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ネガティブ思考からの脱却は"作ること"、"作り続けること"

昨年12月
アトリエ兼住居を引っ越して
はじめての個展を開いて
荷解きをしたりプチリフォームをしたりしているうちに2022年もpopupシーズンに突入して、そして4月、ついにHOLOHOLO BIYORIは2人になりました。

気づいたらGWも終わっていて
正直今はアトリエ古家の庭を愛でる時間もなかなか取れていない。

けど、いまはそういう時期かなと。

1人であわわーとやっていた頃とは色々と変えなくてはいけないこともあるし、変えたいと思っていたこともあって、今は整備の時なんだと思っています。

でも整備もしながらも常に自分を見失わないようにと、自分の軸をいつもより意識もしています。

効率化はもちろん大事
だけど私はクリエイターであり
お行儀良くしているだけでは表現できない、しきれないこともあって。
何度も伝えているけれど
クリエイションすることで
自己表現ができているという不器用な人間。やりたい放題…ではないけど、多少わがままに、自分の"好き"の分量は多めに製作したいという気持ちは変わらず持っています。

今回初めて同時、2カ所でのpopupで
銀座の方は急遽2週間となり
セレクトショップさんに委託をさせていただいたのでできた事なんだけど
その準備を振り返っても、1人では受けれなかった仕事だなって思ってる。

まだ1人でやっていたときに受けた仕事なんだけど、いずれ2人になってるな、という予定の元に受けました。
でも2人になったばかりだったし、充分か?と聞かれたら充分ではなかったのかもしれないけど、出来た、という感覚は体に刻まれました。

私は目標を小刻みに設定して、成功体験を増やす、という思考を持つようにしています。その上で、反省点から打ち出す次の目標もまた小刻みにしていって、常に成功する感覚、経験を増やして、ポジティブなイメージを植えつけていくようにしています。

なぜかというと、私は本来、ネガティブ人間で、自己評価が底なし沼のように低い人間なんです。私なんて、が染み付いて生きているような人間でしたが、ものづくりが救ってくれたように感じています。

"作ることは自己表現"

本当にコレなんです。コレがあるから、こうして成功体験を増やす思考ができるようになったんですよね。
あとは、個人事業主となり、クリエイションすることと、食べていく事の両立を考えると、ネガティブばかりじゃやっていけない、強気にならなきゃいけない部分もあるし、自己肯定も加減はあるだろうけど必要なことだと感じたのは事実です。

そして麻袋という素材との出会い。

ネガティブ思考が染み付いていた私がこの素材に惹かれた事、この素材でものづくりをし、伝えることを始めた。
これこそ意味のある事だと思っています。(ここら辺のことをいつか文字で、言葉で伝えたくて、何度かトライしてるのですが、まだうまく表現できないでいます。でも絶対伝えたいから、頑張ります。もう少し時間をください。)

そして今回の出展でまたまた2人になってよかったなと実感した事があります。

上大岡のpopupがスタートしてから、銀座のChubbyの在庫が少なくなった、ラスト1点!との連絡が入り、びっくり。。。前回より動いてる?!
正直に言うと、過去の日本橋銀座界隈での出展では、毎回大きな売上はあげられてなくて、そして委託ということもあり、今回も見込み通りの作品数を送っていたんです。びっくりしたし、販売してくださっているセレクトショップさんに感謝しかなくて。
じゃあ追加で送らなくては、となったとき、初めての出展で満遍なく用意していた上大岡、でもスタートしてすぐに傾向がはっきりとしてきたので、ここでは動かない、でも銀座では動きそう!というものを移動することに。そして上大岡で動きそうなものを追加で作ろうと、店頭に立ちながら頭で予定を組み立て、アトリエにいるISAMUさんへ指示。それを2日続けてやったのですが、追加した商品は両日すぐにご購入いただき、嬉しかったなぁ。傾向が掴めているということもあるし、1人だったときは店頭に立っていたら出来なかった事も、アトリエにISAMUさんがいることで製作は止まらないのです。
そしてやっぱり、販売スタッフの力!私が初めて自分以外に販売をお願いするとなった時からお力添えいただいている成瀬さん。彼女のサポートが大きい。売り場を任せられる、小さな体なのに、本当に大きな背中!!安心感!!
ホロホロの作品への愛情も持ってくださり、何より販売という仕事を楽しんでくださる方。製作が立て込んでも、売り場は彼女1人に任せられるという信頼は、本当に大きな財産だと思っています。
彼女は販売職の大先輩でもあるし、百貨店スタッフとしての経歴もあるので、私自身が学ばせていただく事も多いんです。
よく、販売は若い子がいいのでは?という考えを持っている方がいるみたいですが、若いかどうかが基準ではない、信頼できるかどうか、尊敬できるかどうか、だと私は思っていて、前にもどこかで書いた事があるけど、ミナポルホネンの皆川さんが、とある雑誌に掲載した自筆の求人メッセージが背中を推してくれたんですよね。

100歳大歓迎!

結果80代の方の雇用もあって、その選考基準を聞かれた皆川さん、問いかければ引き出しがたくさんある方にお願いをしました、と。

これは本当にうなづきました。

変わったものである、ニッチなものである、HOLO HOLO BIYORIのバッグはそれに当てはまるもので、万人受けするものではありません。それを百貨店で販売する機会を頂けたのです。多くの方に知っていただきたい、伝えたい。チャンスを無駄にしたくない。自分と似た人、ではなく、私にないモノを持ってる人、尊敬できる人と仕事がしたい、常々そう思っています。

私とは違う視点ができる人

それはISAMUさんも同じで、私たちは全く同じか?と聞かれたら、違います。ISAMUさんが得意なところ、YUKIが得意なところ、違います。

接客ビギナーのISAMUさんにはISAMUさんの世界があり、そのままの視点でお客様にお話してくださればいいと思っています。
蓋を開けて見たら、4月のデヴュー戦は緊張でガチガチでしたが、1ヶ月後、フル出勤ではありませんが、アトリエ作業と店頭と交互にお願いして、少し緊張がほぐれたのか、ISAMUさんらしい優しい風の吹く会話をお客様と楽しんでいたのが印象的でした。
私がお会計時にお客様をお待たせしている間も、積極的にお客様に話しかけてくださり、フォローしてくれました。夫婦ユニットであること、二人三脚であることを実感した瞬間。お客様にもこの風を、空気を、感じて頂けたら嬉しい。そう強く思いました。

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