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ピルの効果と飲む理由


先月もピルを処方してもらいました👏

せっかくなので、多くの人が気になるピルの副作用や、
ピルを飲むことの効果について、私の経験を書きたいと思います✋

ピルをこれから飲みたいけど怖いな〜と思ってる女の子や
パートナーの身体や自分たちの性の関係についてもっと理解したい、最高にイケてる男性のみなさんも読んでいってください📕


1、ピルの種類 

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名前:ラヴェルフィーユ(トリキュラーというピルのジェネリック)
種類:低容量ピル(ホルモン含有量が低量)
お値段:(私が処方してもらっているクリニックでは、一つ¥2,800)

2、副作用

私は別の低容量ピルをアメリカで飲み始めた時に副作用が出ましたが

帰国後に同じものが手に入らなかったのでラヴェルフィーユ に変更。この薬で副作用は出ませんでした。


一方、アメリカで飲み始めた時は、少量の出血が2ヶ月ほど続いた(ずっと軽い生理のような状態)他、飲み始めの2週間くらい、しきりに甘いものや炭水化物を食べたくなりましたが、ジムにも普通に行っていたので太るようなことはありませんでした😀

つまり、一般的に噂されている「太る」「ニキビができる」というような副作用はデマですが、吐き気や頭痛が続く時はすぐに再診してね、とお医者さんに言われます。

もし太るのだとしたら、甘いものや炭水化物をピルの影響でいつも以上に欲するようになって、その結果として太るのかもしれません。が、ピル自体に人の身体を太らせる成分は入っていないからね〜アッハッハとお医者さんは笑っていました。

ただ、喫煙をする女性はかならずお医者さんに申告してください※
喫煙をしながら通常のピルを飲むと、「血栓症」という病気にかかるリスクが150倍と言われており、場合によっては死亡リスクも。
これだけは注意してくださいね!!

3、ピルを飲み始めた理由

・生理のときの腹痛や、大量出血からくる鈍痛が耐えられなかった
・体調をコントロールしたい
・ピルを飲むって欧米セレブみたいでイケてる
・ピルを飲むって知的、自立しているイメージ
・30歳までは確実に妊娠や出産を避けたい

4、ピルを飲んで悪かったこと

特にありませんが、
最初の2ヶ月くらい、ずっと出血していたことはストレスでした。
すごく軽度な貧血が続いているような状態で、だるさがありましたが、
お医者さんに相談して、鉄分のサプリなどで補填するのもアリ。
(私はめんどくさがりなのもあって、そこまでしませんでした)

5、ピルを飲んで良かったこと(もりもりあります!)

・生理が断然楽。
生理前の鬱々とした気分(いわゆるPMS)はどうしてもありますが、その日数や加減は格段に改善されました。
出血量も減るほか、生理の開始と終了がハッキリするので、予定も立てやすく、生理用品の準備も安心😚

そして、私にとって何よりも大きな影響だったのが
「私の身体は私だけのもの」

という感覚をハッキリと持てるようになったことです。

自分の意志でピルを飲み、生理や生理痛だけでなく妊娠といった重要なことも自分でコントロールする。
この小さな積み重ねが、「私の身体は、私の人生は、私のものなのだ」という感覚を与えてくれました。

私の身体は私の同意なくして触られていいものではないし、
私の同意なくして性行為や、妊娠可能性のある形での性行為を行われていいものではない。

そうハッキリと感覚できるようになりました。

(ただ、ここで注意しなければならないのは、
一番のセーフセックス(安全な避妊)は
ピルとコンドームを両用することです。

コンドームの避妊率は82%(色々情報が違うのであしからず)と完璧ではなく、実際穴が空いていたり、古かったり、なにが起きるか分かりません。
とはいってもピルだけでは、今度は性病から自分や相手を守ることが出来ません。)


こんなところでしょうか。

私の身体は、私だけのものであり
私の人生は、私の意志とタイミングで舵を取っていきたい。

その手段は人生の中でたくさんありますが、
ピルもその中の大切なひとつ、ということです。


そして最後に、
日本には月給手取り20万以下の人々がたくさんいます。
その中には女性が多く存在します。

私もきちんとお給料をもらうようになるまで、
日本ではピルに手を出せませんでした。
イギリスやアメリカでは、学生や低収入の人は無料でピルを処方してもらうことができます。

都内で一人暮らしをしながら、20万以下で暮らす人間にとって
「生活に必要なもの」を優先していくと
ピルにまで手が回らない、という状況は大いにありえます。

今、彼女がいる男性は
性行為について、ゆっくりとパートナーと一度、コミュニケーションをとってみてはいかがでしょうか。

ゴムだけの避妊で彼女が不安に思っていないか、
もしかして経済的な理由でピルを処方してもらっていないのではないか。
自分たちのセックスについて彼女が、そして自分がどう考えているのか。

時間をかけて、ゆっくりと、向き合ってみてはいかがでしょうか。

避妊は確実にしていますか。
性行為についてどう感じるか、定期的に彼女と意思疎通の時間をとっていますか。

男性が積極的に避妊具をつけてくれると、
「私の人生を、ちゃんと考えてくれているんだな。
 私の身体を大切にしてくれているんだな。」

と女性は安心します。安心して交際をすることができます。


結びに。

残念ながら私の学生時代の性教育ではピルについて教わらず、

ジェンダー学やフェミニズムを学んだことに助けられてようやく、
ピルを実際に飲む勇気が出ました。

飲んでみたらなんてことはない、
ピルは生活のあらゆる面で私を助けてくれたし、
「私の身体は私のもの」という素晴らしい感覚を与えてくれました。

人との関係や、性行為、生理、ピル、女性であること、男性であること・・・

複雑で混沌とした世界の中で、
ピルは自分の意志を保つことのできる、心強い味方なのかもしれませんね(^ ^)✨

おしまい





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