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人は自分が見たいようにしか他人を見ない

「面談で説明してくれたらどんな仕事をしてくれたか、分かるから。あやとさんの仕事を◯◯さんがやったことにしといてよ。」

エライ人の説明に、

「私は自分が活躍するために知識と教養を積んできましたので、お断り申し上げます。」

と返す。激昂したエライ人は、朝から夜まで、

「それならお前を業務から外す。」

と、パワーで成果を奪う行動に出る。1日のチャットが30通を超えた辺りから、私はグループチャットからは退場し、メッセージを見なくなった。すると今度は、別の手段で非難を受ける。

これは奥さんがいたら、別居となっても当然だよね。と思った。

他人からの執着心は、やられた方にしてみると、与えている方が感じる何倍も恐ろしい。
…………………
やっと逃げたところに、今度は別の方からメールが届く。

「今、話すことはございません。」

とお伝えするも、

「◯◯さんが仕事を仕上げたように見えても、あやとさんが70%〜100%やったと周りが分かってくれたらよいじゃないか。」

と、何度も届く。だから私は、

「私が100%仕上げた証拠メールを送っても、『そんなことあった?』と私の仕事を消されてしまった。

事実を正確に評価する能力があるのであれば、周りが分かってくれるとの見解に行き着きますが、

事実に関係なく見たいようにしか人を見ないので、人気不足の私の仕事を周りが分かってくれることはない。

だから、良くないです。なお辛いので連投はご遠慮下さい。」

と返す。
しかし、1時間程度で5通以上のメッセージが届くような状況は収まらない。それが1週間以上続いて耐えられなくなったとしても、反論をしてしまえば、彼らの心に火が点く。まるで日頃、頼ってもらえなかったことの鬱憤を晴らすかのように、止まらないメッセージは1週間で30通を超えた。
………………
人は自分が見たいようにしか他人を見ない。勝ちを譲れば、譲った方が偉い、耐えた。ではなく、負けた、仕事をやっていない、ダメな奴となる。

遠慮や謙虚さで評価してもらえるのは、社会的評価を得て、高いところに立った先だろう。ただの一社員は、遠慮と謙虚さで潰される。

パワーを使って正当な評価をしない手法は、自分が好きな人だけをチームに入れて、心地よくおだててもらう場所作りに役立つだろう。この手法によって他者をコントロールすることは、大切な人がコントロールされたことで逃げられても辞められない。ピラミッドを作り、頂点で自分が称賛されたいがために、真実と異なる評価で人を潰す。反論するものなら、異次元のメッセージ数でねじ伏せようとする。

だから、自分が成した仕事の成果は、他人ではなく自分が評価し、地に足を張らなければならないのが組織で生きるポイントである。
………………
私は勝利を譲らない。私が勝ち取ったものは、私の仕事である。耐えること2週間、地に足を張り、待った先に、営業の人がいた。

「法務の人たち、特に◯◯さんは異常に恐ろしくて、誰も近寄らなくなり別会社みたいだった。だから、組織を一緒に改革して欲しい。このままだと営業部が潰れる。」

とのことだった。

自分が自分の評価を譲らなければ、自分を評価してくれる人も現れる。先は暗中摸索ではあるが、真実への評価は、自分が成す。自分を諦めて他人に判断を委ねれば、もうそこから簡単に落とされるのだろう。何を成したかは見てもらえない、他人都合の解釈によって真実は消えるのだ。
………………
この先、どうなっていくか分からない。それでも、私は他人がみた、他人に好都合の私になる必要はない。如何なる状況下においても、淡々と真実を過不足なく説明し、地に足を張る決意を忘れないようにしたい。
今年の抱負として。

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