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マネーリテラシーのないK子さんの話②


K子さんはお金の勉強をする事なく
投資を始めてしまいました。
でもそれはそれでいいのです。
誰でも初めは初心者なのですから。
リーマンショックが来た時に
止められたにもかかわらず
売却してしまったK子さん。
また次から次へと、投資を始めるも
下がる度にそこで売ってしまえば
マイナス運用確定なのです。
最後に購入した毎月配当付きの株には
大きなトラップがありました。

何がどう違ったのか、
運命がもしかしたら違う方向に行ってたかもしれません。
(未来の事は誰にも予測できませんが…)


購入した金額より(価値が)下がった投資信託や国債は売却すれば、マイナスになります。
特に、日本人に多い『下がった投資商品を持っているのが怖い!』と思うK子さんの気持ち。

・・・それは過去の『バブル』時代(1985年〜1991年)に流行りの『地価や不動産、株』などの資産価格が急上昇しました。
投機によって経済成長以上のペースで高騰して実体経済から大幅にかけ離れ、それ以上は投機によっても支えきれなくなり、そして『バブル崩壊』へ・・・


『バブル崩壊』時に株価などの資産が暴落して、株券は紙切れ同然に。
銀行などでは、企業に融資したお金が回収できなくなり、不良債権が溢れました。
倒産する銀行も出る中、今度は銀行が融資をしない、出し渋る状況が続き、弱い立場である中小企業が倒産に追い込まれることも多々あったようです。

その時のニュースや多くの人の経験から『株などの資産価値が下がる事自体、下がった株を保有すること自体が損をする!』と、絶対ではない間違った考え方が、K子さんの中にも浸透していたのでした。

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ここで、K子さんが絶対に損することはないと強く思っていた投資信託について、考えていきたいと思います。

日本にあり日本で買える投資信託の合計数は13,252本です。
(2020年8月末/投資信託協会より)
その中から選んでいくのですが、はっきり言って難しい!!

K子さんも証券会社の方から勧められて購入したわけですが。。。

なぜって、日本の銀行や証券会社の方々は、商品知識が乏しい人が多い上に(全員じゃないですよ!)そもそも、K子さんを含める投資家側の望んでいる事と、銀行や証券会社の勧めたい商品が違うのです。

銀行や証券会社は、投資家からの多くの手数料、信託報酬が利益になるので手数料が高いものを販売したいわけです。
購入する投資家側は、なるべく手数料が少なく利益が多く出るものが嬉しいですよね。ですので、そもそも勧める目線が違うというわけです。

信託報酬とは、投資信託を管理・運用してもらうための経費として、投資信託を保有している間はずっと投資家が支払い続ける費用のことです。
ただし、別途支払うのではなく、信託財産の中から「純資産総額に対して何%」といった形で毎日差し引かれます。
投資信託の種類によって信託報酬は異なりますが、年0.5~2.0%程度が一般的です。一般的に特定の指数への連動を目指すインデックスファンドのほうが、ファンドマネージャーの手腕が問われるアクティブファンドより信託報酬が低い傾向があります。
投資家が負担する費用には、保有中にかかる信託報酬の他、購入時にかかる販売手数料や解約時にかかる信託財産留保額等があります。

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そんな投資信託を購入したK子さん。
K子さんが購入した投資信託も、リーマンショックの暴落で売却してしまったのですが、これがもしインデックス運用のものでしたら、そのまま持ち続けることで資産は上がっていったでしょう。

そして、K子さんが最後に購入した『毎月分配型投資信託』について、
少し長くなってしまったので【マネーリテラシーのないK子さんの話③】で、
お伝えしていきたいと思います。


今日も一日お疲れさまでした♡















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