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結婚しなかったら分からなかったこと

世界で婚活までやるほど、結婚したくてたまらなかった私ですが、
パリに来てから、「婚活」がどうでもよくなって早数年。

結局は、フランス人と日本人の私が一緒に居続けるためには
「結婚ビザ」というものが手っ取り早く、確実で、一番よい選択肢だったので
結婚をしました。

もし、私がフランス人だったら事実婚で十分じゃないかと思っています。
その方が、スリルがあってよろしいし。
(フランスの事実婚は、別れるときどちらかが書類を提出すれば解消されるらしいので)

本題ですが、実際に結婚してみて初めて気がついたこと
というのが色々あります。

今日はその一つについて。

私は元々、寂しがりやだと思っていたんですね。
愛する人とは一日一回は連絡取りたいし、会えるならば毎日だって会いたい。

でも、日本人の男性とおつきあいすると、仕事が忙しすぎて毎日会うなんて同じ職場でもなきゃ無理。だからといって、職場恋愛なんて気持ち悪い。(私が仕事した職場では、常に男女入り乱れて複雑な関係が勃発していたので)

それに、職場にいる異性なんて恋愛対象以前に、ライバルというか、同士という感じなので、恋愛関係とごっちゃになれないと思っていました。

で、最初で最後となった日本人男性の元彼とおつき合いした時、終電後しか帰宅できない超忙しい彼だったので

私はものすごい「重い女」と化してしまいました。

寂しがりやというか、ただの重い女ですね。


そんなもんで、誰かが口走る「私一人の時間がないとダメなのよね」
とかいう意味が全くもって理解できなかったんです。

1人なんて、寂しすぎる。
1人でいる時なんて、不安になる。
1人で過ごす時間が恐い。

と思ってましたから。

でも、結婚したら

「あー、1人の時間がないと、こりゃ無理だわ」

って、初めて分かりましたよね。

そして、結婚してから1人で自由に使っていい時間に
「最高!」と思える時間の使い方ってのが、

独身当時、1人でいることが身を絞るくらい寂しくて、消え入ってしまいそうな孤独の底でよくやっていた「美しい音楽を聴く」ってこと、だったりするんですよ。

不思議なもんですよね。
1人で寂しく音楽聴いてた時って、天涯孤独で、宇宙で私はひとりぼっち。
なんて思いながら、そして、なんて美しい音楽なんだ……。って、涙していたこともしょっちゅうなのに。

今日は投げ銭制というbar bossaの林さん流の有料記事にしてみようと思います。記事を読んでよかったなと思ったら、購入ボタンを押してもらえるとうれしいです。

購入してくださった方には、この後につづいて、私が涙しながら聴いていた音楽をメモが読めるようになります。

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