SMクラブで逝け
あなたってドMなのね
唐突にそんなことを言われたから
ミスターセンクスティックが反応した
なぜ唐突だったかと言うと
そんな雰囲気ではなかったからだ
ミスターセンクスとその女は
マラソンの話をしていただけである
女曰く
わざわざ高いお金を払って
せっかくの休みを使い果たし
とても痛い思いや
とても辛い思いをする
それはもうドMにしかできないことだ
そう言うのである
それってつまりSMクラブのことだ
残念ながら行ったこともなければ
逝ったこともないのであるが
金と時間を使い果たして
蝋燭や鞭などで痛く辛い思いをする
それはまさにドMの聖地である
SMクラブそのものであると悟った
つまりこの方程式が成立する
マラソン=SMクラブ
絶頂へ向かうと言う意味でも両者は共通するが
そのプロセスでの痛みや辛さ
時に恥ずかしさといった要素が
絶対的昇天のエッセンスになっていることは
言うても言うまでもない事実なのだろう
恥ずかしながら
SMクラブに一度行きたくなってしまった
ミスターセンクスは本当にドMなのか
そしてマラソンとSMクラブは似ているのか
各方面に断りを入れる必要があるだろう
これは性癖ではなく実験であるということだ
しかしお母さんだけには言えない
お母さんにだけは黙って行く予定である
ご主人様ぁん!!
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