこだわりを持ち、プロ意識を持って行う方が多い傾向にあります。
一つ一つを完璧に近づけるために努力を惜しまないところが多くのファンに支持されている特徴と言えるでしょう。私もそこに惹かれて推すようになりましたから。

「2次元的コスプレ」は、コスプレの代表的事例と言えるとともに、気合い・プロ意識のこもった類型と言えるでしょう。

② 「2.25次元的コスプレ」

こちらは「2次元的コスプレ」をさらに発展させ、「リアル」の要素を内包したものになります。
具体的には「コスプレイヤーによるパフォーマンスイベント」が該当します。
具体例として、「ホロプレ」という、ホロライブ(VTuberグループ)のオンリーコスプレパフォーマンスイベントを提示します。

このように、「コスプレ」を行って「ダンスなどのパフォーマンス」を行うという行為は、2.5次元のような要素は薄いですが、2次元と比べリアルの要素が含まれます。そのため、「2次元」と「2.5次元」の間ということで、「2.25次元」に類型化することができます。
「2次元的コスプレ」に「リアル的要素」が入ると「2.25次元」になると言えるでしょう。

③ 「2.5次元的コスプレ」

「2.5次元」という、「2次元」でもなければ「3次元」でもない作品が最近人気を博しています。
特に有名なのはミュージカル「刀剣乱舞」でしょう。原作はPC版ブラウザゲーム、スマホゲームの「刀剣乱舞 ONLINE」です。
一応刀剣乱舞の説明を、Wikipediaを引用する形で説明しましょう。

日本刀を男性に擬人化(ゲーム上では「付喪神」という設定)した「刀剣男士」(とうけんだんし)を収集・強化し、日本の歴史上の合戦場に出没する敵を討伐していく刀剣育成シミュレーションゲーム。正式名称は「刀剣乱舞 ONLINE[注 1](とうけんらんぶオンライン)、公式略称は「とうらぶ[2]

刀剣乱舞 - Wikipedia
https://ja.m.wikipedia.org/wiki/%E5%88%80%E5%89%A3%E4%B9%B1%E8%88%9E

この「刀剣乱舞」という作品をもとに、ミュージカル化したのが「ミュージカル 刀剣乱舞」です。
「刀剣乱舞」の登場人物になりきった役者さんが舞台上で様々なアクションを繰り広げます。


また、その他にも「ミュージカル テニスの王子様」などの作品も2.5次元舞台となっています。
2.5次元は、基本的には「刀剣乱舞」や「テニスの王子様」をはじめとした「2次元的作品」を、「役者」が演じます。その際に、「2次元キャラ」の格好をするので、そこで「コスプレ」という行為が発生します。実は2.5次元舞台・ミュージカルにもコスプレの要素があるという訳です。

この情報だけでは「2.25次元とどう違うの?」と思う人もいるでしょう。
なので、「2.25次元と2.5次元ではどのような違いがあるのか」を表にまとめました。

2.25次元と2.5次元の違い

まず2.25次元と2.5次元で大きく異なる点は、「表現者」です。「コスプレ」の表現を行う人が大きく変わってきます。
2.25次元の場合、2次元志向での表現のため2次元に近い表現に造詣のあるコスプレイヤーが表現者になることが多いです。「コスプレイヤー」という「2次元的コスプレ」のプロが表現するのが2.25次元の特徴と言えるでしょう。
一方、2.5次元の場合、「2.5次元」という2次元でも3次元でもない領域の表現に造形のある「2.5次元俳優」を起用して表現を行うことが多いです。
実際、「2.5次元俳優」というワードはテレビ番組でも出演の際に使われることが多く、「2.5次元俳優」という言葉も浸透しています。
また、「2.5次元」の場合は、「コスプレイヤー」と言うよりは「役者」寄りの、「3次元」方面に造詣のある人が表現者となることが多いです。
このように、「表現を行う者」に大きな違いがあります。

また、「主な表現形式」にもある程度の違いがあります。
「2.25次元」の場合は、主にアイドルにあるような歌やダンスのパフォーマンスを中心に展開されることが多く、具体例として挙げた「ホロプレ」はダンスパフォーマンスです。
一方の「2.5次元」については、「2.5次元ミュージカル」というワードがWikipediaにあるように、ミュージカルが中心です。なお、ミュージカル「刀剣乱舞」は「ミュージカル」と「ライブ」の2本立てとなっています。
このような表現手法にも違いが出ています。

最後に、具体例と特徴を挙げていきましょう。
 「2.25次元」の場合、先程挙げた「ホロプレ」や、「コスプレイヤーがコスプレ衣装を着て行う生誕祭等のイベント」が具体例として挙げられます。
特徴としては、「コスプレイヤーの要素が強い」傾向にあります。「コスプレイヤー」にちょっとしたリアル要素、あくまでも「コスプレイヤー」が土台にあることが特徴です。
一方の「2.5次元」には、「ミュージカル 刀剣乱舞」や「ミュージカル テニスの王子様」、有名なものには「宝塚歌劇団」も挙げられます。
こちらは「役者」が演じるのが特徴で、リアル要素が少し強くなっています。

このように、一見すると「2.25次元」と「2.5次元」は似たようなものに見えますが、実は結構違いがあると言えます。

また、「2.5次元」の場合、登場人物が男性が多い作品の舞台化が多く、登場人物が女性であることが多い「コスプレイヤー」とは真逆です。
ただし、「2.5次元」の中には声優がアイドルとしてリアルで活動する「ラブライブ」のコンサートも含まれるため、登場人物が男性しかいない、という訳ではありません。

このように、2.5次元的コスプレには、「2次元的コスプレ」及び後述で紹介する「3次元的コスプレ」とは違った特徴を持っており、独立した「2.5次元的コスプレ」という類型と言えるでしょう。

④ 「2.75次元的コスプレ」

こちらは2次元キャラクターの「コスプレ」の中でも、「現実」の要素との関係性が強く、どちらかと言えば「コスプレイヤーがキャラクターのコスプレをする」というより、「俳優・女優がキャラクターのコスプレを(して演技を)する」に近いです。
具体的には、現代の実写化映画、俳優や有名人が行うコスプレ等が事例として挙げられます。
現代の実写化映画は、「2.25次元」や「2.5次元」よりかは3次元よりの「2.75次元」に近いと考えられます。
なぜなら、現代の実写化映画は、「原作を再現する」「再現のクオリティ」よりかは、「人気俳優や有名人著名人の起用」など、3次元志向での表現が行われているからです。2次元よりかは3次元の方に強くシフトを置いていることから、同じく2次元と3次元の間にあり、2次元的表現に力を入れている「2.25次元」「2.5次元」とは異なり、3次元により近い「2.75次元」と類型化されます。

こちらが具体例としてあげられる「推しの子」実写化です。
「人気俳優・女優」の起用に力を入れており、どちらかと言えば現実世界との関係性が強いと言えます。
 基本的に、「コスプレイヤー」や「2.5次元俳優」、「声優」ではなく「ドラマや映画でよく見かける俳優・女優」が「コスプレ」をする場合、「ドラマやバラエティ番組などのイメージ」即ち「現実世界的イメージ」が強く連想され、3次元的関係性を強めます。
その点を踏まえても、「2.75次元的コスプレ」という表現となるでしょう。

しかし、「俳優・女優がコスプレ」をしたら絶対3次元的イメージを持たれてしまうかと言われたらそうでもありません。「コスプレイヤー」のように、「2次元的表現」に力を入れる場合、「2次元的コスプレ」に近づけることも可能です。

例えば、叶姉妹のコスプレは原作をリスペクトし、少しでも高いクオリティで再現することに全力を注いでいるため、高い評判を集めています。
このように、「3次元的イメージ」から「2次元的コスプレ」へと転換していくことが可能です。

力を入れる方向によって「2次元的」か「3次元的」か変化していくのが「俳優・女優・著名人・有名人」のコスプレと言えるでしょう。

⑤ 「3次元的コスプレ」

最後に、「アニメ・漫画等の創作物のキャラクターではない」、リアル世界との関係性が強い「3次元的コスプレ」について挙げていきましょう。

「3次元的コスプレ」は、基本的には名前・固有名詞のあるキャラクター、具体的には「初音ミク」「博麗霊夢」のコスプレと言うよりかは、「サンタ」「お化け」「バニーガール」というように、一般名詞に近いコスプレ、どちらかと言えば「仮装」に近いと言えます。
「2次元的要素」となるキャラクター等の要素が非常に少ないため、必然的に「3次元の要素」が強いコスプレとなります。
 「3次元的コスプレ」の代表的具体例として挙げられるのは、「ハロウィン」です。
 日本ではハロウィンの日に仮装をすることが多いため、ハロウィンの日に合わせ「コスプレ」の行為が行われます。もちろんそのコスプレの中には、「2次元的コスプレ」も多いですし、実際オタクの街・池袋で行われている「池袋ハロウィンコスプレフェス(略して「池ハロ」)」は「3次元的コスプレ」と言うよりかは「2次元的コスプレ」に力を入れています。さすがは「acosta!」の街です。
逆に「3次元的コスプレ」に力が入っているのは、今は渋谷区が「ハロウィンイベントの会場ではありません」と提示し始めている「渋谷」です。
その他、ハロウィン前後に開催されることが多い「文化祭」や、その他都心部の各地会場のハロウィンイベントにて「3次元的コスプレ」が多く行われます。特に、「子供」が仮装を行うことが多い傾向にあります。

このように、「3次元的コスプレ」は、ハロウィンやクリスマス、文化祭と言った現実世界で行われるイベントに合わせて行われることが多く、現実世界とのリンクが2.75次元的コスプレと比べ強いです。現実世界即ち3次元との関係が強い点も、「3次元の要素」が強いと言えます。そのため、「3次元的コスプレ」と類型化できるでしょう。

具体的な例を、TikTokを中心に挙げていきます。

このように、文化祭やハロウィンに乗じて行う「仮装」の多くが「3次元的コスプレ」に分類できます。各動画を見ても、「キャラクター(固有名詞)」と言うよりかは「バニーガール(普通名詞)」です。
基本的にこの類型の仮装は、JK(女子高生)・JD(女子大生)が行うことが多いです。そして、「3次元的コスプレ」はTwitterと言うより、TikTokで共有されることが多く、イマドキの女子高生はTwitterよりもTikTokで楽しむ人が多いのだと分かります。
なお、「アニメキャラのバニーガール姿」を再現するコスプレなど、「2次元キャラ」が土台にある場合のコスプレは「2次元的コスプレ」に類型化されます。

なお、Twitterでも大学のサークルがハロウィン仮装を楽しむなどあり、ハロウィンの仮装(3次元的コスプレ)がTwitterに存在しないというわけでもありません。

また、「3次元的コスプレ」には、現実世界の時事ネタなどとリンクした、「2次元キャラ」ではない「ネタ系のコスプレ」も分類されます。
「地味ハロウィン」と呼ばれるものも入るでしょう。

こちらは去年の夏コミであったビックモーターのコスプレです。ちょうど去年の夏頃はビックモーターの騒動があり、ちょうどいい場面で時事ネタを入れてコスプレをしています。
このような「現実」とのリンクが強いネタコスプレも3次元的コスプレになるでしょう。
これらに関しては、基本的にTwitterで拡散されることが多いです。

また、「メイドカフェ」や「コンカフェ」と呼ばれる「コスチュームを着て接客を行うお店でのコスプレ」についても、「一般名詞的なコスプレ」であると同時に現実世界とのリンクがあるため、「3次元的コスプレ」に類型化できるでしょう。

このように、「3次元的コスプレ」は、「2次元的コスプレ」と同じぐらいとまではいかなくても、ある程度多く種類や方法があるのが特徴です。
 一般名詞的コスプレからネタコスプレ、メイドカフェまで幅広くあります。
また、「3次元的コスプレ」は、「2次元的コスプレ」と比べ、イベントに合わせて行うことを重視しているため、気軽にコスプレをはじめやすいものも多くあります。
実際、ドン・キホーテでは、コスプレ衣装がかなり安い値段で販売されており、これを購入することで手軽にコスプレが楽しめるようになっています。

品揃えも豊富、お値段も5,000円以内と、さすがは「激安の殿堂」と言える価格となっており、一番気軽にはじめやすい特徴があるのが、「3次元的コスプレ」と言えます。
中には、パッケージで衣装を着ている人について、有名なコスプレイヤーさんを起用しているケースもあり、安心して購入できるようになっています。

実際、「クリスマスのサンタコスチューム」について、コスプレイヤーの代名詞とも言える存在・えなこ氏がモデルを務めているケースがあり、ドン・キホーテで取り扱っているコスチュームは安心して購入できると言えます。

このように、「現実世界とリンクしつつ」、「イベントに合わせて気軽にはじめやすく」、「コスプレイヤーからの支持も集めている」のが「3次元的コスプレの特徴」と言えるでしょう。

第1章 2部 まとめ

さて、先程出した「コスプレという行為を次元的に類型化すると」の画像と共に具体例の振り返りをしていきましょう。

 「コスプレ」という行為を次元的に類型化すると

この部では「コスプレ」の各類型を具体的な事例ごとに確認していきました。
「2次元的コスプレ」ではアニメキャラなどと言った一般的に想像されるコスプレ。
「2.25次元的コスプレ」ではコスプレイヤーの文化をさらに発展させたもの。
「2.5次元的コスプレ」では2次元でも3次元でもない独自の進化を遂げたミュージカルや舞台、宝塚。
「2.75次元コスプレ」では現代の実写化映画。
「3次元的コスプレ」では、「固有名詞」「コスプレ」と言うより「一般名詞」や「仮装」に近いが、バニーガールやネタ仮装、地味ハロウィン、メイドカフェなど多岐に渡り、気軽にはじめやすいものもある現実世界とのリンクが強い「コスプレ」。

といった事例を挙げました。
いよいよ1万4000文字を超えた第1章を終え、ようやく「魂」について考察する第2章が始まります。
ここまでは各コスプレの文化の紹介でしたがここでようやく「哲学」のパートに入ります。
では、第1章の内容を理解した上で第2章をはじめていきましょう。

第2章 - 「コスプレ」「コスプレイヤー」を、「魂」の目線で考察する。

さて、ここからは「コスプレ」や「コスプレイヤー」を、最初の方に提示した「魂」という言葉を使い、「魂」を使った視点で考察・哲学していきます。
今回哲学する際に行う観点は、大きく分けて3つです。

① コスプレを行う動機
② コスプレを行う際に魂が行う思考・行動
③ その動機や行動(①・②)によって与える自己及び他者の魂への影響

3つの観点ごとに、第1部・第2部・第3部という風に分けて解説します。
また、各類型ごとに考察するので、合計合わせて
3×5=15で15種類の目線から考察を行うことになります。こちらも大長編になりそうな予感がしますが、どうかお付き合いください。
では早速はじめていきましょう。

第2章 1部 「コスプレを行う動機」

まずは「コスプレを行う動機」について考えていきましょう。「コスプレ」という魂が行う行動の始まりとなるのが「動機」となります。
動機が分かれば、その人の魂が持つ「原動力」も明らかになっていくでしょう。
まずは「はじまり」を知ることが大事です。

① 2次元的コスプレの場合

まずは代表的な「2次元的コスプレ」から考えていきましょう。
2次元的コスプレの場合、基本的には「2次元キャラ」や「創作物」「作品」がベースとなります。
基本的にはじめるきっかけとなるのは「作品愛」でしょう。
実際、私の見ている推しのレイヤーも「その作品・キャラが好きだからその好きなキャラのコスプレをしている」というパターンです。
「コスプレ」や「作品」に対する造形があるからこそ、高いクオリティのお写真にしようと様々な方面・視点から努力を重ねるとも言えます。
「Re:ゼロから始める異世界生活のレムが好き!だから私もレムみたいになりたい!!」みたいに、「推しキャラ」になりたいという気持ちが、コスプレへの熱い熱量になるという訳です。
実際、「推しが好きすぎて推しになりました」という感覚で「コスプレ」に挑戦し、趣味となった人が数多くいるのです。
作品愛こそが「コスプレ」をはじめる原動力と言えるし、その考えの人同士が繋がって褒め合う文化も生まれている訳です。
また、同じコスプレをしている人がオススメしてくれて、そこからその作品にハマってコスプレをするケースや、
以前はコスプレをしていなかったが、コスプレイヤーをやっている友人が誘ってくれて始めたというケース、
そして推し活文化の発展に伴い増えているのが「推しレイヤーのクオリティの高さに感銘し、私も𓏸𓏸さん(推しレイヤー)みたいに素敵なコスプレをしたい!」と思ってイベント等でのコスプレをはじめるケースもあります。

また、コスプレの場合は、「コスプレがしたい!」が先に来るので、コスプレが「一次的要素」となります。

「2次元的コスプレ」の場合、「推し(キャラ・レイヤー)になりたい!」という作品愛やリスペクト、尊敬の意が始める原動力・動機となっていることが多く、それ以外にはレイヤーのお友達の紹介からというケースが多いと言えるでしょう。

② 2.25次元コスプレの場合

2.25次元コスプレは動機が特殊です。2.25次元コスプレの場合、「2次元的コスプレ」が土台となっているケースがほとんどを占めています。
そのためかなり特殊な動機となります。
ですが、「コスプレがしたい!」が一次的要素となっているのは「2次元的コスプレ」と同じになります。

基本的には「コスプレイヤー活動によるファンが与えてくれた愛情に対する恩返し」「コスプレイヤーという仕事をさらに発展・進化させたい」「コスプレをさらに極めたい」など、
「コスプレイヤー」としての活動が進歩した状態、人気になった状態で、新しい分野にチャレンジしていきたいという気持ちが「2.25次元的コスプレ」に繋がっていると考えられます。
「コスプレイヤー」として、質を高める等の努力を重ねてフォロワーが増え、人気を集めるとなった時に、「イベントを開きたい」「ファンに恩返しがしたい」「ダンスパフォーマンスをしたい」「コスプレを活かした新しいことに挑戦したい」「コスプレをさらに進化させたい」と言ったチャレンジ精神・自己実現欲求が湧いてきます。そのチャレンジ精神・自己実現欲求が動機となり、「2.25次元的コスプレ」という新しい境地が生まれるという訳です。

動機の種類は人それぞれですが、今までの「コスプレ」「コスプレイヤー」としての実績や成果が土台となって「自己実現欲求」「チャレンジ精神」という形になっています。
「マズローの欲求階層」で例えるなら、4階層目の自尊欲求が実績で満たされて、1番上の「自己実現欲求」に繋がり、「2.25次元的コスプレ」という新しい境地に繋がっているわけです。

マズローの欲求階層説
自尊欲求


自己実現欲求

※なお、この3枚の画像については、下記の
地理おた部  ~高校地理お助け部~ の「【公共の教材】マズローの欲求階級 」より拝借しました。

このように、始めるきっかけが少し特殊になり、成果などの土台によるものが多いのが「2.25次元コスプレ」の特徴と言えるでしょう。

③ 2.5次元コスプレの場合

2.5次元コスプレはさらに特殊なきっかけとなります。
そもそも2.5次元コスプレの場合、「コスプレがしたくてやっている」と言うよりかは、「演技がしたい」「役者になりたい」と言った、「コスプレがしたい」以外の「𓏸𓏸したい」が回り回って「2.5次元俳優」という境地にたどり着き、「2.5次元俳優」として「2.5次元的コスプレ」をやっている、ということになります。
あくまでも、「コスプレイヤー」のように「コスプレ」が一次的なものになっていると言うよりかは、「演技」「役者」が一次的なものであり、「コスプレ」は二次的な副産物に近い可能性が高く、非常に特殊です。
ラブライブの例も元々は声優ですから「声優」が一次的なものとなっていますし、
宝塚も「宝塚俳優になりたい」が動機で「コスプレ」がしたいという訳ではないため、
そもそも「コスプレをするきっかけ」としての「きっかけ」はないと言えます。
「コスプレ」が一次的なものではなく二次的なものであるということが重要となってきます。
ここについても「2次元的コスプレ」「2.25次元的コスプレ」とは違う理由となります。「2次元的コスプレ」「2.25次元的コスプレ」は「コスプレ」が一次的なものとなっているので。

※「2.25次元的コスプレ」の場合、コスプレイヤーとしての活動が土台だが原点はそこから生まれる自己実現欲求のため、「コスプレ」が2次的要素と捉えられる場合もある。そのため、「1.5次的要素」とも言える。

※ただし、「ミュージカル 刀剣乱舞」や「ミュージカル テニスの王子様」などを見て、それの出演者・2.5次元俳優に憧れて「2.5次元俳優」を目指した、という「憧れ」「推し」「作品愛」が動機となっているケースもあるので一概には言えません。

④ 2.75次元コスプレの場合

これについても、はっきり言うと、
さっきの「2.5次元コスプレ」と同じです。
2.75次元コスプレの具体例は「実写化映画」ですが、こちらも「俳優としての活動」「演技」が一次的な要素であり、「コスプレ」は二次的要素です。
本職が「俳優」「女優」「芸人」「有名人」「著名人」であり、コスプレが二次的な要素になるため、これも「2.5次元的コスプレ」と同じような感じになります。
「俳優・女優になりたい」が回り回って「実写化映画」にたどり着いただけ、の方が近いです。
というか、それが99%かと。2.5次元俳優の場合は、「憧れ」「作品愛」「推し」からくる動機がある程度あるため一概には言えませんが、「2.75次元的コスプレ」の表現者は基本俳優か女優です。なので恐らく「コスプレがしたい!」というきっかけとは異なると考えられます。

※ただし叶姉妹のような、作品愛が動機となるケースもあります。

⑤ 3次元的コスプレの場合

3次元的コスプレの場合は「コスプレしたい!」が一次的なものになるケースも、二次的なものになるケースもありますが、一次的なケースになることが多いです。

例として提示した「文化祭」や「ハロウィン」に合わせた「仮装」は、「イベントを楽しむ一環として仮装しよう!」という気持ちがきっかけで行われますので、「コスプレ」は一次的なものとなります。
イベントに合わせて一般大衆も「コスプレ」を楽しんでいるのです。
ということで、きっかけは「ハロウィンや文化祭、クリスマスと言った季節のイベントを楽しみたいからその一環で行う」がきっかけとなります。
実際、先程も言ったように低価格で取り扱っているのではじめやすいのもきっかけの1つとなります。

また、ネタコスプレの場合は、「みんなを笑顔にしたいから」「笑わせたいから」「単純にこういうおふざけをするのが好き」などがきっかけに挙げられ、「ひょうきん者気質」がネタコスプレに繋がっていると考えられます。

そして「メイドカフェ」「コンカフェ」の場合は、「バイトをして収入を稼ぎたい」「お話をするのが好き」「会話を楽しみたい」「推されたい(承認欲求など)」がきっかけで「メイドカフェ・コンカフェのキャストになる」というケースが多いです。どちらかと言えば「メイドカフェ・コンカフェのキャストになる」が一次的な要素であり、「コスプレ」は二次的な要素に近いです。

また、TwitterやTikTok、YouTube等で人気を博しているインフルエンサーが、企画で着てみたりすることもあれば、単純に動画のネタとして着て動画にすることもあります。
実際、ハロウィンやクリスマスなどのイベントに合わせて、「サンタコスチューム」や「ポリスコスプレ」などのコスプレをしてTikTokを撮り、動画にして投稿することも多くあります。
「TikTokの活動」が先に来ているようにも見えますが、「季節・イベントに合わせてコスプレを楽しむ」とも言えるので、この場合は「TikTok」も「コスプレ」も一次的なものとして考えられます。
この場合、「かわいい!」と言ってもらいたい、「推されたい!」などの承認欲求がきっかけとなることが多く、動機は「承認欲求」「季節のイベントを楽しむ」「動画のネタ作り」などが挙げられるでしょう。

ただし、「コスプレイヤー」がやっている場合は、単純に「コスプレがしたい!」が動機となっているでしょう。「コスプレ」が趣味なので。
また、踊ってみたの際に「コスプレをして踊った動画を各サイトに投稿する」場合、「踊ること」が趣味なので「踊りたい!」が動機に挙げられるでしょう。「コスプレがしたい」も挙げられるかもしれません。

ということで、「3次元的コスプレ」の場合、やる内容やタイミング、する人によって動機は人それぞれになりますし、「コスプレ」が一次的な要素としてくるか二次的な要素としてくるかも変わってくると言えます。
動機が多種多様です。

第2章 1部 まとめ

第2章 1部 まとめ画像

ということで、まずは「コスプレを行う動機」についてを各類型ごとに考えてみました。
色々な目線で「コスプレ」について考えてみると、「コスプレ」が一次的要素となるものと、二次的要素になるものに分かれることが分かりました。中には、「コスプレ」は基本二次的要素になる類型もあることが分かります。
きっかけ・動機も、類型によって大きく変化することがこの表を見てもひと目でわかると思います。ある種、様々な類型によって経緯も変わってくることも面白みの一つかもしれません。
また、「2.25次元コスプレ」に関しては、「コスプレ」「コスプレイヤー」が土台なので一次的とも言えるが、そこから生まれた「自己実現欲求」が原点となるため二次的とも言える点で、「コスプレ」の立ち位置がその間の「1.5次的要素」とも捉えられる点で、少しほかの類型とは違った特徴があり、こういう新しい発見もあります。
一次的要素、二次的要素、1.5次的要素。色々な「コスプレ」の要素的立ち位置がここで確認できました。

第2章・第2部に入る前に

ようやく、第1部が終わり、第2部へと移ります。
第2部では、「コスプレを行う際に魂が行う思考・行動」について考察します。
ですが第1部にて、「コスプレ」が二次的要素となっている部分が主に「2.5次元コスプレ」や「2.75次元コスプレ」の部分で明らかになりました。
この記事では、「コスプレ」という行為について、「魂」の目線から哲学し、「コスプレ」という行為の魅力や「コスプレイヤーとはどういうものなのか」を哲学し、考えていくことを目標にしています。
コスプレが「二次的要素」となる場合、「コスプレ」と言うよりかは「役者」「俳優」「女優」などが主になり、「コスプレ」はサブの要素となると同時に、「コスプレをしようとして行っている」という訳ではないという可能性が出てくるのです。
コスプレが「二次的要素」となるものに関する哲学的考察を行うと、本来この記事が目標としていた「コスプレという行為に関する哲学」や、「コスプレという行為が人々の魂に与える影響」、そして「コスプレ」という行為の魅力や「コスプレイヤーの魅力」、「コスプレイヤーとはどういうものなのか」などを追求する目標とは遠ざかる内容となり、話がところどころで脱線してしまいます。
この記事で求めるもの、追求するものをより鮮明に探究し、この記事の目標を達成していくためにも、第2章 第2部以降からは、「2次元的コスプレ」「2.25次元的コスプレ」「3次元的コスプレ」の三つの類型に関しての哲学的探究にターゲットを絞っていき、「2.5次元的コスプレ」「2.75次元的コスプレ」については、探究できそうなもののみ探究することにします。
基本的に今後の第2章 2部以降の内容は、ほとんどが「2次元的コスプレ」「2.25次元的コスプレ」「3次元的コスプレ」のみの内容になることをご承知おきください。
ご理解のほど、よろしくお願いします。

第2章 2部 「コスプレを行う際に魂が行う思考・行動」

さて、続いては様々な事例を提示しつつ、1部で考えた動機も踏まえて「コスプレを行う際に魂が行う思考・行動」を考察・哲学していきます。
「魂が行う思考・行動」が分かれば、「コスプレイヤーの魅力」を考えるための大きなヒントが生まれます。では、早速「魂が行う行動・思考」について、考察していきましょう。

① 2次元的コスプレの場合

まずは、二次的的コスプレから考えていきましょう。今回は具体的な事例も提示し、どのように考え、行動するのか を考察していきます。

まず、コスプレイヤーの場合、「作品愛」が原動力・動機となっていることが多く、「コスプレ」をする時の魂の思考も「作品愛」に基づいた思考となります。
「より推しに近づく」「より可愛く」「より美しく」と言った向上心が、様々な魂の思考を生み出す訳です。
例えば、みみさんの事例なら、全体から細部までの再現度を上げるために、ちゃき丸や髪の毛(ウィッグ)、髪飾りといった細部へのこだわりはもちろんのこと、着る服や撮影環境の部分にも抜かりないこだわりを持って行動・思考していることが分かります。さらにはメイクや肌ケアなどの日頃の努力も欠かしません。
細部への工夫、着る服の選択、作り方の工夫など、様々な方向に思考を巡らせていることが、この1枚のお写真からもはっきり分かることでしょう。
そして、向井しうさんの事例は動画でのコスプレ事例なのですが、ここでは表情の動きやポーズの可愛さに注目していきましょう。
コスプレでは、より推しらしい可愛さ・美しさを生み出すために、ポーズや表情にも細心のこだわりを持って思考・行動します。
服装・装飾などの準備へのこだわりで思考を巡らせていくのはもちろんのこと、撮影の際も「𓏸𓏸したら可愛さが出てくる!」「こういう表情可愛い!」というように、少しでも可愛くなれる動きやポーズを考える。撮る時の動き方や表情の創意工夫も、魂が生み出す思考・行動に入るでしょうし、このような準備時・撮影時の弛みのない努力思考が最高のコスプレ写真・動画を生み出していると言えるでしょう。
向井しうさんの場合は動画ということで、動きがあるのでなおのこと表情・ポーズの工夫がひと目でわかることでしょうし、より色々考えたんだなということが理解できると思います。
この2つの事例から、「2次元的コスプレ」の際は、衣装を準備する際の生地の選択や刀や髪飾りなどの細部の造りの工夫、髪の毛(ウィッグ)の整え方といった撮影前の準備の点でも魂を動かして思考を止めずに考え続けていることが分かるし、さらには毎日肌ケア・メイク化粧の学習を欠かさないなどの毎日魂の思考を止めず努力し続けているという凄さも分かりますし、撮影する際についてもポーズ・表情の動かし方、写り方などについて、全体から細部まで集中して魂を動かし、思索し、より至高のコスプレ写真になるよう努力をしていることが分かることでしょう。

「2次元的コスプレ」は、「作品愛」に基づき、「推しへの全力の愛」を様々な方向に思考努力を重ねる形で体現していることが分かります。
「作品へのリスペクト」が、服装・装飾・ポーズ・化粧・肌ケアなどの様々な分野において思考を加速させるきっかけになっているという点で、コスプレイヤーさんは凄いなと感じます。

② 2.25次元的コスプレの場合

2.25次元的コスプレも、思考を巡らせる原動力は同じで、「作品への愛」「コスプレへの熱い熱情」です。
ですが、「ダンスパフォーマンス」など、新しい分野に挑戦していくため、工夫の方向性が変わってきます。
それこそ、「ダンスパフォーマンス」なら、振り付け練習などもありますから、練習のタイミングから体全体の動き、表情の動かし方、複数人で踊る場合はほかのメンバーとの動きの合わせ方など、今までとは違った方向に工夫をしなければなりません。
しかし、日頃「作品愛」「コスプレ愛」で培われた魂の思考力・行動力が、新しい境地でも存分に発揮されます。
だからこそ、イベントではファンに絶大な支持を集めることができるし、皆さんから好評を集めるのです。

生誕祭ならばファンへの愛を全力で表現できるよう、イベントの内容や発する言葉、行う場所や料金、限定グッズなどに細心の工夫を施しますし、本当に「コスプレイヤーとして、2次元的コスプレを行う際に大事にしていること」をそのまま2.25次元的コスプレでもやっているということです。
増えるとするならば応援しているファンが多くいるので、「ファンのみんなへの愛情」「ファンサービス」を絶やさず大切にすること です。しかしそれは「コスプレイヤー」のみんながファンから愛情を貰う際に自然とその気持ちが生まれていくので、結局普段の「2次元的コスプレ」と「2.25次元的コスプレ」では、思考を巡らせる方向性はいい意味であまり変わらないことが分かります。

「2次元的コスプレ」、「2.25次元的コスプレ」はどちらも「コスプレイヤー」が主体的となっているため、どちらも「着る衣装や生地等への工夫」「装飾品・装備品へのこだわりを絶やさない」「撮る際のポーズ・動き・表情も完璧に」「肌ケア・メイクの学習を忘れずに」「ファンへの愛を大切に」と言った根本的な魂の思考はいい意味で変わりません。
ですが「2次元的コスプレ」から「2.25次元的コスプレ」に挑戦する時に、行う内容が変化し、「ダンスパフォーマンス」「生誕祭」などの新しいことをやる訳ですから、根本的には同じ思考でも、実際のベクトルは大きく変わることがありますし、工夫の内容・方法・手法も大きく変化します。
ある種、新しいことに挑戦する際は、臨機応変な対応と努力が大切になりますから、その点を意識して「2.25次元的コスプレ」にチャレンジしていると思われます。

③ 3次元的コスプレの場合

最後に3次元的コスプレについての思考の方向性について考えていきましょう。
3次元的コスプレは内容によっても変化しますのでそれぞれ思考の方向性を簡潔に説明していきます。

まずはTikTokなどで投稿されている、「文化祭」「ハロウィン」などのコスプレの場合です。
具体例を挙げていきましょう。

@___.k4h0o

ふーせくしー?これなんて言ってるのかわかんない!一日めしゅーりょー🩷│#jk #ljk #文化祭 #ポリス #コスプレ #fyp #相棒 #うちらがいっちゃんかわいい #相方が可愛すぎる #一生マブ @なもちゃ

♬ 原聲 - yyt12 - yyt12

「文化祭」や「ハロウィン」のコスプレで人気なのはポリスコスや、メイドコスです。
どちらも、仲のいいお友達同士で楽しむということを考えて、同じようなものを着るようにしています。「単純に楽しむ」ということを重視しているので、どちらかと言えば「魂の思考」は少ないかもしれません。あくまでも仕事というより「楽しむ・遊び」なので。ですがその気軽にできるというのは悪いことではなく、いいことです。
中にはメイド喫茶を模擬店でやって接客するケースもありますがあくまでも文化祭やイベントですから「思考」という「思考」は少ないかも。

クリスマスだとこのようなサンタコスチュームを着ることが多くなりますが、あくまでもイベントに合わせて、という感じなので工夫という工夫は少ないかも。ただしハロウィンや文化祭の時も含めて、メイクの工夫等に力を入れ思考を止めないというのは「2次元的コスプレ」とは努力の方向性等は違えど同じかもしれません。

また、ネタコスプレの場合は思考の方向性が変わってきます。
こちらも具体例を提示していきましょう。

ネタコスプレの場合は、時事的な話題を探す必要があります。そのため、情報を察知し、常に様々な方面の情報を入手し、「これは面白いコスプレにできそうだ!」と思考を巡らせます。
「面白いネタでみんなを笑顔にしたい!」という気持ちが原動力なのでしょう。
中には最新のネタをコミケに持っていく人もいますし、中にはコスプレにして再現するのが難しいものもあります。
すぐに行動しようとする「魂の行動の瞬発性」や、「2次元的コスプレとはベクトルの違った再現性の確保・努力」に思索を巡らせることもあるでしょう。
「再現度の向上を狙う点」は同じくコミケで登場することの多い「2次元的コスプレ」と共通しています。
ですが「ネタ寄り」である以上また違った思考が生まれています。

最後に「インフルエンサー」が行う3次元的コスプレについて考えていきましょう。
こちらも具体例を挙げていきます。

@kageihina

今年サンタコスしてる人少ない?🎅🏻

♬ 오리지널 사운드 - 조주봉 - 조주봉

こちらはTikTokにてフォロワー1,000万人を超えている大人気インフルエンサー、影井ひな氏のサンタコス動画です。
こちらの場合はどのように思考しているのでしょうか。
インフルエンサーの場合、多くのファンの期待に応えなければなりません。
そのため、「多くのファンの期待に応えていきたい」という魂の思考が、「サンタコスプレをする」という行動の選択に繋がっていると言えます。
ある種、季節に合わせたコスプレをしたり、インフルエンサーがコスプレをしたりするのは、ファンの要望に応えていくという思考が大きいでしょう。人気に答える手法の1つです。
または、季節のイベントに合わせてコスプレを楽しんでいるため、もしかしたら実はあまり「思考」という「思考」を行っていないかもしれません。

第2章 2部 まとめ

ということで、第2部も終わりました。
この部からは「2次元的コスプレ」「2.25次元的コスプレ」「3次元的コスプレ」に絞って哲学思考を行いましたが、「2次元的コスプレ」や「2.25次元的コスプレ」では、「より推し・理想に近づく努力」等に思考の方向性を向けているのが特徴的でした。一方、「3次元的コスプレ」では、実は意外と思考と言うよりかは、ゆるくエンジョイする方向で行っていることが多いことが分かりましたが、ネタコスプレのように、「面白くする方向」での思考工夫を重ねていることもありますし、インフルエンサーのように、「ファンに楽しんでもらう」ための努力を惜しまない、という方面での工夫も見られました。
では、第1部・第2部の内容を元に、「2次元的コスプレ」「2.25次元的コスプレ」「3次元的コスプレ」という行動、そして行動動機や表現者(コスプレイヤーなど)が行う思考行動が自己及び他者、人々の魂にどのような影響をもたらすのか、「魂の影響」の視点から考察していきましょう。
いよいよ第2章 最終部の第3部に入ります!

第2章 3部 「その動機や行動によって与える自己及び他者の魂への影響」

さて、第2章も終盤に差し掛かりました。
ここからは、表現者(コスプレイヤーなど)が起こす「コスプレ」行動や、「コスプレ」行動をする際に行う創意工夫・努力等の思考行動が、人々の魂にどのような影響を与えるかを、こちらも各類型別に考察していきます。最後に、第2部と合わせて画像を使ってまとめていきます。
では、第3部 はじめていきましょう。

① 2次元的コスプレの場合

まずは、2次元的コスプレから考えていきましょう。
今回も具体的なコスプレ事例から影響について考察していきます。

こちらのコスプレについても、全体像のビジュアルから細かい細部まで工夫が施されています。
この工夫は見ている人、特に推しているレイヤーのファンに強く伝わります。そのため、他者、特にファンに喜びと「可愛い!!」「かっこいい!!」という感情を与えます。
コスプレイヤーの皆さんは、本当に日々試行錯誤、「魂の思考」を重ねて重ねて日々進歩を遂げ続けて、より高いクオリティのお写真を投稿してくださっている訳ですから、本当にその努力と思考と行動が、他者、見ている人、そしてファンには強く伝わり、「可愛い!」「いいやんけ!!」「こういうコスプレ技術を高めようと努力してる人素敵すぎる」というようにプラスの感情を生み出していきます。
コスプレイヤーの皆さんは、本当にいい影響を人々に与え続けているわけです。
そして、このお写真の場合は「風真いろは」というVTuberのコスプレですので、風真いろはさんを推している人なら「推しのコスプレだ!!めっちゃええやんか!!」という点で喜びと嬉しさ、愛の感情を与えます。
さらには、コスプレの可愛さやクオリティの高さに惚れて、「推しになっちゃう!!」って人もいます。それぐらい、コスプレイヤーのコスプレには強い「かわいいパワー」、影響力があるわけです。
このコスプレをしているのは「向井しう」という方なのですが、実際にこの記事を書いている愛宕は向井しうさんを推しています。このように、「推しになっちまう」ぐらいの強いパワーを「コスプレ」、特にクオリティの良いものには持っているという訳です。
さらに、コスプレをしている本人にも影響を与えます。こだわりを持って、創意工夫などの「魂の思考」を重ねて一生懸命コスプレすることで「かわいくコスプレできた!」「推しのコスプレができた!」「”推し”になれた!!!!」という熱い喜び・実現出来た喜びを感じることができますし、ファンに気に入ってもらえることで、「承認欲求」が満たされ、さらなる喜び、嬉しさを感じることが出来ます。
コスプレをすることで、する人にも嬉しい影響、楽しい感情を与えることができますし、
コスプレイヤーのファンも、愛情をコスプレイヤーに与え続けることで、「コスプレイヤーに嬉しい影響を与え続ける」ことができます。
そして、コスプレイヤーの人々は、「ファンに喜んでもらえるようにもっと努力して、思考を巡らせよう!さらにクオリティ上げていこう!!」って気持ちになるわけです。
コスプレイヤーからファンにも、そしてファンからコスプレイヤーにも。いい影響のスパイラルが生まれていくという訳です。

コスプレイヤー本人にも、そして見ているTwitter民、特に推しているファンにも。
「かわいい!」「美しい!」「麗しい!」「推しになっちゃう!!」「愛してる!!」「嬉しい!!」「喜び!!」「最高!!」など、多くのプラスの感情を滝のように与え続けるという点で、そしてコスプレイヤーがさらに努力を続ける糧となる点で。2次元的コスプレ、特に質の良いコスプレについてはいい影響を人々に与えていくと思われます。そこもレイヤー文化の良さと言えるでしょう。

② 2.25次元的コスプレの場合

こちらについても、第2部と同じく、「2次元的コスプレ」と同じような影響となります。
しかし、喜びの内容は変わってきます。
今回は「ホロプレ」を事例に考えていきましょう。

画像にも書いてある通り、「キミの”推し”が”推し”になる」とあります。
また、イベントの開催に向けて出演するレイヤーの皆さんは日々レッスン等で練習して、また自主練や研究を行い、より質を高められるように、その他にも様々な方向性で努力・工夫・思考・鍛錬を重ねます。
このコンセプトや、コスプレイヤーの創意工夫、ホロプレの開催内容から、2.25次元的コスプレには、次の影響力があると考察できます。

① 「推しのコスプレイヤーが推しのコスプレをする(ファンが推しているホロライブ(VTuber事務所)のメンバーになるという点とコスプレイヤーが推しているホロライブのメンバーになるという点の2つを内包している)」喜びを噛み締め楽しく嬉しい感情を与える。
② 応援しているコスプレイヤーの活躍する姿を実際にインターネットではなく現地でその目で見て、勇気と活力と嬉しさを与える影響と同時に、推しているコスプレイヤーへの愛情を強める。
③自分の推しているホロライブのメンバーのコスプレをしたコスプレイヤーが躍動する姿や、まだ見たことの無いコスプレイヤーの躍動する姿を見て、「めっちゃ可愛すぎる……!」「動きが美しすぎる……!」「推し完全再現だ!!」などという”絶賛””最高””尊敬の意”といったリスペクトの感情や愛情的な感情を与える影響と共に、「このコスプレイヤーさんこれから推します!」というように、「ファンへと惹きつける」影響力。
④出演したコスプレイヤー本人が、「自分の発揮したい”可愛い!”を表現出来た」という「自己実現」を達成できた喜び。

といった、「可愛い!」「美しい!」と言った今まで紹介した影響力にプラスして、推しコスプレイヤーへの愛情を強めたり、勇気や活力を与えたり、リスペクトの感情を与えたりする影響力を持ちます。
やはり、大規模となるイベントということもあり、影響力が「2次元的コスプレ」よりも大きくなります。
「2次元的コスプレ」のプラスの影響力はそのままに、パワーアップしたのが「2.25次元的コスプレ」の影響となります。

また、各コスプレイヤーさんの生誕祭の場合は、
「コスプレイヤーさんがファンの皆さんに恩返しをする」という観点から、さらに推しへの愛情を爆発させるという影響力を持ちます。そして、愛の感情をファンに与えるというパワーは凄まじく、コスプレイヤーもファンも互いに愛が交差し合う愛の連鎖が起こるわけです。生誕祭も互いにいい影響を与えるイベントと言えるでしょう。
また、推しの新たな一面を見ることによって、「かわいい!」「いいね!」と言った嬉しい楽しい感情をファンに与えると言ったポイントもあります。

どちらにしろ、「コスプレイヤー」が様々な方面で、魂で思考を巡らせて創意工夫や行動を起こし、活躍する姿は、その思考と行動は、ファンや見ているTwitter利用者、イベントの参加者に大きなプラスの影響、具体的には「頑張ってるのスゴすぎる」「応援してきてよかった」「可愛すぎた」「最高のステージ・イベントをありがとう」「応援してて良かった」と言った喜び・嬉しさ・歓喜・感謝などのいい方面での影響を与えると共に、自己実現の達成に伴いコスプレイヤー本人にもプラスの影響を与えます。

「2.25次元的コスプレ」でも、与える影響は似ていますが、少しベクトルが変わったり、影響力が強まったりするという特徴を持ちますが、「2次元的コスプレ」も「2.25次元的コスプレ」も、基本的にはプラス方向の影響のみ与え、コスプレイヤーにもファンにも見ているみんなにもいい影響を与えるというのは、間違いないでしょう。
そこが「コスプレイヤー」や「コスプレ」の良さだと思います。

③ 3次元的コスプレの場合

最後に3次元的コスプレの場合の人々への影響を考えていきましょう。
こちらは行う内容やタイミング、行う人によって変わってきますから、それぞれの事例で分けて解説していきます。

まずは「ハロウィン」や「クリスマス」と言った年中行事に合わせて行われるコスプレです。
この場合、TikTokに投稿しない場合は、基本的には自己満足で終わりますが、コスプレをした本人には「イベントを楽しめた!」という楽しい影響を与えることが出来ます。また、学校で行った場合、「𓏸𓏸さんのメイドコスプレ可愛かったな……」って思っている人はいるかもしれません。
TikTokに投稿する場合については、いいね(ハートマーク)を見ている人が押すことによって、もしくは見た人がコメント欄に「可愛いですね!!」などと素敵なコメントを書くことによって、「コスプレを行った人」にとっては承認欲求が満たされるプラスの影響を与えることが出来ますし、見た人にとっても可愛いコスプレをしている人の動画もしくは画像を見ることによって、「可愛いな」「いいね」と言ったプラスの影響を与えることができます。ですが、「コスプレイヤー」としてではなく「コスプレをイベントに合わせてした」という点では「コスプレ」はサブの部分に当たるため、またイベントに乗じたコスプレは魂の思考・行動の要素が薄いため「2次元的コスプレ」「2.25次元コスプレ」と比べて、プラスの影響力は弱まっている可能性はあります。ですが「2次元的コスプレ」「2.25次元的コスプレ」と似た影響を与えているとも言えます。
特に、JK(女子高生)がイベントに合わせてTikTokを上げることが多いですが、この行動も実はいい影響を他者に与えていると言えます。

続いてはネタコスプレです。
ネタコスプレについては、基本的にはコミケ等で行われることが多いですが、ここでもプラスの影響を与えることができます。
そのプラスの影響は、「笑い」「笑顔」です。ネタが上手く見ている人の間でウケれば見ている人々に「笑い」と「笑顔」を届けることができます。そして、「笑い」と「笑顔」を届けることが出来れば、自己実現欲求が満たされ表現者本人にもいい影響が出ます。ですが、「笑いをとるための努力や魂の思考・行動」は、「2次元的コスプレ」「2.25次元的コスプレ」と比べて伝わりにくい傾向にあるかもしれません。
あくまでも「笑い」「笑顔」の要素を見ているため、もしかしたら「笑いを取るための努力」には思考のフォーカスが行かない可能性があるでしょう。そこを注目してもらうためには努力が必要かもしれません。
また、ネタがウケなかった(俗に言う「スベった」)場合は、人々に「笑い」や「笑顔」を届けるどころか、「失笑」と言ったマイナスなものになってしまう恐れがあったり、場の空気を冷やしてしまうリスクもあるため、ネタコスプレは結構難易度が高いとも言えるでしょう。

最後にインフルエンサーのコスプレです。
2部でも提示した「影井ひな」氏のサンタコスをもう一度提示しましょう。注目すべきは、動画のコメントです。TikTokをお使いの方は動画のコメントを見てみてください。

@kageihina

今年サンタコスしてる人少ない?🎅🏻

♬ 오리지널 사운드 - 조주봉 - 조주봉

コメント欄にもあるように、「可愛い」「最高」「これからも推します」のような好意的なコメントが沢山あります。
基本的にインフルエンサーがコスプレをする時に行う思考、きっかけは「季節のイベントを楽しみたいから」と、「承認欲求」と、「推してくれているファンを楽しませたいから」です。
このように、ファン目線で「サンタコスなどのコスプレをした動画を投稿する」ことによって、推しているファンは楽しんでくれます。
そして、「これからも推します」というプラスの感情を生み出すと言うわけです。
インフルエンサーは、推している人々に楽しさなどのプラスの感情を与えるお仕事でもあります。
そのため、インフルエンサーとしての使命をここで達成できたということになります。
推しているファンに楽しさと愛を与える。インフルエンサーとして、素敵なことをしていると思います。そのための思考を惜しまない行為は良きことです。
インフルエンサーからファンには楽しさ・可愛さ・愛と言った影響を与えています。
そして、ファンが先程言った「可愛い」などのコメントをすることで、いいね(ハートマーク)を沢山してくれることで、インフルエンサーは承認欲求が満たされます。そしてこれからも推してくれるファンがいる喜びを噛み締めるのです。
そして季節のイベントを楽しむことができたという喜びと、「ファンを楽しませる」という使命を達成できたという「自己実現欲求」の充足による喜びも得ることができます。

こちらも、「2次元的コスプレ」「2.25次元的コスプレ」と同じように、ファンから推し、推しからファンへと相互的にいい影響を与えています。

このように、基本的には3次元的コスプレにおいても、ファン・表現者共に、相互的にいい影響を与えるし、与える影響の内容にも差が少ないと言えるでしょう。
3次元的コスプレにも、いい影響というものが存在します。
いわゆる「コスプレイヤー」でなくても、「コスプレ」を楽しみ、「コスプレ」でいい影響を与えるきっかけを作ることができるというわけです。

第2章 3部 まとめ + 第2章 2部と3部の図による考察まとめ

さて、いよいよ第2章の最終部、3部の「魂の影響」に関する考察が終わりました。
ここまで約30,000文字。
第2章 1部にて「コスプレを行う経緯・動機」を確認し、一次的要素・二次的要素を確認したあと、2部で「魂の思考・行動」について考察、そして3部で「魂の影響」を考察。
という方法で、「魂」の目線での「コスプレ」「コスプレイヤー」についての考察をしてきました。
3部での「魂の影響」の考察では、「2次元的コスプレ」「2.25次元的コスプレ」「3次元的コスプレ」ともに、「コスプレイヤー(表現者)」から「ファン」へ、そして「ファン」から「コスプレイヤー(表現者)」へと相互的に、基本的には「いい影響」のみ与えるということが分かりました。
特に、「2次元的コスプレ」や「2.25次元的コスプレ」においては、「クオリティを高めるための魂の思考」や「楽しませるための努力」も含め、様々なファクターから色んな人に、「可愛い!」「素敵!」「推しにしたい!」「大好き!」「活躍してるの見れて嬉しい!」などの好影響を与えて行く、という点で「コスプレイヤー」の可能性が見えてきました。
さて、ここで、第2部と第3部について、表でまとめてみましたので、こちらの表をご覧ください。

第2章 第2部・第3部 まとめ

このように、「魂が行う思考・行動」に関しても、「人々の魂への影響」に関しても、「2次元的コスプレ」と「2.25次元的コスプレ」においては差や相違点が少ないということが分かります。
また、「3次元的コスプレ」においては、こちらについてもコスプレの内容やタイミング、やる人によって第2部・第3部の結果に差が出ることがわかりました。
また、第3部においては、表現者とファンの間において相互的に好影響を与えている点については「2次元的コスプレ」や「2.25次元的コスプレ」と共通していることも明らかになりました。

では、最後に、第3章として、第1章と第2章を元に、「コスプレ・コスプレイヤーの魅力」と、「コスプレ・コスプレイヤーとはどういうものか」について、哲学していきましょう。
この「コスプレイヤーの哲学」の総まとめとなる章となります。どうかあと少し、お付き合いください。

第3章 - コスプレの魅力とは

さて、第1章でコスプレを各類型ごとに類型化し、第2章ではコスプレの動機・コスプレイヤーの思考・行動や、コスプレが与える影響について考察・哲学してきました。
では、コスプレの魅力とは一体何か、これまでの内容から哲学していきましょう。
この章では、𓏸部等で区分けせずに、考えていきます。

各類型ごとに、違った特徴・違った魅力があり、同じ類型内でも多種多様なコスプレがあるという魅力

コスプレイヤーというものを分類化した時に、2次元に近い「2次元的コスプレ」から、3次元の要素が強い「3次元的コスプレ」まで、大きく5種類の類型に分けることができました。
実際、各類型の具体例をご覧いただいたと思いますが、各類型ごとに特徴・毛色が異なるものとなっていたと思います。
このように、類型ごとに様々多様な特徴を持っており、各類型で楽しみ方が色々あることが、「コスプレイヤー」「コスプレ」の特徴と言えるでしょう。
また、同じ類型内でも、「Re:ゼロから始める異世界生活」や「五等分の花嫁」、「ガンダム」、「バニーガール」や「サンタコス」「メイドコス」「ネタ系コスプレ」があるように、多種多様な種類のコスプレがあります。多種多様にあるコスプレにそれぞれ個性があってそこにも楽しさがあります。もしかしたら自分の大好きなコスプレがそこにはあるのかもしれないので、ぜひみなさんもインターネットで探してみると楽しいですよ。
様々な類型が共存しており、同類系内でも様々なコスプレがあるという点で、多様性を感じます。

特にコスプレイヤーを中心とした「2次元的コスプレ」や「2.25次元コスプレ」については、造詣や工夫に富んでおり、見ていて楽しい。

コスプレイヤーが行うことが多い「2次元的コスプレ」や「2.25次元的コスプレ」は、今回ご紹介した通り「再現度の向上」「細部への工夫」「日々の肌ケア・メイク鍛錬」「表情や動きの努力」に力を入れています。
「コスプレ」や「コスプレイヤー」は、ここが強いストロングポイントと言えるでしょう。
様々なこだわりや努力を見つけながらさまざまなコスプレのお写真を見ていくと、「コスプレ」を見る楽しさを感じることが出来ます。
また、「コスプレ」をする側になる際も、先程言った様々な工夫を凝らしつつ、再現度を高める努力を重ねることにより、「コスプレ」をする側にならないと得られない喜びや楽しさ、「自己実現欲求」の充足を得ることができます。
ぜひ、余裕があれば「コスプレ」を実際にやってみて、様々な工夫・努力を重ね、またコスプレの知識を集めると、よりコスプレを見る側としてもやる側としても楽しめるのでオススメします。

コスプレイベントや施設を使って楽しむこともでき、コスプレのやり方も進化している。

これは色々調べてわかったことですが、最近は「acosta!」や「アコロケ」などのサービスがあり、より手軽にロケーションにもこだわりを持って楽しんだり、コスプレイヤー同士・ファンとの交流を楽しめるようになっています。
なので、それも活用してみるとコスプレの楽しさが広がるかと。

「3次元的コスプレ」なら、より手軽に気軽に、お手頃価格でコスプレが楽しめる

今回紹介した「3次元的コスプレ」は、イベントに合わせて行うことによって「2次元的コスプレ」よりも手軽に楽しめるコスプレとなっています。
友達と一緒にコスプレを楽しむ、文化祭で楽しむ、ハロウィンで楽しむなど様々な楽しみ方ができます。
お値段も、ドン・キホーテなら1着5,000円以内。
金銭面においても手軽にコスプレが楽しめるため、敷居が高いなと思っている方はぜひ「3次元的コスプレ」をオススメしたいと思います。
「仮装」でハロウィンやクリスマスなどのイベントを楽しむのもありなのではないでしょうか。

「コスプレをより良いものにしよう!」という工夫が、好影響をより生み出す!
努力するほど 報われる!!

第2章の第2部・第3部にもあったように、「作品愛」を基にした「コスプレに対する向上心」や「よりコスプレの質を高めるための魂の思考・行動」は、より良いコスプレを生み出し、そして「かわいい!」「最高!」「美しい!」「推しにします!」と言った良い感情を生み出す好影響を人々に与えます。質が良ければ、努力の量や「魂の思考」が多ければ多いほど好影響は増えます。
努力が形となるのは本当にコスプレの魅力と言っていいし、努力し続ける姿をネットや現地で見れるのがコスプレ・コスプレイヤーの魅力です!

ファンへと愛情を還元できるのもコスプレの魅力!

コスプレを行う際に、日々ファンが増えてついて行きます。その際に「どのように愛情を還元していけばいいのか」と悩むかもしれませんが、「コスプレ活動を頑張る」ことが一番の還元です。
日々の趣味のコスプレを頑張れば還元できるのです。これもコスプレ・コスプレイヤーの魅力です。
また、インフルエンサーがファンの応援に応える手段としても「コスプレ」があります。
その点でもファンの応援にコスプレが応えられるという良さを持ちます。

第3章 まとめ

という訳で、第1章・第2章の内容から、コスプレ・コスプレイヤーの魅力を哲学し、まとめさせていただきました。
この章では、これまでの内容を分かりやすくまとめて、これまでの哲学思考の成果を簡潔に説明していくということにシフトを置いたため、この章は短めになっています。
ある種、この「コスプレイヤーの哲学」の総まとめ章と言っていいでしょう。
では、最後に、「コスプレとは」「コスプレイヤーとは」 どういうものなのか、簡潔にまとめて
最後にしたいと思います。

「コスプレとは」「コスプレイヤーとは」

「コスプレ」という行為は、「推し」になりきり、そのために様々な思考と行動をとめどなく続け、推しと作品への愛をまさしく体で、魂で「体現」する行為であり、そして推しの「権化」を目指す雅で趣のある営みである。
その雅なる行為に尊敬の意を向けたい。
作品と推しへの「愛」こそが「コスプレ」を「コスプレ」たらしめる要素であり、それによって生み出された姿はまさしく「推し」と双璧をなす。

「コスプレイヤー」は、「推し」と「作品」に全力の愛を捧げ、より再現度を高めるために「推し」と「作品」を知り尽くし、体と魂で強く理解し、行動に移し尽くす。
それによって生み出された「コスプレイヤー」の「コスプレ」は、心も体も「推し」に最も近い存在であろう。
「推し」と「作品」への理解・知識・愛情・そして体現。
「コスプレイヤー」は、その点において非常に高潔な「愛と推しへの体現者」と言えるだろう。
尊敬の眼差しを向け、応援していきたい。

最後までご覧いただきありがとうございました!

ということで、長らくのご閲覧お疲れ様でした。
文字数約3.3万文字となった「コスプレイヤーの哲学」はここで完結です!
多分ここまで読んでくれた人は本当にすごいと思います。はい。
この「コスプレイヤーの哲学」はいかがでしたか?内容にご満足頂けましたか?
もし良ければコメント欄にて感想をお聞かせください!
特にコスプレイヤーさんの方で見た方がいたらぜひ教えてくださると嬉しいです!
本当なら色々余談とか振り返り雑談みたいな部分を置きたいところですが、これ以上長くすると重いのでまた後で足せる時に足すか余談記事みたいなの書きます!
ということで、今回は表とか外部リンクとかSNS等の事例も活用して「コスプレイヤーの哲学」について3万3000文字規模で書かせてもらいました!
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本当に最後まで見てくださりありがとうございました!次の記事でお会いしましょう!

コスプレは、最高だ!!!!!!

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