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パリのリアル

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花の都、だけじゃない汚くてごちゃ混ぜで貧乏、だけどなんか楽しく気軽なパリの本当の生活を切り取ります
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子は親を真似る

子は親を真似る

夕どき近所のベンチでぼーっとしていると、目の前を2歳くらいの男の子がママと通り過ぎて行った。

あれ?と思ったのは、

その子が、おもちゃのベビーカーにお人形を載せてうれしそうに押して歩いていること。

淡いブルーのTシャツに紺色の靴を履いている、天使のような金髪くるくる毛の風貌から男の子だよなぁと思う。

ママが三歩くらい先を歩いているのに、ふと何かに気を取られて別方向に歩いてしまいそうになるそ

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自分の基準で運転するな

自分の基準で運転するな

かめがね自分の基準を持つことで生きやすくなることを書いている。

その基準なるものを、一人として同じ基準を持ってないパリジャンに学んだことも。ただ、パリジャンたちには強烈な反面教師なところもある。

自分勝手過ぎるところとか。

自分の基準を持って生きることも、時と場合と度合いがあるわけで、さすがに運転マナーというか、せめて交通ルールは最低限守って走らないと自分だけじゃなくて他人も巻き込んで死んで

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バカンス中のパリ

バカンス中のパリ

ひさびさに郊外を抜け出し、パリへ。

いつもなら無数の神経がざわつくごった煮のパリだけど、さすがにバカンス中のパリは静か。

道路は空いてて、遅かれ早かれ人を殺すか自殺するような車の運転も見られない。

バスも電車も空いている。
酸っぱ臭い匂いがすると思って振り向いたら、いつから風呂入ってないか想像もつかない肌をしたホームレスのおっさんてがいた。当然彼は無賃乗車なんだけども。

バカンス中は、バカ

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真夏の夜の夢 怒り編

真夏の夜の夢 怒り編

日本の夏に比べたら、天と地ほどの差がある過ごしやすいフランス。

とはいえ、先週は36度が二日続いてクーラーもないので命の危険を感じた。

夜だって、多少寝苦しけどサラサラしてるのでなんとかしのげる。

寝れはするものの見た夢はなぜか

日本でソフトクリームを買おうとするも、何かしら機械の故障だかなんだかで、支払い済ませたのに食べられないという状況。

それに、

「私はわざわざフランスからソフト

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フランス勝ってバカだらけ

フランス勝ってバカだらけ

まさか勝ちましたねフランス。

試合が始まる前から道路を通過する車がプッププップとクラクションを鳴らしてて興奮が伝わって来てましたが、

私は「今日は準決勝だっけ?」

なんて抜けたコメントして周りのフランス人から失笑&ブーイング。

フランス優勝が決まったら最後、今度は道路を通過する車やバイクの7割が暴走族のように大騒ぎ。

車のクラクションを鳴らすのはおとなしい方で、車から体を乗り出して(ドア

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W仏戦をフランスのカフェで観戦してみたら

W仏戦をフランスのカフェで観戦してみたら

珍しくワールド・サッカーで勝ち続けてるフランス。この日は自宅でなくカフェで観戦してみた。

いくら金曜とはいえ平日、16時スタート。それなのにテレビモニターがあるカフェは満員。

みんな仕事してないのね(笑)

思ったよりもみんな静かに観戦してるなーと思ったけど、ゴールが決まって1点入ったらさすがに店が揺れたかと思うほど沸く。

私の興味はサッカーではなく、やはりフランス人。

この一大フランスイ

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貧乏でも天国なフランス

貧乏でも天国なフランス

22時まで明るいフランスの夏。

ピザ一枚買って、使い古したシミだらけの布持って近所の森公園へ。

あぁ。それだけで幸せ。
体の芯から幸せが溢れて涙まで危うく出そうに。

ここ毎日、30度越えの暑い日が続いてますが、湿度はないので日陰に入れば涼しくて、風なんてあればまた最高。

極楽。極楽。

また明日もやるか、そうしよう。

エロ&カワ・Tシャツ購入

エロ&カワ・Tシャツ購入

フランスはセールの期間が法律で決められてまして、とは言え正式な期間以前からチラリと安くなってることもよくあります。

私の最近の買い物範囲は、近所のスーパーとかなり限られたものなんですが

その限られた中でも、探せばびっくりするくらいツボにハマるものがあったりするのです。

今回、スーパーの洋服売り場に紛れ込んでいたこのTシャツ。

よーく見ると

絶妙な透け感とデザイン。

エロ過ぎずカワイイ。

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フランス靴屋の画期的なエコ包装

フランス靴屋の画期的なエコ包装

なるほどその手があったか!
と、凝視&photo撮影させてもらったのは

フランスのどこにでもある靴屋チェーンのエコな包装方法について。

そうなんです。靴の箱にそのまま持ち手が付いてて、袋不要。

だから包装というか、包装なし!なエコ解決策なんです。

ここ数年、フランスの法律で禁止されてからというもの全てのスーパーから無料の袋が消えました。

もともとエコバックを生活の必須品として持ち歩くパリ

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フランスのコメディアン

フランスのコメディアン

日本ではほとんど見られないショー・ビジネスでの、ハンディキャップを持った人の活躍。

フランスでは女優さんやお笑いの分野でよく見られます。

そして、オネエ系タレントではないゲイの男性、女性のタレントもあえてそれをネタにする人もしない人も大勢。

今でこそそれが当たり前のフランスも、ひと昔はゲイであると公言する事で、物理的な攻撃を受けることもあったそう。

時代が変わって今のフランスがあるようです

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フランスの破れパンツ

フランスの破れパンツ

あのね、「フランスに住んでる」って言うと、お洒落生活してると勝手に想像する人が多いのね。でもリアルは違うよ。

去年、フランスで買った麻のパンツのお尻が裂けてね、縫い直したのにまた裂けて、もうやけくそになって履き続けてたら、びっくりするくらいの裂けレベルになってたよ。

さすがにフランス10年近く住んでる自分でも久々にフランス・クオリティーに驚いたよ。パリコレとかある国なんですけどね。

在仏の日

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